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[一言]
更新有り難う御座います。
今回も楽しく読ませて頂きました。

……はい、相変わらずの変態服飾職人で[安心]しました!?
  • 投稿者: yana
  • 40歳~49歳 男性
  • 2021年 07月24日 09時32分
感想ありがとうございます!

安定安心の(※安心はしない)エリザベートです!(グッ!)
[一言]
本当に一等地にある屋敷に価値ある美術品が集まっているのなら、骨董商程度の残す金銭より屋敷と屋敷の立つ土地と屋敷に付随する他の動産の方が遥かに価値が高いでしょう。
屋敷や美術品も公平に遺産分割すべきだし、そもそも養子の少女より実子達の方が屋敷への思い入れは強いと思われます。自分の育った家が親が晩年に連れてきた余所者に奪われたらどんな気持ちになるでしょうか?
ちょっと主人公たちを応援できませんね…
  • 投稿者: 遠矢
  • 2021年 07月23日 10時13分
感想ありがとうございます!
このあたり作者の教養が足らず背景を踏まえて書けなかったなと、感じているところです。
数年前の時点で至らなかった点を、日々勉強しておりますので、前よりもいいものをこれから書けるようにいたします! 林晶さんのご意見を受け止めさせていただきます。
[一言]
オズくんは語りたい8
(オズワルドの幼い頃のお話)(え?知ってた?)(大人発言するオズワルドがいるからさっ)(自分でも『え?オズワルドの幼い頃の話だよね?』となった二次創作)



ロープを使っての実践練習が始まり数日が経った頃。

「かなりバランスを保つのが上手くなってきたな」
「そ、そうかな?えへへ…。オズっちの教え方が上手いからだよ」

当初、オズワルドはシルネのポンコツぶりを見て、かなり難航するかに思われた練習はいい意味で裏切られる形になった。
元々、シルネの運動能力は良かったようで、ちゃんとした基礎を教えれば上達ぶりに目を見張るばかり。覚束なかったロープの上でのバランスも、オズワルドと会話が出来る程度に安定してきていた。

「じゃあ、次はバランスを取りながらロープの上を歩く、だな。出来そうか?」
「が、がんばる!」

一度、シルネをロープから下ろさせ、ロープの高さを上げるオズワルド。

「え?高くするの?」
「うん。この高さで慣れ続けるよりは、少しだけ上げる方がいい。最終的には一番上にするつもり」
「ふぇ…。一番上…って」

櫓の高さは大体5メートル程。
見上げるシルネの表情は段々と青くなり、涙目でプルプルと首を振る。

「む、無理だよぉ…。落ちたら死んじゃうよぉ…」
「大丈夫だ。下には落下しても大丈夫なように網を張るから」
「怖くて足が竦んじゃうよぉ…」
「言っただろ?少しずつ上げるから、高さに慣れるんだ。団長も先輩もシルネなら出来ると思ったから任せたんだと思う」
「うぅ…。オズっちは?」
「うん?」
「オズっちも、ボクは出来ると思う?」

目の端に涙を溜めながら、シルネは上目遣いでオズワルドを覗き込む。

「当たり前だ。俺が教えてるんだから出来るようになる。それに、出来そうもない奴に最初から練習に付き合ったりしない」
「ううん?ボクなら出来ると思ってくれてるんだよね?」
「そう言っただろ?」
「ふふ。オズっちって不器用なんだね?…わかった!ボク、がんばる!」

胸の前で両手拳を握り締め、フンス!と気合いをいれるシルネ。ギシッと音を鳴らせながらロープの上に立つ。



「うひゃああ!」
「大丈夫か?」
「う、うん。網があるから」

高さを上げての練習は遅々として進まなかった。
シルネはグッと我慢しているようで、オズワルドにはなんとなくその理由が思い至っていた。

「怖いか?」
「…!こわ、怖くないもん。怖くないもん!ボクだって出来るんだからっ!」
「うーん…」

シルネは隠しているようだが、オズワルドにはシルネが高所恐怖症を克服出来ないでいるのは分かっていた。
苦手とする事を克服するのは並大抵の事ではない。だけど、シルネがそれを克服しないと団員として活躍出来ないだろう事は分かりきっている。
シルネ自身、その事にはとうに気付いている。だからこそ、気がはやって無理をしているのもオズワルドは気付いていたのだ。

「シルネ。怖がってもいいんだぞ?」
「え?」
「怖がるって事は克服したいんだろ?でも、ヤケになってやるのはダメだ。上達するものもしなくなる」
「う、うん?」
「なんで克服したいんだ?上手くなりたいのか?」
「え…」

オズワルドの問いにシルネは口篭る。
改めて『なぜ?』と問われれば、今までのシルネなら答える事は出来なかっただろう。
団長や先輩に促されるまま、出来るかどうかも分からないロープ渡りを任され、分からないままに練習を繰り返していた。

だが、今はオズワルドがいる。オズワルドがいるから、いたから、出来ない事が少しずつ出来るようになってきた。
オズワルドの期待に応えたかった。オズワルドが出来ると言ってくれたから出来るようになった。オズワルドが…。

「オズっちの」
「俺?」
「オズっちの喜ぶ顔が見たいから。ボクが出来るようになった時の、オズっちの笑った顔が見たいから頑張りたい」
「俺の…笑った顔?」
「うん。すっごく嬉しそうな顔で笑ってたよ?知らなかった?」

オズワルドはしばらく呆けた顔になった。
確かに、シルネがひとつずつ、オズワルドの示した課題をこなしていくのは見てて嬉しかった。出来なくて泣きそうになったのを慰めたのは数知れない。でも、シルネは諦めずに頑張ってきた。
その様子を見て喜んでいたのは自覚していた。けど、笑っていた?

「そうか…。笑っていた、か」
「オズっち?」
「うん、そうだな」

伏し目がちに考え込んだオズワルドはシルネに目線を合わせる。

「シルネの頑張る姿に俺は影響されたんだ。泣き言は言うけど諦めずに、何度も失敗しても成功するまで何度も。だからかな。シルネはすごく輝いて見える」
「え?お、オズっち?」
「シルネなら出来る。ああ、出来るさ!皆を驚かせてやろう!やれるんだって!こんな事も出来るんだって!」
「う、うん!」
「頑張れ!俺に出来る事ならなんでもやってやる!」
「な、なんでもっ!?」
「ああ!なんでもだ!」
「じゃ、じゃあ!ロープ渡りに成功したら…あ、あたまなで、て…ほしい」

シルネの提案に一瞬、目を白黒させたオズワルドだったが、『なんだ、そんなこと』と快諾した。

「や、約束だからねっ!絶対だよ!」
「わかったわかった」

興奮冷めやらぬシルネを落ち着かせ、練習を再開させたオズワルド。

何度かの失敗を繰り返して、シルネはロープ渡りを成功させたのだった。

ーーー

「やっぱ、ご褒美って必要なんだねぇ」
「主さん、ご褒美って言い方」
「え?でも、それがあったからシルネは頑張れたんでしょ?」
「それは、まぁ…」

パキリと菓子を頬張りながらオズワルドはそっぽ向く。
その時の様子を思い出したのか、耳がピコピコと忙しなく動いていた。
レナはそれについてはツッコまず、ただニヤニヤとするだけ。

「練習出来るのも、もう日数ないよね。目標まで届いたの?」
「ハッキリ言えば、本番までは間に合わなかった。時間が足りなさ過ぎた。あと3日あれば出来るようになったと思う」

自分の事のように悔しく話すオズワルド。
レナはただその様子を見守っていた。
  • 投稿者: 鳴鳳
  • 2021年 07月18日 20時20分
かーーーわーーーーいーーーーーいーーーー(机に寝そべってムニャムニャと萌えてる)

シルネたんの口調とか欲求とか(欲求いうな)絶妙ですね……
オズくんとの変化が愛おしい
二人ともが変化してきているのが、応援したくなりました(超しています)

悔しいって点で締めるのもハチャメチャエモい〜!
見守りとてもとても好きです…
[一言]
更新有り難う御座います。
今回も楽しく読ませて頂きました。

……いやぁ……今日も何が何だか、ニャンダー……
いえ、何でも無いDeath !+*:."( / `△´)".;*+

それにしても、イラストのブラック(ダーク?)チョココさん、
何か自由の女神っぽい?
……右手に松明……いや、ソフトクリーム(チョコ味)を持たせて……。
(松明(炎)だと溶けちゃいますしね?)
  • 投稿者: yana
  • 40歳~49歳 男性
  • 2021年 07月17日 09時13分
[一言]
更新有り難う御座います。
今回も楽しく読ませて頂きました。

親子原価……いや喧嘩(?)終決!?

あと、そのしゃべり方(語尾)……
なんだかカード(闇の)ゲームが始まりそう?
(又は教団の代表)

そして、タイトル(飴と鞭(物理))を見て、
悶えていた金色羊をお届けにあがりました!?

つ( 6´Д`)=3=3
  • 投稿者: yana
  • 40歳~49歳 男性
  • 2021年 07月10日 01時02分
[一言]
チョココブラック草刈機武器にするんですか?
  • 投稿者: 幻劉
  • 2021年 07月09日 23時06分
[一言]
オズくんは語りたい7
(物語書いてると楽しい)(読んで貰えると嬉しい)(反応あると喜ばしい)(そんな思いで書いてる二次創作らしい)




サディス宰相から受け取った羊皮紙の効果は抜群だった。
物珍しさ、オズワルドがいると聞きつけた人達、ただの野次馬、中には絡んでくるチンピラ風情といった者達まで、誰か来る度に羊皮紙を出すと皆、一目散に去っていった。中には青い顔して、この世の終わりのような雰囲気を醸し出す者も。

それでも、オズワルドは羊皮紙の中身を改める事はなかった。

(たぶん、知らない方がいい気がする)

訪れる者達の数は見る間に減り、今となっては通りの向こうから覗く程度の野次馬しかいない。

「…まぁ、大丈夫だろ」
「オズっ、ち!なんか!言った!?」
「なんでもない。呼吸乱れてるぞ」

いまシルネはバランス感覚を鍛える訓練を行っている。太い丸太1本の上に板を渡し、その上に並行に立つという初歩的なものだ。
最初、シルネは何度もバランスを崩していたが、次第に慣れ始め、多少はグラつくものの両手を伸ばして、なんとかバランスを取る事が出来ていた。

「よし。次は目を閉じて」
「目を?うん、わかった!」

オズワルドに指示されるままに従うシルネ。次の瞬間にはバランスを崩し、板から落ちてしまった。

「わわ!」
「大丈夫か?」
「う、うん。目を閉じただけでバランス取れなくなったよ」
「体にバランスを保ってる感覚を身に付けないとな。代わってみろ。これぐらいは出来るようになる」

オズワルドは板の上に飛び乗り、目を閉じ両手を広げる事もなく、片足立ちでバランスを保つ。

「す、すごい!すごい!オズっち、すごすぎるよ!」
「リラックスするのが大事なんだ。シルネは体に力が入り過ぎてる。抜き過ぎも良くないけど、この感覚が身に付けば、ロープの上でもバランスを取れるようになる」
「な、なるほど!あ、準備運動とか筋トレ?とかもこの為に?」
「まぁ、そうだな」

ぴょいぴょい跳ねながら、すごい、すごいとしきりに連呼するシルネ。この程度で大袈裟な、とオズワルドは若干頬を赤らめる。
ぶっちゃけ、オズワルド並に出来るようになるには一朝一夕とはいかないが、それなりの目標を示すのがシルネも頑張れるだろうとオズワルドは判断した。

(やっぱり、目標がないと、な)

シルネの頑張りを見て、遥か先にいる人物を思い浮かべながら、静かに気合を入れ直すオズワルドだった。



しばらく、基礎鍛錬に時間を費やす日々が続き、いよいよ本番さながらにロープの上に立つ練習が始まった。

サディス宰相に頼み、安全性と耐久性に優れた櫓を2つ用意してもらった。ロープを張るための仕組みも取り付けられていて、作りとしては簡易的なものではあったが、それまでシルネが建物の間にロープを掛けたものとは比べるべくもない。

「ふわああ。こんなしっかりしたの団にもないよ!」
「そうなのか?解体と設置は簡単に出来るようだから、練習が終わったらあげるよ」
「えっ!?いいの!?…で、でも、お高いんでしょう?」

喜んだのも束の間、シルネはとても自分では支払えないのではと恐々とする。
首をふり、オズワルドは心配いらないと言う。

「簡易設置出来るように試作したものだから、逆に問題点があれば教えてほしいってさ。もちろん、問題点を克服したものを改めてくれるそうだよ」
「ふえぇ…。こんな立派な物をポンとくれるなんて…。オズっちの店って本当にすごいんだね」
「いや、まぁ…」

オズワルドは自分が魔王の息子だとは言い出せないでいた。黙っているつもりはなかったが、言い出すきっかけをずっと見失っていたのだ。

「んんっ。さ、早速、練習始めるぞ。高さは調節出来るから、最初は低めで」

オズワルドはシルネに手伝ってもらい、それぞれの櫓に取り付けられた滑車のハンドルを回す。
上から徐々にロープが降りてきて、胸の位置まで降ろす。

「ロープはちゃんと張れてるな。よし。シルネ、上がってみて」
「う、うん!」

櫓に捕まりながら台を上がり、ロープの上に立つシルネ。

「最初はゆっくりでいい。バランスを保つ事に集中するんだ」
「わ、わかった!オズっち!見ててね!」
「がんばれ」

ーーー

「太っ腹だね」
「元々は各地で簡易拠点を築く為のものだったんだって。実際の使用感とか問題点とかあるのか分からなかったから『ちょうどいい』とか言ってたっけ」

オズワルドが頼んだとはいえ、本格的な物まで用意するとは、失礼ながらレナはひどく感心していた。
しかも、お代はいらないという。

「櫓かあ。櫓…櫓といえば、盆踊り…」
「ボンおどり?なにそれ?」
「あはは。後で教えてあげるよ。続き話して?」
「わかった」
  • 投稿者: 鳴鳳
  • 2021年 07月05日 13時10分
盆踊り好きww(*´艸`)
それにしても小物使いがたくさんでワクワクしますね……!世界観が広がって最高!
この丁寧なやりとりに非常に和む……(*´ω`* 尊い…永遠に見たいわ…
この子達ちゃんと対話ができるから安心してみていられるんですよね。壁になりたい。そんな回でまったりと楽しませていただきました〜!!!!!!
[良い点]
アグリスタの、予想より早い良い方向での進化
[気になる点]
チョココが先輩従魔(特にあのコ)の制裁に耐えられるのかどうか……
[一言]
いつも楽しく読ませてもらっています。
書籍版を読んでいると特に、プロットや伏線の上手さ、大変さに気付かされる思いです。
  • 投稿者: プニム
  • 2021年 07月03日 17時32分
感想ありがとうございます!

アグの進化は私もチョココにまかせていたので、こうしてくれたか〜!って嬉しく思いました♪

(特にあのコ)=割といっぱいいる……笑
 チョココはのらりくらりとかわせそうだから、逆に、色々と思い切ったやりとりが書けそうです。

いつも読んでくださっているの本当にありがたいことです!嬉しい!ヾ(*´∀`*)ノ
これからもこだわりますので、ぜひ楽しんでいってください〜!
[一言]
更新有り難うございます。
今回も楽しく読ませて頂きました。

……いやぁ、カオス(いつも通り)だなぁ……。
いつも通り過ぎて、危うく(?)[闇サディス]を
読み飛ばすところでした……。

そして、闇(病み=厨二病)レナちゃんが!?
  • 投稿者: yana
  • 40歳~49歳 男性
  • 2021年 07月03日 13時39分
感想ありがとうございます!

よかった気づいてもらえて!笑
闇セリフのところ超楽しかったんですよヾ(*´∀`*)ノ
[一言]
更新有り難う御座います。
今回も楽しく読ませて頂きました。

……[ダーク○○]と言う存在が、
(チョ)ココまでコミカル(ポンコツ)に書かれる(描かれる)のは、
この物語位かも!?

そうなると”悪しき存在[ダーク]チョココ”と言うより
”ポンコツな[駄悪(ダーク)]チョココ”と言うか……?
  • 投稿者: yana
  • 40歳~49歳 男性
  • 2021年 06月26日 10時09分
感想ありがとうございます!

コミカルらしく書けてましたかヾ(*´∀`*)ノやったあ!

駄悪w とてもいいですww
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