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[良い点]
最期に姿を消す生き物たち。
本能ゆえとは聞きますし、昨今の家飼いの状況ではそんな術はもう取れないのかも知れませんが……前話と同じく、死んだのだろうと半分思っていても、それでもどこかで生きてるかも知れないと信じていられるのは救いなのやも知れません。
 想像はつくけれど確定していないという状況は、仰る通り救いになったりもしますからね。どこかにまだ、救いと希望がある感じがします。
 逆に人が葬儀をきっちりと営むのは、その人がいないことを無理矢理にでも咀嚼し理解し、先を生きていくべくなのかもしれませんな。
 
[良い点]
口で言うのと心で思うのは違うもの。
みな、どこかで心の支えにしているのでしょうね……。
きっと、私ももしも亡くした人を見かけたら、同じような眼差しで海を眺めるような気がします。
「蜃気楼だよ」と言いながら。
 口に出せば嘘のように聞こえて壊れてしまう。でも、根っこのところでは信じていたり、そうであったらいいなと願っている。
 いつまでも抱えていたい、そんな大切で脆い幻想ってありますよね。
 ここへ住まう人たちが面影に出会った時はきっと、「幻を見たよ」と含羞むように微笑むのでしょう。
 そして周囲もまた、深い共感を伴って、頷くだけにとどめるのでしょう。
[良い点]
可愛い猫の話になっちゃった!
  • 投稿者: 佐斗
  • 2020年 04月01日 21時31分
 どんなペットの飼い主も、「別に言わなくてもわかることだけど、うちの子がこの世で一番可愛い」と思っているに違いないのです。
 なので尾が分かれようが鬼火を吐こうが白光を発そうが、彼らの目を通せば、可愛い猫の話にしかならないのです。 
[良い点]
きゃっきゃ!猫バカの本領発揮!
うちの子がいちばん!
ほんに、猫又になるくらい生きてくれれば良い……
 無駄に張り合う飼い主たちには困ったものです。
 猫たちは陰でお互い、愚痴り合ってるかもしれません。でももしかしたら、飼い主自慢でこちらも対抗心を燃やしているのかもしれません。
 どちらにしろ本当に、長生きしてくれるのが家族としては一番ですよな。
[良い点]
袖すり合うも多生の縁……知り合ったばかりの他人が相手でも、どうにも別れがたくなるときはありますね。
不思議で怖くて、少し寂しい、素敵なお話でした。
 まさにそんな雰囲気を描きたかったので、汲み取っていただけて大変嬉しく思います。
 久方ぶりに郷里に戻った語り手だからこそ共感できるなんとない途絶を、惑わしに来た側もまた備えていて。
 それで寂しくて、つい手を伸ばしてしまったのかもしれません。
[良い点]
猫が来てくれるならカウントダウンでもいいかも……とかつい思っちゃう猫好きの性。
 でもこれ、もう猫と呼べないものに成り果ててるかもしれませんし……。
 百年以上溺れ続けてた猫的な生き物でも愛せるのが、真の猫好きであるのかしらん。
[良い点]
彼女はその決断力で、(たぶん)無事に難を逃れた訳ですが、個人的にどうしても一抹の悲しみが残るのは、どこかの世界線に彼女を失った夫がいるような気がしてしまうからでしょうね……。
自分のために配偶者が打ちのめされているのはとても悲しきこと。教えてくれた誰かは、案外その世界線の奥さまなのかも知れません。
 仰る通り、後悔が報われた以上は、その後悔の発端となる悲劇を経てしまった夫婦がいるのですよね。
 そう考えれば完全にめでたしめでたしとは言えない物語ですけれど、でも自分の大切な人と同じくらい大切な人を、どこかの誰かが失わずに済んだという事実は、ほんの少しでも夫の救いとなるのかもしれません。
「教えてくれた誰かは、案外その世界線の奥さま」という読みは、根底に優しさがあってとても好きです。
[良い点]
お話を作ってくださりありがとうございました!
人形の物悲しさや恐ろしさが伝わってきました!
でも一番ヤバそうなのが拾った人だった…。
  • 投稿者: 佐斗
  • 2020年 03月28日 21時35分
 こちらこそ企画へのご参加、ありがとうございました。
 同情すべきなようでいて、その実……な人形でした。遺棄されるのも致し方なしです。
 また仰る通り、一番人間とコミュニケーションが不全なのは語り手なのでありました……。
[良い点]
こ、これは遂げさせてはならないコミュニケーションなのでは!?
伝われば良いってものでもないものですねぇ……。
 ご賢察通り、不全に終わるべきコミュニケーションでした。
 一方的な気持ちの押しつけはいけないのです。そしてそれは、語り手に対しても言えることなのでした。
[一言]
「測りかねる」から感じる甘酸っぱい何か。何から取り返したのか。それが謎です。
  • 投稿者: 常田 昌吉
  • 男性
  • 2020年 03月28日 16時30分
 企画へのご参加、ありがとうございました。甘酸っぱい雰囲気に仕立ててみました。
 気づいてないだけで実は語り手は人気者で、近藤さんとの今の距離感を壊してしまいたい女子が多いのかもしれません。
 というわけで、何から取り返したかと言えば、そんな具合でありましょう。
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