感想一覧

怖いと言うか、陛下は自分にも他人にも厳しいタイプの人間です。直接関わっていなかったとはいえ、息子の教育に失敗したと、心から悔いているものと思われます。
しかし、そんな親の心子知らずを地でいく二人の話……。逆にどう建設的な話にしようかと考えると、かなり難しいです。

もう本当に理不尽で不憫ですね。グラディクトを親にして生まれたのが、最大の不幸です。
せめて本人に自覚して欲しいと思う人は多いかと。

大事なところは人任せにせず、しっかり対応していた国王陛下の実像を書いてみました。
マグダレーナと比較されても妬んだりひがんだりせず、彼女の能力を最大限に活かす事ができる彼と比較すると、某グラグラの駄目っぷりが際立ちます。本当にどうしようもないですね。

エセリアにまで誤解されていた、凡庸だけど結構狸な国王陛下（笑）。何でもできるし先が読めると他者から見られているエセリアも、実は結構見えていないところもあるんだよ的なエピソードも挟みたくて、この回を書きました。

エセリアが子供の頃、マグダレーナ主導で各制度が立案実施に及んだ時に、「陛下は何をしてるんだ」的な表現をした時があったので、本当だったらそこで書いても良かったのですが、本筋とは関係ないのでざっくり省いた経過があったもので。（どうしても子供のエセリアが直接国王に拝謁できる理由が思い付かず、伯母のマグダレーナに個人的に面会を求めた時に、総大司教を同伴した形にしてすっきり纏めました）

グラディクトに関しては、付けた教育係が頑張ったけど、本人がうまく取り繕っていたか、あまりの理解力の無さに教授陣が自分達の落ち度にされたくなくて、多少の事には目をつむっていたか……。取り敢えず取り返しがつかない事だけは確実です。どこまでも転がり落ちて貰おうかと。

確かにローダスを、これ以上は無いくらい追い込んでいるシレイアです。第三者から見ると、もう逆プロポーズなんかじゃなくて、脅迫としか思えないという……。
でも本人達が納得して幸せになれば、終わりよければ全て良し、と言う事で、ローダスには頑張って貰いたいです。（笑）

エセリア達のその後に関して、番外編だけに長々と書くつもりは無いのですが、楽しんで貰えたら嬉しいです。

仕事では能力を発揮するのに、プライベートではぐだぐだと、実は落差が大きかったローダスです。でも大丈夫。
暴露されてもエセリアは一応フォローする気ですし、悪いようにはしませんから。ここが踏ん張り所だと、頑張って貰います。

シレイアは確実に怒り狂いますね。だから彼女の周囲には、賭けに関しての箝口令が敷かれています。

今回もエセリアは、色々な方向で活躍する予定ですので、お楽しみに。

まさかの疑惑発生……、と言うか真相発覚？
今回エセリアの立ち位置は、キューピッドと言うより小悪魔っぽいです。（笑）

ありがとうございます。
本編とは話の流れが違うので、どうかなと思っていたのですが、婚約破棄とは別な事に邁進するエセリアを、見守ってあげてください。