感想一覧

▽感想を書く
感想絞り込み
全て表示
[1] << Back 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30  Next >> [37]
[一言]
「私は無人島の取り合いなど知らんというのがアメリカの本音だと思います。」

 それがただの無人島の取り合いでしたらその通りでしょうけど、この場合失うのは無人島だけで済まない可能性が出て来ます。湾岸戦争時にその補給物資の半分以上は日本にある米軍の貯蔵庫から運ばれたのは御存知ですか?日本はアメリカの世界展開(グローバル・リーチ)能力の重要拠点なんですよ。だからこそ、アメリカは日本に対して在日米軍の地位協定で、あそこまで気を使ってるわけで。
 駐留米軍が事故や不祥事を起こした場合、謝罪しているのは日本のケースくらいなんですよ。かつてイタリアで米軍機がロープウェーのケーブルを切断してゴンドラが落下、20名が死亡した事件がありましたが、アメリカは謝罪せず、パイロットもお咎めなしでした。容疑者の段階での身柄の引き渡しに応じているのは、日本に対してくらいです。
 日本もジブチに基地を持っており、同国と地位協定を結んでおりますが、自衛隊員や海保職員またはその関係者には外交特権が付与され、ジブチには一切の裁判管轄権が無いのです。これが当たり前なのですが、日米地位協定は違いますよね、アメリカが大幅に妥協しているのです。
 仮に日本が湾岸戦争の時に中立を宣言した場合、アメリカは日本の施設を、全く使えなくなっていました。日本はアメリカが戦争に訴える場合、中立を宣言する事によりアメリカの軍事行動を著しく困難にし得るのです。だからアメリカは日本に対して、上記のように気を使うわけです。
 更に言うなら、尖閣はアメリカが日本に直接返還したものであり、在日米軍のための施設まであります。これでアメリカ軍が動かないというのは、アメリカの面子の問題にもなるし、日本以外の同盟国からの不信を抱かれる事になります。可能性の問題でありますが、尖閣有事にアメリカ軍が動かない可能性は、動く可能性と比べて、かなり低くなると考えます。
  • 投稿者: 鉄底海峡
  • 40歳~49歳
  • 2018年 03月04日 13時28分
ご意見ありがとうございます。
いずれにしても、アメリカも戦争はしたくなく、口だけだすならいくらでもするけど、実際にはどうかあてにありません。
私は、アメリカなど信じてはいません。
日本は自らを守るしかないのですが、左巻きが多すぎます。
[一言]
「今までの考えでは撃たれて始めて反撃できるというもの」と言うのも、激しく間違っておりますな。

 世界最初の自衛権の行使事例って、どのような事案だか知ってますか?通称『キャロライン号事件』と呼ばれる、米英間の紛争で自衛的先制攻撃の実例だったりします。
 つまり、先制攻撃を仕掛けたイギリスが、自衛権という考えを持ち出し、表明したわけです。以下キャロライン号事件の概要を説明します。

 1837年、当時はカナダはまだイギリスの植民地でありましたが、独立運動が盛んとなり、アメリカからも独立勢力に同情的な人たちが支援しておりました。但しアメリカ政府は、カナダ独立運動に加担した者たちにいかなる支援もせず、むしろ援助を取り締まる方針を打ち出しておりました。
 1937年12月、カナダ反乱の指導者w・マッケンジーはトロント蜂起に失敗し、アメリカにのがれて来ていた。彼はそこでアメリカ人義勇兵を募り、ナイアガラ川の中州(カナダ領)を占領し立て籠もります。
 キャロライン号はこの中州とアメリカ本土との間を往復していた連絡用の小汽船の名前です。イギリスはアメリカに中州に物資や人員を運ばないように依頼しましたが、効果は有りませんでした。
 英国はこれに対して自前で攻撃を開始、アメリカ側に停泊していたキャロライン号を英国海軍が拿捕し、船体に放火したうえでナイアガラの滝から落して破壊してしまいます。
 アメリカ政府はさすがに英国に抗議しましたが、英国はキャロライン号が反乱勢力に加担していた事は明白だとし、自衛のための行為であるとして受け付けませんでした。
 その後もこの事件は米英間の外交上の小さな刺として燻り続け、1841年にウェブスター国務長官が書簡にて「自衛であるというのであれば、目前に迫った重大な必要性を明確にし、他に(武力行使以外の)選択の余地と熟慮の時間もなかった事も明確であり、非合理や行き過ぎた行為がなかった事も明示しなければならない。」(要約)と問責しました。
 これが後に「ウェブスター見解(またはウェブスター知見)」と呼ばれるもので、現在の自衛権の必要条件の基礎となっております。
 ウェブスター書簡を受けた英国側は、英国の行動がウェブスター長官の条件に合致する事を証明し、米国領土に侵入した事の遺憾の意を表明し、その遺憾の意を紛争初期に表明しなかった事を陳謝しました。アメリカもイギリスの陳謝を受け入れ、この問題は解決しました。

 つまり、自衛権の必要条件である、
「1.急迫不正の侵害があるか否か(急迫性、違法性)」
「2.軍事力行使以外に、自国を防衛する手段がない事(必要性)」
「3.その軍事力行使が、自衛のための必要な範囲内に留まる事(均衡性)」
の3つを備えている事が、自衛権行使の条件です。

 キャロライン号事件は、撃たれる前ではなかったですがキャロライン号が反乱勢力に物資を運んでいる事は明白であり、「(急迫)違法性」に相当し、アメリカがこれを取り締まっていなかった事実は「必要性」に相当し、イギリスの反撃も、その攻撃がキャロライン号に限定されている事で「均衡性」を満たしております。
 先制攻撃であるか否かは、自衛権の行使上問題にはならないのです。作中の話ならば、中国が尖閣諸島の奪還を宣言した段階で(中国軍の武力行使がなかったとしても)攻撃しても、自衛の範疇に留まります。

 そしてそのような事は、半世紀近く前から表明されております。1970年に内閣法制局が「武力攻撃発生」とはどのようなものであるかを、当所の法制局長官である高辻氏が国会で以下のように、答えているのです。
『まず武力攻撃のおそれがあると推量される時期ではない。
また武力攻撃による現実の侵害があってから後ではない。
武力攻撃が始まった時である』
とね。
 ただここで注意せねばならないのは、「武力攻撃のおそれがあると推量される」だけでは、自衛権を発動できないのです。ただその推量のみで先制攻撃を行うのは、予防的先制攻撃と言って国際法にも反します。
 だから、作中の条件で言えば、中国の尖閣奪還宣言がなされず、艦隊が港の中にいる段階や出港直後の段階(その矛先が日本であると判明したと言えない時期)での攻撃は、国際法的にも、日本国憲法的にも出来ません。中国艦隊が尖閣の12カイリ圏内に入った(その矛先が日本と判明した)段階で初めて、自衛権を発動できます。中国側からの武力行使が無くとも、ね。
  • 投稿者: 鉄底海峡
  • 40歳~49歳
  • 2018年 03月04日 10時03分
ご意見ありがとうございます。
しかし、今の左巻きの連中の考えは自衛隊そのものが違憲なのですから、自衛隊のすることすべてが気にいらないのです。
まさに彼らの考えは、撃たれない限り反撃してはいけないだと思います。
[一言]
 「今の憲法を厳密に適用すると、自衛隊はまさに武力ですから持てないのです。」

 と有りますが、憲法を厳密に解釈すれば、それこそ持てるんですよ。芦田修正って知ってますか?マッカーサー原案の時点では自衛戦争も含めて全ての戦争行為が禁止されておりましたが、マッカーサーの側近から「自衛戦争まで禁止するのは現実的でない」と諫言を受けてその部分が削除され、更に衆議院小委員会で芦田委員長から1項に「国際紛争を解決する手段としては」と言う一文と、第2項に「前項の目的を達するため」と言う一文が追加されたのです。
 これにより「国際紛争を解決する手段」ではない(例えば自衛権の発動による)戦争は認められ、「前項の目的を達する」のに支障がない(自衛のための)戦力なら持てるようになったのです。
 そして芦田委員長は、「(芦田)修正は自衛権を放棄しないためのものだ、議事録にも記されている。」と言っている。
 また憲法第98条第2項「日本国が締結した条約及び確立された国際法規は、これを誠実に遵守することを必要とする。」とあり、国際法上の自然法たる自衛権を認めないという解釈は、出来ません。「確立された国際法規」は、守らなければならないからです。
 そもそも、基本的に法の優先順位は、自然法>憲法>国際法>一般法ですので、より上位(自然法)に位置する自衛権を憲法で否定する事は出来ません。

 また、第66条第2項は、「内閣総理大臣その他の国務大臣は、文民でなければならない。」となっており、文民条項と言われておりますが、文民とは英語の「シビリアン」の訳語で、「(現在)軍人ではないもの」と言う意味です。
 これは芦田修正がなされる前に日本側からGHQに「軍隊持てないんだから文民条項要らなくね?」って事で削除許可をもらった上で削除されたのですが、芦田修正により「自衛のための軍事力なら持てるじゃん」っと、GHQの上部組織である極東委員会より指摘を受け、文民条項が復活したのです。
 文民条項が存在すると言う事は、軍人が存在する事が大前提であり、「(芦田修正により)軍事力が持てるから文民条項の復活が必要」と言う事で復活した文民条項があるのに、軍事力が持てないなどと言う解釈は、不可能でしょう。

 普通に解釈すれば、日本は軍事力を持てるのです。それを「軍」と呼称しなければ、ね。

 更にもう一点指摘しておくなら、現在の政府見解では、9条2項で言う「戦力」とは「超自衛力(自衛力を超える武力)」の事であり、自衛権の範疇に収まっていれば、9条2項で言う「戦力」には相当しないというものです。ですから、政府の人間が「武力だから持てない」などと、政府の方針に反する発言を行う事は(最良でも更迭を覚悟しない限り)出来ない事ですよ。
  • 投稿者: 鉄底海峡
  • 40歳~49歳
  • 2018年 03月04日 08時34分
ご意見ありがとうございます。
経緯はどうあれ、この憲法は素直に読めば、軍は持てないと思います。個人で抵抗するのはいいのでしょうが、侵略を受けたときはどうしようもありません。要するにこれを作った連中は日本人の生存権を認めていないのです。それを有難がっている日本人には腹が立ちます。今の政府等の解釈はまあ大人の対応ということですね。
1.日本国民は、正義と秩序を基調とする国際平和を誠実に希求し、国権の発動たる戦争と、武力による威嚇又は武力の行使は、国際紛争を解決する手段としては、永久にこれを放棄する。
2.前項の目的を達するため、陸海空軍その他の戦力は、これを保持しない。国の交戦権は、これを認めない

[良い点]
毎日更新は嬉しいです(*^-^*)
[一言]
物語が進むほど、魔法は世界中に広めちゃダメだと思ってしまいます。

処方したあとに自力で魔法能力を強化できる可能性があるなら、さらにダメかなと。

爆薬を遠隔操作できるようになったら、テロとか犯罪防ぎようないですしね。

主人公が中国の件で、当初の方針転換してくれるといいな。

感想ありがとうございます。
たしかに魔法は現代文明にとってはあぶないですね。
今後どうするかは、考えています。
[気になる点]
既に指摘されている方もいますが、尖閣は日米安保の対象であると、アメリカは何度も(大統領が変わる度に)明言しています。一例として、左記ニュースを参照してください。https://jp.reuters.com/article/abe-jp-us-dialogue-idJPKBN15P2S2

これで尖閣有事にアメリカが動かなかったら、アメリカは日本だけでなく、他の同盟国の信用を失います。アメリカの世界戦略が根本から崩壊しかねず、リスクが大き過ぎるでしょう。
  • 投稿者: 鉄底海峡
  • 40歳~49歳
  • 2018年 03月04日 07時44分
ご意見ありがとうございます。
私もその点は知っていますが、オバマ政権では随分じらされましたね。
私は無人島の取り合いなど知らんというのがアメリカの本音だと思います。
日本がしつこく言うから付き合っているだけで、トランプなんかキンペイからなんか餌をぶら下げられたら、ここで書いている妥協くらいはすると思います。
[一言]
このお話では、尖閣のみの攻撃の場合は米軍は出動しないとなっていますが、現実には尖閣も日米安保条約の対象となっていたと思います。
あと、軍事的には敵を一人殺した場合より、一人怪我をさせた場合の方が敵の戦力を大きく削げるとされています。中国船の弾薬を炸裂させて轟沈するよりも、通信機器やエンジン制御部分を破壊して行動不能にして、救助にリソースを費やさせたほうが効果が高いと思います。
ご意見ありがとございます。
米国が尖閣を安保条約の範囲に入れていると言っているのはして知っていますが、アメリカも自分の都合で話を直ぐ変えるのは事実ですので、すこし餌をぶら下げれば簡単に翻る程度の話ということでこうしました。
今回の戦いは1日で終わる戦闘になる予定です。
[一言]
 一応現状で海自の編制と運用がどうなってるのか記しておきますが、護衛艦4隻からなる「護衛隊(長〔隊司令〕=一佐)」が基本単位となり、護衛隊は第1から第4がDDH(ヘリコプター護衛艦)×1、DDG(ミサイル護衛艦)×1、DD(汎用護衛艦)×2からなる対潜グループで、第5から第8がDDG×1、DD×3からなる対空グループです。
 対潜グループは従来通りの対潜水艦戦任務が、対空グループは対弾道弾迎撃が主要な任務です。よって対空グループのDDGは、こんごう型です。あたご型には、対弾道弾能力はありませんので。
 さらに、対潜グループ1個と対空グループ1個で護衛隊群(長〔群司令〕=将補〔外国で言う少将〕)を編成します。昔の編制ではDDHが群旗艦でしたが、今は専属の旗艦は存在せず、群司令部は状況によってどちらかの隊旗艦に同乗するか、地方総監部の指揮施設から指揮を執るようです。
 護衛隊群は全部で4個あり、第1が横須賀、第2が佐世保、第3が舞鶴、第4が呉の地方総監部を本拠にしています。それに2桁ナンバーの、護衛隊群に所属しない護衛隊(DD及びDE2から4隻で編成)を合わせて護衛艦隊(長〔艦隊司令官〕=将〔外国でいう中将〕)を編成します。
 ただ、近年は第3と第4護衛隊群の編制が変化したようで、第3護衛隊群では、第3護衛隊がDDH×1(ひゅうが)、DDG×2(みょうこう、あたご)、DD×1(ふゆづき)、第7護衛隊がDD4隻となった。第4護衛隊群も、第4護衛隊がDDH×1とDD×3、第8護衛隊がDDG×2、DD×2という、変則編制になっている。

 なお、作中でヘリを置いていくようなことを言ってましたが、ヘリがないという事は対戦作戦に重大な支障が出るということです。ヘリが飛べない(航空優勢を敵に取られている)ような状況では艦隊を出すこと自体が、自殺行為です。
 汎用護衛艦はヘリを乗せることが出来るだけで、日常的な整備はできても本格的な整備はできません。きちんとした整備は、DDHで行います。
 また、いずも型にFー35Bを少数機積んでも意味はありません。防空に専念させた場合でも、常時上げておけるのは3分の一が限界であり、それなりの機数がないと、焼け石に水です。ましてや早期警戒機もない状況では、たいして役にも立たないでしょう。
 海自がイージス艦を導入する際に、軽空母を導入した場合とを比較シュミレートした結果、イージス有利という結果がでてたのは、必然です。近ごろFー35B導入という話が出てますが、それは昔でいう艦隊派のような勢力の希望であり、現実的な選択ではありません。

 なお豆知識として、潜水艦発射式対艦ミサイルは発射時の騒音がひどく、使えば必ず見つかること必定です。が、中国の場合大物を撃沈できる可能性がある場合は使うというバトルドクトリンが採用されているらしい。

 豆知識その2、いずも型DDHは基準排水量19500トン、ひゅうが型DDHは13500トン、排水量で1・5倍ほど差があるのに、建造費がほぼ同じ(さすがにちょっとだけ、いずも型が高い)なのは、いずも型が防空能力をほとんど僚艦に依存している(その分建造費が安い)のと、ひゅうが型がFCS―3という、最新高性能の防空システムを搭載しているため。
 FCS―3は性能も高いが値段はもっと高い代物で、ひゅうが型以外でFCS―3を搭載したあきづき型DDは、その高価格ゆえに4隻で打ち止め(当初の計画では12隻調達の予定だった。)になった。故に、個艦防空能力では、あきづき型と並び、ひゅうが型が自衛隊トップクラスだったりする。逆にいずも型は、DEにすら劣る防空能力しかない。
  • 投稿者: 鉄底海峡
  • 40歳~49歳
  • 2018年 03月03日 15時19分
ご教示まことにありがとうござます。
今回は、あまり自衛隊側の編成は詳しく書かないつもりですが、インターネットの情報にも限りがあり、大変参考になります。
ちなみに、対潜で困ると思い、いせを加えました。
[一言]
ミサイルとかの回路を切ったりできるなら
艦船なんて亀みたいなもんだから電子系統ズタボロにできそう
そうなったら海に浮かんだイカダだよね
ハヤト君がどう調理してくれるのか楽しみです
感想ご意見ありがとうございます。
言われる方向もあるかと思います。
[一言]
いっそのこと、中国のICBMを破壊したらどうですか。中国の内陸部にあるということなので、力が届くかどうかが問題ですが。この破壊によって、尖閣にちょっかいをだす余裕を奪うのです。核爆発は多重の安全装置があるので難しいかもしれませんが、推進剤に点火するのはできそうです。なお、原爆は正しく点火しないと爆発しないので、推進剤が燃えただけでは、起爆しません。
感想ご意見ありがとうございます。
先に指摘されてしまいましたね。
そのあたりはハヤトの復讐の一環です。
[一言]
2倍で早送りって逆じゃありませんか?
スロー再生の間違いではないでしょうか
ご確認お願い致します。
ご指摘ありがとうございます。
おっしゃる通りです。
何かおかしいなとは思ってはいました。
訂正しました。

[1] << Back 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30  Next >> [37]
↑ページトップへ