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[良い点]
ブクマやらを辿ってこの作品に辿り着きました。
読んでいてどんどん引き込まれていきました。


[一言]
怖い。ひたすら怖い。
「私のどこが好き?」に対して「全部好き。」って答えがみんな平和になる回答だと思っていましたが、じゃあ突き詰めてどの要素は好きでなんて聞かれ続けたらキレそう。
普通はこの要素は嫌いだけど、この要素は好きってのがあるし
嫌いな要素も時間が経って慣れてくれば好きじゃないとしても嫌いではなくなる事もあると思います。でもプロジェクト・エリコは好きな要素だけを詰め込んでるし
こんなこと考えた事なかったです。凄い!

ちなみに自分だったら声が好きかな笑
  • 投稿者: tamurana
  • 23歳~29歳 男性
  • 2021年 09月09日 23時06分
感想ありがとうございます!

言われて思いましたが、確かにプロジェクト・エリコのアプローチは、「嫌い」を飲み込むという恋愛の重要かもしれないステップが欠けているんですよね。「相手の嫌だと思っていたところが慣れて嫌いでなくなる」というのは、ああ、あるなあ、と思いました。

お読みいただきありがとうございました!
[一言]
これって精神病院で拘束されているような患者が相手ってこと!?とか途中までハラハラしながら読みました。コメディ…というよりはミステリー?サスペンス???カテゴライズが難しいですね。
  • 投稿者: 退会済み
  • 2021年 08月30日 01時47分
管理
ハラハラしながら読んでいただいて嬉しいです!

ジャンルをコメディにしましたけど、これはコメディじゃねえだろと色んな方につっこまれております(笑)

でもミステリとかサスペンスというジャンルもなんだか違うような気もして、難しいんですよね。本当に。
[一言]
確かに性格や外見がいくら好みでも、自分を見てくれない相手と一緒にいるのはとても苦しいのでしょうね…。
エリコの声が好きらしい、と最後に石澤君が言っていましたが、声で言えばメアリーさんも似ていると言うことだったので、どちらかと言うと「自分を自分として見てくれる人」「対話してくれる人」を欲していたのではないかと感じさせられました。
  • 投稿者: Animosity
  • 2021年 08月26日 03時20分
感想ありがとうございます。

そうですね、被験体として観察されるのではなく、文字通り心から向き合ってくれる相手でないと苦しいですよね。エリコには幾重にも薄皮を剥いでいった結果その心が無かった。

お読みいただきありがとうございました!
[良い点]
コメディかと思ったら、壮大なドラマでしたね!
すっごく面白かったです。
計画がマッド過ぎて怖い。被験者かわいそう。
最後の終わり方がまたステキです。
感想ありがとうございます!

どちらかといえばコメディのつもりで書いていたので、面白かったと言ってもらえれば嬉しいです。

ついに、書いてから十年以上経ってしまいましたが、時代がもう少し進むとこういうこともありうるのかもな、と思ったりします。

お読みいただきありがとうございました!
[良い点]
まず、最後の最後に救いを用意しておいてくれてありがとうございます。
読んでいくにつれてかなり精神的にキテたのであれが無かったらだいぶ引きずることになっていたと思います。
正直まだ結構よろしく無い精神状態ではありますので文章に影響しないようには気をつけてますが読みづらかったらすいません。
ここまでの記述でわかるかも知れませんががっつり引き込まれる良い作品でした。
そしてだいぶ考えさせられる作品でした。
少なくとも『私』を構成する根幹のところに大きく影響を及ぼす機会となりました。
まあこの『私』ももしかしたら解体したら何十人ででっちあげられたモノかも知れませんが
[気になる点]
喉のスピーカーと口パクは中々無理があると思いましたがそこは気にしてもしょうがないので。。。
ただ明らかにテレビで流せる内容ではなさそうなのに何故本当にテレビ番組の企画を使ってしまったのか、これだけのことができるなら偽番組でやるなりできるだろうし
むしろそうしないとだいぶ国としてまずいことになるってさすがに誰か気付くだろとか
[一言]
正直解体しすぎたことが原因なんでしょうね
これで実は病室から動けないって言っておいて会いに行って出てきたのが『音声担当へと指示するロボットが音声担当の音声サンプルを使用して会話する』状態のロボットであればなんだかんだ言って最終的に受け入れそうな感じがしました。
もっと言えば音声サンプルすら必要なく『音声担当へと指示するロボット』でも可能性があったように感じます。
その場合『人の亜種』というような受け取り方になり主人公であれば受け入れれると思いました。
しかし、『人格』のモデリングをした人達が喜々として解体自慢をしたことによって主人公にとって『人を真似た人工物』としてしか受け取れなくなったのではないかと思います。
つまり『エリを演じるロボット』ではなく『エリを演じるロボットを作った人達』によって自分が愛した一人が実は何十人だったのが一番の問題だと思います。
とは言え実は私達人間も神様やそれに類する者達が何十人でモデリングしているかも知れないので結局認識するかしないかの問題なのかも知れませんね

ぶっちゃけアナウンサーさんが最後に気遣かってくれた時にもしかしてこの人も、、、と思う程に思考してしまうくらい影響を受けた作品でした。
お読みいただきありがとうございます!
未返信であることに気づかず時間が経ってしまい申し訳ありません。

おっしゃる通りで、徹底的に分解してみる思考実験がこの作品のテーマでした。テセウスの船という話があり、パーツを入れ替えていったらどこでそれが違うものになるのか? という問いを恋愛対象においてやってみたというのがこの話の出発点であります。

色々現実的でないぶっ飛んだ設定なのはおっしゃる通りです。この番組あったら見てみたいですがまず難しいですよね。

最後の救いは石澤くんにとっても、もしかしたら作者にとっても必要なものだったかもしれません。
[良い点]
考えさせられる作品。
最後に救いがあったところ。
[一言]
読んでいる途中で、『ジョジョの奇妙な冒険』という漫画に登場する『吉良吉影』というキャラクターを思い浮かべました。彼ならばルナの手を好きになったと迷いなく答えるのだろうな、と。好きなパーツがはっきりしていますし。



石澤くんと三宮さんが結ばれたことは、個人的にはとても納得というか、収まるべきところに収まったような気分でした。

プロジェクトの面々ってみんな異質というか、俺がアレを担当してたんだぜだの、アレは大変だったよなだの、石澤くんをあくまでも被検体としてしか見てないように思えるのですよね。実験結果を同僚と語り合っているだけというか。

一方で、三宮さんだけは『エリじゃない』と言われて顔を覆ったり、石澤くんの一挙一動に感情を揺さぶられていて、彼女だけは『石澤くん』と話しているように思えました。いくつもあるエリのパーツの内、彼女だけは心が見えたんですよね。だから、石澤くんが探していたエリの心は彼女なんじゃないか、なんて思いました。



『いない人間は愛せない』とのことですが、自分以外の人間がいることを証明することはできないですよね。自分は水槽に浮かぶ脳みそで、電気信号を送られているだけかもしれない。哲学的ゾンビなんて言葉もありますし。五感が当てにならないことは目の錯覚なんかを考えれば明白ですし、現実は想像よりずっとあやふやです。『沙耶の唄』や『火の鳥』なんかを見るとよくわかります。
また、ある相手を見たとき、自分の知るその人、相手が自覚しているその人、自分も相手自身も知らないその人があると聞きます。話の中で告白されている秘密は、一番目に含まれていない二番目の内容ですね。つまり、秘密を全て曝け出そうと、結局相手の全てを認識することはできないのです。

こうしてみると『いる人間』というのは、案外自分の中にしかいないのかもしれません。
しかし、これは悪いことばかりではないでしょう。
漫画や小説の中のヒーローが夢を与えてくれるように、亡くなった知り合いが見守ってくれていると信じて前を向くように、現実にいなくとも現実の存在以上に自分を支えてくれることもあります。これは自分の中に確かに『いる』ということなのでしょうね。



夜中に見つけて一気に読み、衝動のままに感想を書いているため、支離滅裂になっていますね。深夜テンションってこわい。長文失礼しました。

この辺で締めるとして、最後に。

素晴らしい作品でした。出会わせてくれた作者に感謝を。
  • 投稿者: アカウント外から失礼します
  • 2021年 03月04日 07時22分
お読みいただき、ありがとうございます。


現実は想像よりずっとあやふや、ですね。その通りですね。
そう思うことが私もあります。人間の認識というものは、あるいは記憶というものは、意外に怪しいもんだと。自分が「いる」と思っているその人は、自分が思っている形で本当に「いる」のか、怪しいものです。怪しいゆえに、思い込めるか次第でどうにもでもなるのかもしれません。その意味では岸本の提案も満更無茶でもないのかも。

ボリューム感のある感想をいただけて嬉しいです。
どうもありがとうございました。


[良い点]
ボカロやMMDが好きな自分からしたらいいとこに突き刺さる良い作品でした。
面白かったです。
お読みいただいてありがとうございます。

よいところに刺さったとのこと、うれしく思います。
面白かったと言っていただき、何よりです。

書いてから十年近く経ちましたが、時代のほうが作品に追いついてきているなあと感じるところがあります。愛する人格が分解されたパーツから再構築されるのもいずれありふれたことになるのでしょうか。

感想ありがとうございました。
[良い点]
以下はネタバレ含みます。
色々考えさせられる所。あと胸くそエンドじゃない点。
[気になる点]
主人公視点から、エリがどれだけいい女性かのアピールをもっとした方がいいと思いました。
また、設定的に無理があるところがちょくちょくありましたが(口パクで1ヶ月交際はバレるでしょetc)、物語なので多少はいいのではと思います。
[一言]
読んでいて、だいぶ主人公君が可哀想に思えてきました。岸本含む研究者の悪びれもせずに主人公を騙す様な態度は自分には理解できなかったですね。まぁ、三宮さんの様にあの研究を善良な人間が行うには無理があったので、適切な人選ではあったのでしょうが(笑)

さて、この物語の主題として、「存在しないもの、人間でないものを愛せるか」というものがありますが、愛の概念が人によって変わる曖昧な状況では答えが出しづらいですね。ですが、この物語の結末からすると、「愛せない」という結論になるのではないかなと思えます。

個人的観点から考えると、先駆者様もいらっしゃいますが、それは「相手からも思われるという認識」という要素がないと人間は愛することができないためだと思います。(恋人同士に使われる愛においてであり、親子愛は除いて考えます)

主人公がエリに対して愛せなくなったのは、エリが主人公のことなど何も思っていない無機的な存在であったから。逆にそれまでは、どんな秘密でも主人公は愛せると言っています。それはエリから愛されているという認識があったから。そして、主人公が三宮に対して最後に好意をもったと気づいたのは、三宮から主人公へ大切に思われていると分かったため。ではないでしょうか。

この考え方だと、ロボットや架空の人間と分かってそれを愛することはできないと思えます。彼らには心がないですから。一方的に恋をすることはできるでしょうがね。

この作品は読者によって感想が変わるであろう、文学としてよくできた作品だなと思います。その能力は羨ましい限りです(笑)
  • 投稿者: 住まい
  • 2020年 08月25日 13時28分
住まい さん

お読みいただき、ありがとうございます!

「相手からも想われるという認識」……つまり愛されないと愛せないということですね。確かにずっと片思いはつらいですものね。

確かにエリのことをどんなに想っても、エリが(少なくともイッシーの期待する形で)自分に心を寄せることが無いのだと、そう実感できてしまったら、愛を持続するのは難しいのかもしれません。

恋はできても愛は続かない、というのは至言かもしれませんね。

ありがとうございました!
[良い点]
ちょっとずつ秘密が明かされていくところに引き込まれました。最後はちょっと強引かな?と思ったけどよくまとまっていたと思います。
[気になる点]
少子化加速させるであろう研究に国家予算おろすとかこの国大丈夫か?と突っ込んじゃいました笑
[一言]
アイドル、創作物のキャラクターなどに対する推しとしてなら成功しそうですね。ボカロなんかは近い存在かなと思いました。
  • 投稿者: 鯵氷
  • 23歳~29歳 男性
  • 2020年 03月29日 20時48分
鯵氷さん

感想ありがとうございます。

> 少子化加速させるであろう研究
確かにそうですね……(笑)。

> アイドル、創作物のキャラクターなどに対する推しとしてなら成功しそうですね。ボカロなんかは近い存在かなと思いました。

古くは未確認アイドル芳賀ゆいなんてのもありましたね……。
それにしても、この作品を書いてから八年近く時間が経ったこともあり、その間に世間ではvTuberなんかも出てきて、時代の方が追いついてきてしまった感があるなあと感じております。

お読みいただきありがとうございます!
[良い点]
凄かったです!
どうやったら、こんな内容思いつくんでしょうか…。
  • 投稿者: ひよこ。
  • 15歳~17歳 女性
  • 2020年 02月25日 01時04分
ひよこ。さん、お読みいただきありがとうございます!

……自分でもそれはわかりません(笑)。

この話はいわゆる哲学的命題の「テセウスの船」の話から思いついたように記憶しています。
あとは登場人物をいじめるのが得意な酷い作者だから、でしょうか……(笑)。
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