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[一言]
こんにちわ。

『礼儀知らず』を拝見いたしまして、
まずはこのような催しを開催いただきまして誠に有難うございます。
皆様の素晴らしいお題と鵜狩様の素晴らしいお点前に大変結構な趣を味わうことができ、
非常に仕合せな心地で日々の暮らしを揺蕩うております今日このごろ。
わたくしの戯言のようなものまで名人芸といえる鵜狩様の筆致でもって現していただき、
生まれてきてよかったなあ、よかったよと畢竟恍惚としておりますのでございました。

さて本作品でございますが、
お渡しした比較的不穏な設定から語り手の呑気なこと、
また怪異の怪しからんこと、
タイトルの通りこやつが礼儀を弁えないのは恐らくこの怪異がひとかどの紳士ではなく、
プラナリアかなにかの下等生物であったからでしょう。

そうすると語り手は無闇に憤慨するにあたりません。
争いは同じレベルの者同士でしか発生しないといいますし……。

素敵な物語を、有難うございました。
  • 投稿者: 退会済み
  • 2018年 02月25日 01時40分
管理
 感想ありがとうございます。
 また企画にご参加下さいました事、連日の更新にお付き合いいただけました事へも、改めまして感謝を。
 でもふしのさんのように美文を書かれる方にこうも過分に持ち上げられると、頭を穴に埋めてやり過ごしたいような気持ちになる俺なのでありました。嬉し恥ずかしというやつですね!

「礼儀知らず」。
 当初は不穏なままだったのですが、これはちょいと在り来たりかと、現行のものに書き直しました。お楽しみいただけましたら何よりにございます。
 でも語り手の坊さんは見栄っ張りかつ呑気かつ無責任なかなりの駄目人間の模様。
 非紳士系プラナリア怪異とある意味同レベルで、それで争いが発生している気がしないでもありません。
[一言]
「テレビっ子」最後の台詞にふふってなります。けど真面目に考えると、主人公が剛胆。わたしなら神社にGoしそうです。

「赦しを請う」主人公がくろい。そして賢い。とてもタイプです。結婚して欲しいくれと申し込みたいです。あれ? でもわたし連れ合いいるしなあ。重婚となると悪魔が取引にやってくるのだろうか。それはちょっとアレだなあ……

「インテリアコーディネーター」我が家へ来てください。全力で受け入れます。なんなら祭壇とか用意します。

「負債」もの書きが青くなるホラー。

「我らが英雄」最強の惚気。そして一年毎に恋愛できるマジ羨ましい。

「自分に優しく」お題を目にした時、シュールで気持ち悪い絵図しか思いつきませんでした。それがここまでほっこりとした展開にもっていく才能に拍手をおくりたいです。

「浴効」ふふ、可愛い。そしてシュール。観たかった湯船からぞろりぞろりの光景に頬を染めました。ありがとうございます。

「虹を見る人」最後の台詞に痺れました! カッコいいゼ、俺くん。親爺の虹描写素敵です。ありがとうございました。
 感想とレビュー、ありがとうございます。
 以下、各話について別個にて。

「テレビっ子」
 動いたり髪が伸びたりと不気味扱いされがちな日本人形ですが、「人形は可愛いもの」という方向性で仕上げてみました。
 語り手は豪胆というよりも、小さい頃からこんな人形と一緒に育ったので慣れてしまったのじゃないかと思います。
 ……その場合、子供とこの人形をセットで置いておく両親が超豪胆という事になりますけれど。

「赦しを請う」
 ホラーでよく言われる、「人間が一番怖い」って話でした。いやちょっと違うか。
 入籍すると見知らぬ悪魔が、「旦那さんの負債、奥さんにも返済義務があるんですよ? ちょっとだけでも返してくださいよ」って追認させにきそうです。

「インテリアコーディネーター」
 困った隣人として描写したはずが、皆さんから「うちにおいで!」と勧誘を受けるので困惑気味です。
 ルンバよりも便利かしらん。

「負債」
 物を書く人間には絶対嫌な状況ですよね。何も残らないというのは本当に辛い。 

「我らが英雄」
 常時余命一年の悲しいシチュエーションではあるのですけれど、前向きに生きて先に続けていくどの年の彼女も、実に素敵であると思います。

「自分に優しく」
 俺は自分と同じ顔の人間とか多分駄目なので、合う人、合わない人がいるであろうなあと思いつつ書きました。
 語り手の自分への優しさとそこからの拡大に、ほっこりしていただけましたら幸いです。

「浴効」
 湯上りの子山羊どもですよ。可愛かろう。
 原案の絵面が鮮やかだったので、ラストは即で思いつきました。でも前半部分は少々冗長であったかもしれぬと反省です。

「虹を見る人」
 これも原案を拝見した途端にぽんと湧いた話です。我ながら綺麗にまとまったと自賛です。
「精々がとこ」なんて謙遜してますが、かなり素敵な視力ですよね。

 そして末尾となりますが、改めて『奇』祭りへの参加ありがとうございましたと感謝を述べたく存じます。
 残りの話もお楽しみいただけましたら幸甚にございます。
[一言]
「我らが英雄」

おお、これは素晴らしい。
ヒロインが想像の中でタンゴかマーチを踊っているのが想像できる。
落としどころも実にヒロイックでプジティブさに溢れている。

もう一度言おう。

素晴らしい。
 感想ありがとうございます。
 原案を拝見した時に頭の中にまず浮かんだのは小川洋子さんの『博士の愛した数式』だったので、敢えて明るく意気込む語り手にしてみました。お褒めに与れて光栄です。
 タイトル部分も上手く俺の脳内イメージをお伝えできたようで、これまた嬉しい限りです。
[良い点]
鵜狩先生( ^∀^)ありがとうございます( ^∀^)
理想の美しい姉弟でメシウマです!
もしかしてのチョコケーキも☆*:.。. o(≧▽≦)o .。.:*☆
キャッホー!

  • 投稿者: 猫又
  • 2018年 02月02日 23時25分
 感想ありがとうございます。
 どういう美形でいくか思案した結果、現行の形と相成りました。理想と仰っていただけて嬉しく思います。
 そして同時にあちこちへ返信していたのでうかうかとツイッターでは抜け落ちておりましたが、姉弟が厚意の証左としてのチョコケーキを買ったのは、勿論例のあのお店という脳内設定でした。
 事後承諾になりますけれど、お許しいただけましたらありがたく。
[一言]
「奇」祭り、始まりましたね。
666回にふさわしく、「森渡りの夜」はぞくりとする仕上がりでした。人の痛みがわからない人間は、きっとこうやって肉親にも切り捨てられてしまうのでしょう。そしてゴミみたいな人間でも、肥料になれば結構良い働きをする……皮肉がきいていて好きでした。

そして667回は「花葬の街」!!!
本当にありがとうございます!!! 行ってはいけない場所、触れてはいけないものというのは、どうしてああも魅力的なのでしょうね。「べからず」の法則というのは古今東西を問わず、存在しているように思います。

そして「遺留品」はドキドキしてしまいました。もし押入れの持ち主が電車が来ないなあと踏切に手を入れたなら、同じように跳ね飛ばされたのかも。踏切のあちらとこちらは、どこと繋がっていたのでしょうね。
 祭り、始めました! そして感想ありがとうございます。
 
 森渡りの夜。
 他人を思いやらないなら他人にだって思いやってもらえないよね、というテーマでしたが、森の方がちょっと添え物になってしまった気も。
 爺ちゃんは「あのクソは肥やしにしかならんな」という適材適所の采配を見せましたが、やっぱり森が頑張らなかった。まさかあそこで追いつけないなんて。

 花葬の街。
 原案の「鮮やかに彩られている」という部分わりと牽強付会ですけれど、心が囚われてしまうほど美しかったという事でひとつご勘弁を。
 カリギュラ効果は好奇心と相まって抑えがたくなる事がありますが、それでも「してはならない」と言われている以上は理由のある事。知らぬが仏というのも確かにあると思います。
 でも語り手の父は、「あれを見れた自分は幸せ」と感じていそうな気もします。

 遺留品。
 手が届くところにあって、しかも再現性のある不思議現象ですからね。色々と試してみたい、調べてみたい気持ちが掻き立てられそうです。
 でも迂闊をすれば仰る通り事故ってたかもしれないし、やはり「花葬の街」の結論と同じく、触らぬ神に祟りなしといったところでありましょうか。
[一言]
666回おめでとうございます。「祭り」も始まりましたね。

記念すべき666回には底知れぬ恐ろしさを感じました。
題名を見た時には、詩的なファンタジーだとばかり思っていましたが、爺さまの不気味さに度肝を抜かれました。してやられたと思うと同時に、これからの「祭り」に期待が高まるばかりです。
 感想ありがとうございます。
 頂戴した原案からの創作ですが、そう仰っていただけてにんまりでございます。
 語り手は「結構嫌なで悪い奴」、爺ちゃんは「不気味だけど多分悪い人じゃない」くらいの印象に収まっていれば、私的には大成功です。
 夜のしんと大きな森と同じく、得体が知れないはイコールで悪ではないと思っておりますので。
 まあ孫を肥料扱いするくらいには非情であるのですけれども。
[一言]
666回、おめでとうございます!!
実に獣の数字ですね!!
 ありがとうございます。
 まあ獣の数字と言えばなんか禍々しいですけども、ヨハネさんは「数字は人間を指している」って書いてるし、俺がやっと一人前になれた程度の事なのかもしれません。
 あと600話書いても一向に青行燈さんが現れない不具合の修正を希望したいところです。
[一言]
つむじ風は飆。もふもふは正義です☆

なるほど、お父さんの話を聞いてテンションのあがったわんこが、帰り道に見知らぬひとにじゃれついたというわけですね!(違う)すみません、勝手に物語を繋げてしまいました。

でもこういうほっこりシリーズ、大好きです。この間のくまさんはゾクリとしましたけれど!

 感想ありがとうございます。
 飆の字の由来までは過分にして存じませんでしたが、旋風の中に獣がいるというのはあちこちにある伝承でして、「じゃれつかれる」はそこから借りてきてでっち上げてみました。
 父親の話を聞きに来た奴は結構大人なのでこんなにはしゃがな……いや、犬っていい歳しててもかなりはしゃぐからありうるのかも。
 ちなみに「奉納する」の熊は、俺の中の神様のイメージであったりいたします。
[一言]
「顔を見る」

……おそらく犯人は逆立ちで歩いていたに違いない。
服装は上下が逆さまになるように!!

と思っていたら幽霊譚っぽいw
 感想ありがとうございます。
 いやあのね、この掌編集はホラーですから。ミステリーのような論理的な解決を見ない、理不尽を語る代物でありますから。その不可解を憶測して楽しんでいただくのが主眼でありますから。
 っぽいんじゃなくて、そもそもからして怪異譚なんだよ!
[一言]
「顔を見る」

万歳をしようとしたのが、ためらいがちに我が子を抱きしめようとしたのか、あるいは共にあの世へ行こうとしているのか。先月ということで四十九日が近いわけでもないしなあ。母を亡くした子どもの心が顔を見せただけで、いっそのことまったく別の不思議な存在だったのかも。

顔が見えること、顔が見えないこと、それぞれに別の怖さがあり、正体について考えると、ぞくりとしてきます。
 感想ありがとうございます。
 それが母の顔をしていたばかりに、あれこれと憶測が頭を過ぎり、心を捉えて離さなくなる。そんないやらしさをやってみたかったのが今回でございます。
 万歳めいた格好の理由、現れた理由、母の顔が見えた理由、そもそも顔が見えない理由。
 それらに様々な想像を巡らせてくださって、書き手としては嬉しい限り。
 いずれの切り口が正解とも断定せず、ただ読み手に委ねるのがこの手の短編の作法と考えますので、曖昧模糊たるぞくりをご堪能いただけましたなら幸いにございます。
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