感想一覧
▽感想を書く感想絞り込み
[一言]
接触事故(未遂)の感想
どんまい
接触事故(未遂)の感想
どんまい
感想ありがとうございます。
他にかけれる言葉はない雰囲気です。せめて感触があったなら、心のハッピーバランスをイーブンくらいにできたかもしれなかったのですけれど。
他にかけれる言葉はない雰囲気です。せめて感触があったなら、心のハッピーバランスをイーブンくらいにできたかもしれなかったのですけれど。
- 鵜狩三善
- 2019年 05月12日 20時43分
[一言]
> 774話『置き去られる』
おおーこれはうまい...
この題材で一本読んでみたいと思ってしまった
> 774話『置き去られる』
おおーこれはうまい...
この題材で一本読んでみたいと思ってしまった
感想ありがとうございます。
いつもとは毛色が異なる風味の仕立てでしたから、反応の気になる一編でした。なのでそう仰っていただけて、とても嬉しく思います。
いつもとは毛色が異なる風味の仕立てでしたから、反応の気になる一編でした。なのでそう仰っていただけて、とても嬉しく思います。
- 鵜狩三善
- 2019年 05月07日 21時14分
[良い点]
お祭り完走、おめでとうございます!
今年も楽しませて頂きました(´∀`*)
[一言]
例によって感想が遅れてごめんなさい(;´Д`)
最近ちょっと試練が多くてね…精神がボコボコである。
あ、デビュー作は購入しております! そっちの感想とレビューは、今しばしお待ちを…!
『喃語蛇口』
よくある心霊現象…と思いきや、正体が判明した瞬間に怖くなくなる。このパターンは珍しいのでは。父子仲は微妙だったんだろうなぁとか、心残りがある別れ方したんだろうなぁとか、いろいろ想像して、切なくもホッコリしました。読後感がいいですよね。
『その場逃れ』
一体ハンバーグに何が起こったのだろうか。彼にも彼の事情があったのだ。どうしてもケリを付けねばならぬ相手がいたのだろう。すべて精算して潔く帰ってくるところ、漢ですなぁ。立派な武士だったぜ。
だが粗挽き以外は認めない!
『舌借り』
なんて恐ろしいことを…これから毎日お布団にオシッコされるぞ…!
確かに人間の食事を物欲しそうに見てるときはあるね。実際、焼き鳥を奪われたこともある。カリカリばっかり食べてるのも飽きるだろうしねぇ。
こういうイタズラ? 犬は人間に何らかのリアクションを期待してそうだけど、猫はしれっと涼しい顔だよねw
お猫様「だって人間の食い物うまそうなんだもん」
みかんじゃないけど、青汁が好きな子は飼ってました。
『ウィルスバスター』
絶対にヤバイ状況なのに、間の抜けた会話が可愛い。お侍さんはずっとウイルス退治の旅を続けているんだろうか。一家に一台いたら便利そうだけど、学校に侍ってすっごいシュールw
陸さんの無茶振りを見事に昇華しましたね(。・ω・)b
『似顔絵』
正統派ホラー展開! でも自分だったら…と思うとかなり怖いぞ。アイディンティティの輪郭は、意外に脆いものなのかもしれない。激しい攻撃ではなく、じわり染み込むように侵食してくる意地の悪さよ。
絵画鑑賞がお好きな橘さんらしいお題でしたね。
っていうか、美術館の絵が全部同一人物だったら、それ普通にホラーやんけ! それで怖くないのって「いろんな画家がピッコロさんを描いてみた展」ぐらいだよ!
『欺瞞の海』
この雰囲気大好き(´∀`*) 海水魚の飼い放題とか、なんという俺得! 羨ましいぞ!
絵面もロマンチックだから、実写化してミニドラマで見てみたいね。美しいだけでなく、ちゃんと腑に落ちない不気味さが漂ってるのも素晴らしい。いずれインスマスに帰るのか…。
ところで、磯の匂いは実はバクテリアの死骸の匂いという話を聞いたことがある。水槽を弄ってると「それって割とガチじゃね?」と思う。
『食べ競べ』
何よこのカオスな絵面www ポルナレフもビックリだよ! 何故だか初期のファミコンの理不尽なステージ構成を思い出した…「まずは キテレツじごくを つくるナリよ!」の衝撃再び。
あ、途中で話しかけてくる謎言語、好きですw いい味出てますよね。
余談だが「セロリ」は、含まれるカロリーより消化するカロリーの方が大きく、食べ続けるとゆっくり餓死する…らしい。
『ここで待ってる』
泣くんだけど(´;ω;`) わんこ、待つ人が出来て良かったね…しかもその人は生きてて、会いに来てくれるからね! あっけらかんとした少女のキャラが救いです。ちょっと猛獣使いみたいだけどw
いつか靴を履くときも、安らかであるといいなぁ。
でもこれが犬で良かった。ご主人の帰りを待つ忠蛸だったらどうしようかと思ったぜ。
タコ飼ってみたい…めっちゃ脱走しまくるらしいw
『幸福論』
下手な人間よりエエ奴やな、マネキン(´;ω;`) クロノトリガーのロボを思い出したよ。健気な人工物は涙腺にクるわ…。
何が幸福なのかって難しい話だけど、最終的には自己判断よね。それでも誰かに感謝されるのは間違いなく幸せなことで、皆がこのマネキンのようなら、全人類は幸せになれるのに。
いい話や…と思うのだが、だが廃屋の幽霊こわっ! 廃屋の二段ベッドに座るマネキンも相当怖いよ!
『頼朝のしゃれこうべ』
お題の執筆ありがとうございます! それは子供の時のものですから。
おどろおどろしいのが来ると思ってたら、なんとまぁ爽やか読後感! 折しも時代の節目、私もしっかりしなきゃなぁと痛感致しました。やってみたいよね、自分同窓会w いつか未来にはそんな技術ができるのかな?
個人的には、鼻水垂らしてそうな緑がお気に入りw
素敵なお話に仕上げてくださって、ありがとうございました! 同時に、お題を振っておいて拝読と感想が遅れたこと、深くお詫び申し上げます(;´Д`)
『木魚』
来ましたよ私の好きな昔話パート!
特に山谷があるわけじゃないけど、こういう「そんなことがあったそうじゃ」な話は好物なんだよ。雰囲気というか、余韻がね。心地良いのだ。実際に誰かの家に語り継がれてそうな話よね。割れた珠の欠片が残ってるとかなんとか言って客を集められそうw
これは実写よりアニメーションで見たいです。作画監督は前田こうせい氏あたりで!
『死を隠す』
大好物おかわり頂きましたლ(´ڡ`ლ)
解釈は個人の好みなんだろうが、私は切ない事情を妄想してしまうなぁ。「桜大明神」の印象が強いからか。悪気はなかったと思う。だってそうじゃなきゃ、お墓の赤半纏は誰が掛けたのよ…(´;ω;`) きっと友達だったんだよ。狸も年寄りで、老友だったんだよ。
その後、祠を建立。一人と一匹を偲んで酒をお供えするまでが遠足です!
さて。今回も「奇」祭り、お疲れ様でした!
これだけ多様なお題に対応できるあたり、さすが鵜狩さんですね。私だったら「できるかそんなもん!」ってキレそうなやつが幾つかありましたw 読書量が違うんだろうなぁ。あんた、抽斗が多すぎるぜ…。
橘さんも仰ってましたけど、なんとなく前向きな雰囲気の作品が多かった気がします。『喃語蛇口』とか、特に好きですね。いろんなことが想像できて。こう「記述されていない部分を読ませる」技術と言いますか、適度に想像の予知を残す技術には、毎度のことながら脱帽でございます。私はそこが苦手なのだ。
礼和の鵜狩三善先生にも期待しております!
お祭り完走、おめでとうございます!
今年も楽しませて頂きました(´∀`*)
[一言]
例によって感想が遅れてごめんなさい(;´Д`)
最近ちょっと試練が多くてね…精神がボコボコである。
あ、デビュー作は購入しております! そっちの感想とレビューは、今しばしお待ちを…!
『喃語蛇口』
よくある心霊現象…と思いきや、正体が判明した瞬間に怖くなくなる。このパターンは珍しいのでは。父子仲は微妙だったんだろうなぁとか、心残りがある別れ方したんだろうなぁとか、いろいろ想像して、切なくもホッコリしました。読後感がいいですよね。
『その場逃れ』
一体ハンバーグに何が起こったのだろうか。彼にも彼の事情があったのだ。どうしてもケリを付けねばならぬ相手がいたのだろう。すべて精算して潔く帰ってくるところ、漢ですなぁ。立派な武士だったぜ。
だが粗挽き以外は認めない!
『舌借り』
なんて恐ろしいことを…これから毎日お布団にオシッコされるぞ…!
確かに人間の食事を物欲しそうに見てるときはあるね。実際、焼き鳥を奪われたこともある。カリカリばっかり食べてるのも飽きるだろうしねぇ。
こういうイタズラ? 犬は人間に何らかのリアクションを期待してそうだけど、猫はしれっと涼しい顔だよねw
お猫様「だって人間の食い物うまそうなんだもん」
みかんじゃないけど、青汁が好きな子は飼ってました。
『ウィルスバスター』
絶対にヤバイ状況なのに、間の抜けた会話が可愛い。お侍さんはずっとウイルス退治の旅を続けているんだろうか。一家に一台いたら便利そうだけど、学校に侍ってすっごいシュールw
陸さんの無茶振りを見事に昇華しましたね(。・ω・)b
『似顔絵』
正統派ホラー展開! でも自分だったら…と思うとかなり怖いぞ。アイディンティティの輪郭は、意外に脆いものなのかもしれない。激しい攻撃ではなく、じわり染み込むように侵食してくる意地の悪さよ。
絵画鑑賞がお好きな橘さんらしいお題でしたね。
っていうか、美術館の絵が全部同一人物だったら、それ普通にホラーやんけ! それで怖くないのって「いろんな画家がピッコロさんを描いてみた展」ぐらいだよ!
『欺瞞の海』
この雰囲気大好き(´∀`*) 海水魚の飼い放題とか、なんという俺得! 羨ましいぞ!
絵面もロマンチックだから、実写化してミニドラマで見てみたいね。美しいだけでなく、ちゃんと腑に落ちない不気味さが漂ってるのも素晴らしい。いずれインスマスに帰るのか…。
ところで、磯の匂いは実はバクテリアの死骸の匂いという話を聞いたことがある。水槽を弄ってると「それって割とガチじゃね?」と思う。
『食べ競べ』
何よこのカオスな絵面www ポルナレフもビックリだよ! 何故だか初期のファミコンの理不尽なステージ構成を思い出した…「まずは キテレツじごくを つくるナリよ!」の衝撃再び。
あ、途中で話しかけてくる謎言語、好きですw いい味出てますよね。
余談だが「セロリ」は、含まれるカロリーより消化するカロリーの方が大きく、食べ続けるとゆっくり餓死する…らしい。
『ここで待ってる』
泣くんだけど(´;ω;`) わんこ、待つ人が出来て良かったね…しかもその人は生きてて、会いに来てくれるからね! あっけらかんとした少女のキャラが救いです。ちょっと猛獣使いみたいだけどw
いつか靴を履くときも、安らかであるといいなぁ。
でもこれが犬で良かった。ご主人の帰りを待つ忠蛸だったらどうしようかと思ったぜ。
タコ飼ってみたい…めっちゃ脱走しまくるらしいw
『幸福論』
下手な人間よりエエ奴やな、マネキン(´;ω;`) クロノトリガーのロボを思い出したよ。健気な人工物は涙腺にクるわ…。
何が幸福なのかって難しい話だけど、最終的には自己判断よね。それでも誰かに感謝されるのは間違いなく幸せなことで、皆がこのマネキンのようなら、全人類は幸せになれるのに。
いい話や…と思うのだが、だが廃屋の幽霊こわっ! 廃屋の二段ベッドに座るマネキンも相当怖いよ!
『頼朝のしゃれこうべ』
お題の執筆ありがとうございます! それは子供の時のものですから。
おどろおどろしいのが来ると思ってたら、なんとまぁ爽やか読後感! 折しも時代の節目、私もしっかりしなきゃなぁと痛感致しました。やってみたいよね、自分同窓会w いつか未来にはそんな技術ができるのかな?
個人的には、鼻水垂らしてそうな緑がお気に入りw
素敵なお話に仕上げてくださって、ありがとうございました! 同時に、お題を振っておいて拝読と感想が遅れたこと、深くお詫び申し上げます(;´Д`)
『木魚』
来ましたよ私の好きな昔話パート!
特に山谷があるわけじゃないけど、こういう「そんなことがあったそうじゃ」な話は好物なんだよ。雰囲気というか、余韻がね。心地良いのだ。実際に誰かの家に語り継がれてそうな話よね。割れた珠の欠片が残ってるとかなんとか言って客を集められそうw
これは実写よりアニメーションで見たいです。作画監督は前田こうせい氏あたりで!
『死を隠す』
大好物おかわり頂きましたლ(´ڡ`ლ)
解釈は個人の好みなんだろうが、私は切ない事情を妄想してしまうなぁ。「桜大明神」の印象が強いからか。悪気はなかったと思う。だってそうじゃなきゃ、お墓の赤半纏は誰が掛けたのよ…(´;ω;`) きっと友達だったんだよ。狸も年寄りで、老友だったんだよ。
その後、祠を建立。一人と一匹を偲んで酒をお供えするまでが遠足です!
さて。今回も「奇」祭り、お疲れ様でした!
これだけ多様なお題に対応できるあたり、さすが鵜狩さんですね。私だったら「できるかそんなもん!」ってキレそうなやつが幾つかありましたw 読書量が違うんだろうなぁ。あんた、抽斗が多すぎるぜ…。
橘さんも仰ってましたけど、なんとなく前向きな雰囲気の作品が多かった気がします。『喃語蛇口』とか、特に好きですね。いろんなことが想像できて。こう「記述されていない部分を読ませる」技術と言いますか、適度に想像の予知を残す技術には、毎度のことながら脱帽でございます。私はそこが苦手なのだ。
礼和の鵜狩三善先生にも期待しております!
感想と企画へのご参加、そして拙作のご購入、誠にありがとうございます。
連続更新へのお付き合いも感謝です。
やはりひとからもらうお題は自分にない切り口なので、色々と刺激になります。お褒めに与れた「適度に想像の余地を残す」やり方は、特に短編の醍醐味と思いますので、今後も精進していきたいところ。
そして橘さんにも申し上げた通り、前向き系が多かったのは時期もあってのことなのでしょう。「頼朝のしゃれこうべ」なんて、まさにシーズンのものでしたし。
以下、乱文ながら返信をば。
「喃語蛇口」
幽霊の正体見たり枯れ尾花、とはちょっと「怖くなくなる」の意味合いが違うパターンでいってみました。
お察しくださった通り、親子仲が微妙で喧嘩別れしたきりだったようなイメージです。和解めいた雰囲気を出せていたら何より。
「その場逃れ」
邪知暴虐の王をぶちのめしたり、妹の結婚式を祝ってやったりしなければならかなったのです。そんなんひき肉になる前に済ましておけ、と言ってはならない。
あと俺的には合挽きもありなのでござる。
「舌借り」
自分が悪さをしたくせに、そんないやがらせを仕掛けてくるだなんて猫は駄目だな。やっぱ犬だな!
わりと羨ましそうというか、物欲しげな目で食べ物見てきますよね、あいつら。「体に悪い!」と追い払うけれど、人間だって体に悪いものを美味しいと感じて飲み食いするのだからなんともかんとも。
犬は悪さしたあと、妙に申し訳なさそうな顔してるのですぐわかります。猫は飼ったことないのだけれど、奴ら涼しい顔でいるのか。やっぱ犬だな!
「ウィルスバスター」
凄いんだけど、のどかというかとぼけたというか、そんな感じに仕立てた一編。可愛い印象を抱いていただけてよかった。
お侍さんはウィルスとか花粉とか色んなものを斬って歩いてるのじゃないかと思われます。なんせ抜刀術の達人なので。
「似顔絵」
嫌な感じの侵蝕具合を描いてみました。人間眠らずにはいられないけれど、意識が途絶するとその隙間に、みたいな。自分の定義って思うよりも曖昧だから、わりと脅かされやすいのじゃないかと思います。
美術館の絵が全て同一人物は確かにホラーだけれど、それが漫画の原画なら主人公出ずっぱりなら気にならないので、もしかしたらこの夢も捉え方次第なのかもしれません。
「欺瞞の海」
木を隠すなら森の中の逆パターンで、それはないだろ、ってものを隠してみました。よく見える場所って、意外と死角なのよね。
得意げに語る彼が操られているのか、それとも相思相愛なのかはご想像にお任せする感じで。人魚の餌がなんなのかも、やっぱりお任せする感じで。
そして磯の匂い秘話は、わりとショックでした。干した布団の匂い並みにショックでした。
「食べ競べ」
お題を見た瞬間に浮かんだのがこの絵面だったのです。なんでこれが浮かんだのかは俺にも謎。時々用いる謎言語は好きな要素なのだけれど、あまり使うと飽きられるので、スパイス程度に留めるのに必死さ。
しかしセロリとかこんにゃくとか、人類は不思議なものを好むなあ……。
「ここで待ってる」
万能解決役を担ってもらった彼女は、726話「玄人」で登場した玄人ちゃんでした。いや、唐突に徳の高いお坊さんとか偉い神職さんとか出てくるよりいいかな、って。
ちなみに新しく犬が待つ相手になったのは、犬の未練を軽減するための策だったりします。まあそれよりも多分に感情移入してしまった、というのが彼女の場合は大きいでしょうけれど。
蛸を飼ってもし餓死させたら、「死なない蛸」って水槽に貼っておこうぜ!
「幸福論」
元来備えない存在だからこそ、その当たり前の尊さを知っている。俺も健気な人工物系に弱いので、その伝で仕立てました。
他から見てどれだけ不幸でも、本人が誇れる仕業であるなら、それは勲章なのだと思います。そんな『幸福な王子』的な物語でもありました。
まあお題の光景は、かなりホラーですよね。
「頼朝のしゃれこうべ」
重ねてになりますが、こちらこそご参加ありがとうございました。
これもお題を見た瞬間、骸骨たちが寄り集まって酒盛りしてる図が浮かび、それでこうした形と相成りました。自分は裏切れないし、裏切りたくないものです。
出題者の雪麻呂さんに、素敵と仰っていただけて嬉しく思います。
「木魚」
俺も好きなので、たまに書きたくなるのです、この手の話。『遠野物語』っぽく、なんか現在と接続しているような空気を醸し出していたらモアベター。
商機を掴んだ人だから、「これが木魚の出た梁だ」とか言って、逞しく見世物にしてたかもしれません。
「死を隠す」
○州のことである、なんて切り出したら大体昔話パターンだったり。
墓を作って半纏をかけている時点で、ふたりには厚誼があったと思われます。狸は世間が爺様を忘れるのが嫌だったのかもしれません。まあお酒は、ちょっとした役得ってことで。
「桜大明神」は知らなかったので調べてみたら、なるほどこれは悲しい……。
もう4月が終わり、まもなく年号が変わろうというのにまだコートをしまえない陽気のこの頃です。そこへ加えて試練多目ともなれば、気も心も曇りがちかとお察しします。
病は気からとも申しますし、肉体面のみならずメンタルも、どうぞご自愛くださいませ。静かにリメイクランタンの続きを待ってる読者なんかも、ここにひとりはおりますでな。
連続更新へのお付き合いも感謝です。
やはりひとからもらうお題は自分にない切り口なので、色々と刺激になります。お褒めに与れた「適度に想像の余地を残す」やり方は、特に短編の醍醐味と思いますので、今後も精進していきたいところ。
そして橘さんにも申し上げた通り、前向き系が多かったのは時期もあってのことなのでしょう。「頼朝のしゃれこうべ」なんて、まさにシーズンのものでしたし。
以下、乱文ながら返信をば。
「喃語蛇口」
幽霊の正体見たり枯れ尾花、とはちょっと「怖くなくなる」の意味合いが違うパターンでいってみました。
お察しくださった通り、親子仲が微妙で喧嘩別れしたきりだったようなイメージです。和解めいた雰囲気を出せていたら何より。
「その場逃れ」
邪知暴虐の王をぶちのめしたり、妹の結婚式を祝ってやったりしなければならかなったのです。そんなんひき肉になる前に済ましておけ、と言ってはならない。
あと俺的には合挽きもありなのでござる。
「舌借り」
自分が悪さをしたくせに、そんないやがらせを仕掛けてくるだなんて猫は駄目だな。やっぱ犬だな!
わりと羨ましそうというか、物欲しげな目で食べ物見てきますよね、あいつら。「体に悪い!」と追い払うけれど、人間だって体に悪いものを美味しいと感じて飲み食いするのだからなんともかんとも。
犬は悪さしたあと、妙に申し訳なさそうな顔してるのですぐわかります。猫は飼ったことないのだけれど、奴ら涼しい顔でいるのか。やっぱ犬だな!
「ウィルスバスター」
凄いんだけど、のどかというかとぼけたというか、そんな感じに仕立てた一編。可愛い印象を抱いていただけてよかった。
お侍さんはウィルスとか花粉とか色んなものを斬って歩いてるのじゃないかと思われます。なんせ抜刀術の達人なので。
「似顔絵」
嫌な感じの侵蝕具合を描いてみました。人間眠らずにはいられないけれど、意識が途絶するとその隙間に、みたいな。自分の定義って思うよりも曖昧だから、わりと脅かされやすいのじゃないかと思います。
美術館の絵が全て同一人物は確かにホラーだけれど、それが漫画の原画なら主人公出ずっぱりなら気にならないので、もしかしたらこの夢も捉え方次第なのかもしれません。
「欺瞞の海」
木を隠すなら森の中の逆パターンで、それはないだろ、ってものを隠してみました。よく見える場所って、意外と死角なのよね。
得意げに語る彼が操られているのか、それとも相思相愛なのかはご想像にお任せする感じで。人魚の餌がなんなのかも、やっぱりお任せする感じで。
そして磯の匂い秘話は、わりとショックでした。干した布団の匂い並みにショックでした。
「食べ競べ」
お題を見た瞬間に浮かんだのがこの絵面だったのです。なんでこれが浮かんだのかは俺にも謎。時々用いる謎言語は好きな要素なのだけれど、あまり使うと飽きられるので、スパイス程度に留めるのに必死さ。
しかしセロリとかこんにゃくとか、人類は不思議なものを好むなあ……。
「ここで待ってる」
万能解決役を担ってもらった彼女は、726話「玄人」で登場した玄人ちゃんでした。いや、唐突に徳の高いお坊さんとか偉い神職さんとか出てくるよりいいかな、って。
ちなみに新しく犬が待つ相手になったのは、犬の未練を軽減するための策だったりします。まあそれよりも多分に感情移入してしまった、というのが彼女の場合は大きいでしょうけれど。
蛸を飼ってもし餓死させたら、「死なない蛸」って水槽に貼っておこうぜ!
「幸福論」
元来備えない存在だからこそ、その当たり前の尊さを知っている。俺も健気な人工物系に弱いので、その伝で仕立てました。
他から見てどれだけ不幸でも、本人が誇れる仕業であるなら、それは勲章なのだと思います。そんな『幸福な王子』的な物語でもありました。
まあお題の光景は、かなりホラーですよね。
「頼朝のしゃれこうべ」
重ねてになりますが、こちらこそご参加ありがとうございました。
これもお題を見た瞬間、骸骨たちが寄り集まって酒盛りしてる図が浮かび、それでこうした形と相成りました。自分は裏切れないし、裏切りたくないものです。
出題者の雪麻呂さんに、素敵と仰っていただけて嬉しく思います。
「木魚」
俺も好きなので、たまに書きたくなるのです、この手の話。『遠野物語』っぽく、なんか現在と接続しているような空気を醸し出していたらモアベター。
商機を掴んだ人だから、「これが木魚の出た梁だ」とか言って、逞しく見世物にしてたかもしれません。
「死を隠す」
○州のことである、なんて切り出したら大体昔話パターンだったり。
墓を作って半纏をかけている時点で、ふたりには厚誼があったと思われます。狸は世間が爺様を忘れるのが嫌だったのかもしれません。まあお酒は、ちょっとした役得ってことで。
「桜大明神」は知らなかったので調べてみたら、なるほどこれは悲しい……。
もう4月が終わり、まもなく年号が変わろうというのにまだコートをしまえない陽気のこの頃です。そこへ加えて試練多目ともなれば、気も心も曇りがちかとお察しします。
病は気からとも申しますし、肉体面のみならずメンタルも、どうぞご自愛くださいませ。静かにリメイクランタンの続きを待ってる読者なんかも、ここにひとりはおりますでな。
- 鵜狩三善
- 2019年 05月01日 00時05分
[一言]
今年も「奇」祭りのご盛況おめでとうございます。そして毎日更新お疲れ様でした。全体的に今年はいい話・ポジティブな話が多かったように思います。非常に爽やかな読後感を味わえました。
「似顔絵」
毎回、思いついたはいいもののどう発展させればよいか分からないネタをブン投げさせてもらっています。今回も、うわーそう来たかと驚き&鳥肌の展開。相貌というのは人のアイデンティティそのものですから、じわじわと浸食されていくような不気味さを感じました。額縁の内と外、鏡像と実体、夢と現実……主客が逆転する日も近いのかもしれません。そして二年連続で顔ネタを提供していた事実に驚愕しました。
以下、印象に残った回をいくつか。
「人違い」
そういえばショパンてどんな顔だったけ、と思わずググってしまいました。私も誰かの肖像とごっちゃになってました(笑)。名前を当てるのではなく、ショパンじゃないと指摘することが呪いを解く条件だったのでしょうか。名無しさんのしかめ面が目に浮かぶ一篇。
「大食らい」
電気ハムスターの正体に想像が膨らみます。今のところ無駄飯食らいっぽいけれど、うまく飼い慣らせば災害時のバッテリーとして使えそう。現象はもちろん、寝ぼけて「いっぱいお食べ」と思ってしまうところ、ありがちですね。
「芸達者」
奇妙な物音の正体というそれだけのネタなんですけど、意外性とおかしみに溢れた後味が秀逸です。褒めて褒めてーとシッポを振りまくる犬を想像したんですが、騙された人間を横目にニヤっと笑う性悪わんこにも思えます。この先もドッキリがエスカレートしそうだ。
「喃語蛇口」
現象に対する印象が、前半と後半で鮮やかに反転します。親の忠告ってなかなか耳に届かないもので、聞く気がなければ喃語と同じようなものかもしれません。優しくも厳しいお父さんの声が聞こえてくるようでした。
「食べ競べ」
これぞ不条理、これぞナンセンス! きゅうりに噛みついて空に釣り上げられていくような人間たちの姿を想像すると笑えます。熾烈な競争社会の象徴だとか、努力と救済の相関関係だとか、いろいろ解釈はできそうですが、ただただこのシュールな状況を楽しみたい。
また通常運転の連載を楽しみにしていますね。本当にお疲れ様でした。
今年も「奇」祭りのご盛況おめでとうございます。そして毎日更新お疲れ様でした。全体的に今年はいい話・ポジティブな話が多かったように思います。非常に爽やかな読後感を味わえました。
「似顔絵」
毎回、思いついたはいいもののどう発展させればよいか分からないネタをブン投げさせてもらっています。今回も、うわーそう来たかと驚き&鳥肌の展開。相貌というのは人のアイデンティティそのものですから、じわじわと浸食されていくような不気味さを感じました。額縁の内と外、鏡像と実体、夢と現実……主客が逆転する日も近いのかもしれません。そして二年連続で顔ネタを提供していた事実に驚愕しました。
以下、印象に残った回をいくつか。
「人違い」
そういえばショパンてどんな顔だったけ、と思わずググってしまいました。私も誰かの肖像とごっちゃになってました(笑)。名前を当てるのではなく、ショパンじゃないと指摘することが呪いを解く条件だったのでしょうか。名無しさんのしかめ面が目に浮かぶ一篇。
「大食らい」
電気ハムスターの正体に想像が膨らみます。今のところ無駄飯食らいっぽいけれど、うまく飼い慣らせば災害時のバッテリーとして使えそう。現象はもちろん、寝ぼけて「いっぱいお食べ」と思ってしまうところ、ありがちですね。
「芸達者」
奇妙な物音の正体というそれだけのネタなんですけど、意外性とおかしみに溢れた後味が秀逸です。褒めて褒めてーとシッポを振りまくる犬を想像したんですが、騙された人間を横目にニヤっと笑う性悪わんこにも思えます。この先もドッキリがエスカレートしそうだ。
「喃語蛇口」
現象に対する印象が、前半と後半で鮮やかに反転します。親の忠告ってなかなか耳に届かないもので、聞く気がなければ喃語と同じようなものかもしれません。優しくも厳しいお父さんの声が聞こえてくるようでした。
「食べ競べ」
これぞ不条理、これぞナンセンス! きゅうりに噛みついて空に釣り上げられていくような人間たちの姿を想像すると笑えます。熾烈な競争社会の象徴だとか、努力と救済の相関関係だとか、いろいろ解釈はできそうですが、ただただこのシュールな状況を楽しみたい。
また通常運転の連載を楽しみにしていますね。本当にお疲れ様でした。
感想と企画へのご参加、ありがとうございました。
印象に残った回を挙げていただけるのも、大変参考になって嬉しい限りです。
などと感謝を延べながら、反応遅くなりまして申し訳ありません。昨日メモ帳にこの返信を書き上げて、その時点で安心して寝入ってました。あ、はい。言い訳です。すみません……。
「似顔絵」
顔という自分の看板となるもの。自他との境界となるものが侵蝕されて、夢と現の境もまた不明瞭になっていく。
主体客体の転換はもちろん、もし入れ替わり終えたならそのあとは、夢の美術館に元の顔が残るのであろうか、それがまた別の誰かの夢に現れるのだろうか、みたいなのちの展開も潜ませる感じで仕立てさせていただきました。
そして去年はああいうオチでしたから、橘さんの原案はよく覚えていたのです。
「人違い」
音楽家の肖像画並べられて、「正しく人名と結びつけよ」って出題されたらあんまり正解できる気がしません。「伝・○○」みたく、意地になった答えを返しそうです。
指摘が解呪の条件だったのか、実は自分の知名度が低いことに気づいて傷心旅行に出かけたのか。そこは定かならぬところです。
「大食らい」
火取り魔をはじめ、吹消婆に火間虫入道と、明かりを消したりその元を奪ったりの妖怪がおりまして、ベースイメージは彼らでした。皆溜め込んだぶんの利用法を考えるけれど、なのでこいつは足を引っ張って邪魔するだけの奇妙なのです。多分。
あと寝ぼけてる時って、妙な仏心が発露されたりしますよね。
「芸達者」
今回の『奇』祭りの中では、自分でも特に気に入りの話です。褒められたがりにしろ、性悪にしろ、犬のドヤ顔が目に浮かぶよう。
でもなんだかんだで犬は、語り手が大好きな気がしてなりません。反応がいいのでしょうねえ。
「喃語蛇口」
気づいて、「あっ!」となる話が好きなので、本話もそこを目指してみました。鮮やかと仰っていただけて何よりです。
どうでもいいと聞き流せば、どれも喃語のようなものですから。言葉と、それを言ってくれた人のありがたみを思い知るのは、いつもなくしてからなのです。
「食べ競べ」
お題を見た瞬間、蜘蛛の糸よろしくきゅうりに縋って浄土を目指す人々の姿が浮かんだのです。なんでだかはさっぱりわかりません。
なので解釈もテーマもぶん投げた、受け取り方は読んだ方にお任せ系のナンセンスとして仕上がっております。考えるな。感じるんだ。
俯瞰すれば今回の話群は、仰る通りポジティブ系が多かったように見受けられます。やはり新年度、新元号といった頭があったのかもしれません。
自分で書くと、前回はああだったから今回はこう、みたくバランスを取ろうとしてしまうのですが、原案があるともう思いつく端からなので心のオートバランサー任せになります。
とまれ諸作、楽しんでいただけましたなら幸甚の極みにございます。
重ねてながら、そしていつもながら、お付き合いに感謝いたしたく存じます。
印象に残った回を挙げていただけるのも、大変参考になって嬉しい限りです。
などと感謝を延べながら、反応遅くなりまして申し訳ありません。昨日メモ帳にこの返信を書き上げて、その時点で安心して寝入ってました。あ、はい。言い訳です。すみません……。
「似顔絵」
顔という自分の看板となるもの。自他との境界となるものが侵蝕されて、夢と現の境もまた不明瞭になっていく。
主体客体の転換はもちろん、もし入れ替わり終えたならそのあとは、夢の美術館に元の顔が残るのであろうか、それがまた別の誰かの夢に現れるのだろうか、みたいなのちの展開も潜ませる感じで仕立てさせていただきました。
そして去年はああいうオチでしたから、橘さんの原案はよく覚えていたのです。
「人違い」
音楽家の肖像画並べられて、「正しく人名と結びつけよ」って出題されたらあんまり正解できる気がしません。「伝・○○」みたく、意地になった答えを返しそうです。
指摘が解呪の条件だったのか、実は自分の知名度が低いことに気づいて傷心旅行に出かけたのか。そこは定かならぬところです。
「大食らい」
火取り魔をはじめ、吹消婆に火間虫入道と、明かりを消したりその元を奪ったりの妖怪がおりまして、ベースイメージは彼らでした。皆溜め込んだぶんの利用法を考えるけれど、なのでこいつは足を引っ張って邪魔するだけの奇妙なのです。多分。
あと寝ぼけてる時って、妙な仏心が発露されたりしますよね。
「芸達者」
今回の『奇』祭りの中では、自分でも特に気に入りの話です。褒められたがりにしろ、性悪にしろ、犬のドヤ顔が目に浮かぶよう。
でもなんだかんだで犬は、語り手が大好きな気がしてなりません。反応がいいのでしょうねえ。
「喃語蛇口」
気づいて、「あっ!」となる話が好きなので、本話もそこを目指してみました。鮮やかと仰っていただけて何よりです。
どうでもいいと聞き流せば、どれも喃語のようなものですから。言葉と、それを言ってくれた人のありがたみを思い知るのは、いつもなくしてからなのです。
「食べ競べ」
お題を見た瞬間、蜘蛛の糸よろしくきゅうりに縋って浄土を目指す人々の姿が浮かんだのです。なんでだかはさっぱりわかりません。
なので解釈もテーマもぶん投げた、受け取り方は読んだ方にお任せ系のナンセンスとして仕上がっております。考えるな。感じるんだ。
俯瞰すれば今回の話群は、仰る通りポジティブ系が多かったように見受けられます。やはり新年度、新元号といった頭があったのかもしれません。
自分で書くと、前回はああだったから今回はこう、みたくバランスを取ろうとしてしまうのですが、原案があるともう思いつく端からなので心のオートバランサー任せになります。
とまれ諸作、楽しんでいただけましたなら幸甚の極みにございます。
重ねてながら、そしていつもながら、お付き合いに感謝いたしたく存じます。
- 鵜狩三善
- 2019年 04月17日 22時36分
[良い点]
以前100までまとめて書かせて頂いたので、今回は200まで。
とりわけ気に入ったもの、気になったものを個別に一言欄にまとめました。
鬼一口、近づかない、聞き入れる、依存するなどの問答無用震えあがるもの、どこか哀愁をおぼえるもの、コミカルなもの、珍妙なもの、手を替え品を替え、次々と繰り出すお話がどこまでも読み飽きず、気づくと時が過ぎております。
酒盗ではなく鵜狩印の『時盗』として瓶づめして売って頂きたいものです。
[一言]
以前100までまとめて書かせて頂いたので、今回は200まで。
とりわけ気に入ったもの、気になったもの
・赤くなる…どこがどう怖いのか、というお話なのですが、夢で見てしまえば確実に病に陥りそうな……
・来光を見る…分け行っても分け行っても、の句をつい思い起こしてくすっとしました。悔しがりようがまた可愛い!
・空白…超短編なのに人間の恐ろしさがぎゅっと詰まっていました
・石が泣く…民話だぁ!と嬉しくなりながらオチがもう好き過ぎです。
・夜走る…え、何が?と訝しく思いながら翌日気づきました…鈍い
・雨師…画的にも何だか好きです
・釣り糸…わーオイラもやられた~!!
・返却…何だか妙に腹が立ちますよね(笑)
・みちづれ…つい先日、我が家でも老人たちが会話していました……(怖)
そしてやっぱり、奇オリジナル栞がほしいです!
遅くなりましたが、考えもなしに出したひとことでお書き頂きまして、本当にありがとうございます。
いずれそこまで行きつくかと!
以前100までまとめて書かせて頂いたので、今回は200まで。
とりわけ気に入ったもの、気になったものを個別に一言欄にまとめました。
鬼一口、近づかない、聞き入れる、依存するなどの問答無用震えあがるもの、どこか哀愁をおぼえるもの、コミカルなもの、珍妙なもの、手を替え品を替え、次々と繰り出すお話がどこまでも読み飽きず、気づくと時が過ぎております。
酒盗ではなく鵜狩印の『時盗』として瓶づめして売って頂きたいものです。
[一言]
以前100までまとめて書かせて頂いたので、今回は200まで。
とりわけ気に入ったもの、気になったもの
・赤くなる…どこがどう怖いのか、というお話なのですが、夢で見てしまえば確実に病に陥りそうな……
・来光を見る…分け行っても分け行っても、の句をつい思い起こしてくすっとしました。悔しがりようがまた可愛い!
・空白…超短編なのに人間の恐ろしさがぎゅっと詰まっていました
・石が泣く…民話だぁ!と嬉しくなりながらオチがもう好き過ぎです。
・夜走る…え、何が?と訝しく思いながら翌日気づきました…鈍い
・雨師…画的にも何だか好きです
・釣り糸…わーオイラもやられた~!!
・返却…何だか妙に腹が立ちますよね(笑)
・みちづれ…つい先日、我が家でも老人たちが会話していました……(怖)
そしてやっぱり、奇オリジナル栞がほしいです!
遅くなりましたが、考えもなしに出したひとことでお書き頂きまして、本当にありがとうございます。
いずれそこまで行きつくかと!
感想ありがとうございました。掌編ばかりとはいえ100話もの一気読み、感謝です。
タグに「ごった煮」としている通り、飽きさせない工夫はしているつもりですけれど、斯様にご高評いただけると面映いばかりです。
「赤くなる」
なんだかよくわからないけれど不気味。理由は知れないけれど座りが悪い。そんな感覚的に嫌な感じを目指してみました。
「来光を見る」
青い山ならぬ重い蚊帳、ですな。
語り手の正体を明かさないのは、ラストのこのオチのためでした。可愛いと仰っていただけて何よりです。
「空白」
先生は一体何を見たやら。秘密の大きさはそのひとの映し鏡でもありましょうから、先生の内面の程度が憶測できそうです。
「石が泣く」
山の石を持って帰ってきたら不調を来たしたので、それを元のところへ返しにいった、というような話を聞いて、文明で懐柔する形に仕立ててみました。ある意味拉致事件です。
「夜走る」
気づかなければ普通の光景なのだけれど……という形を志してみた次第です。
こういうのはわかりやすさを入れすぎると味がぼけるますが、そもそも気づかれないとそれこそ無味乾燥なので、匙加減が難しいところです。
「雨師」
夏場、夕立に遭った折にふと情景が閃いて書いた話でした。なので画的に好きというお言葉を、とても嬉しく思います。
「釣り糸」
俺も触ってしまうタイプです。というか大体、俺がひっかかりそうな真似をする奇妙ばかりを書いております。
「返却」
感謝顔でこれですからねえ。元々お前らのものじゃないだろう、と一喝してやりたい。
「みちづれ」
壊れる時って、どうしてか一斉なのですよね……。
掉尾となりましたが、こちらこそ企画へのご参加ありがとうございました。
頂戴した原案で仕立てました「ここで待ってる」、到着してお楽しみいただければ幸いであります。
タグに「ごった煮」としている通り、飽きさせない工夫はしているつもりですけれど、斯様にご高評いただけると面映いばかりです。
「赤くなる」
なんだかよくわからないけれど不気味。理由は知れないけれど座りが悪い。そんな感覚的に嫌な感じを目指してみました。
「来光を見る」
青い山ならぬ重い蚊帳、ですな。
語り手の正体を明かさないのは、ラストのこのオチのためでした。可愛いと仰っていただけて何よりです。
「空白」
先生は一体何を見たやら。秘密の大きさはそのひとの映し鏡でもありましょうから、先生の内面の程度が憶測できそうです。
「石が泣く」
山の石を持って帰ってきたら不調を来たしたので、それを元のところへ返しにいった、というような話を聞いて、文明で懐柔する形に仕立ててみました。ある意味拉致事件です。
「夜走る」
気づかなければ普通の光景なのだけれど……という形を志してみた次第です。
こういうのはわかりやすさを入れすぎると味がぼけるますが、そもそも気づかれないとそれこそ無味乾燥なので、匙加減が難しいところです。
「雨師」
夏場、夕立に遭った折にふと情景が閃いて書いた話でした。なので画的に好きというお言葉を、とても嬉しく思います。
「釣り糸」
俺も触ってしまうタイプです。というか大体、俺がひっかかりそうな真似をする奇妙ばかりを書いております。
「返却」
感謝顔でこれですからねえ。元々お前らのものじゃないだろう、と一喝してやりたい。
「みちづれ」
壊れる時って、どうしてか一斉なのですよね……。
掉尾となりましたが、こちらこそ企画へのご参加ありがとうございました。
頂戴した原案で仕立てました「ここで待ってる」、到着してお楽しみいただければ幸いであります。
- 鵜狩三善
- 2019年 04月14日 22時27分
[一言]
「奇」祭り、楽しませて貰っております。
「食べ競べ」
お題消化ありがとうございます。まさかのきゅうりの展開。さすが「奇」。一本漬けという味のついたもので本当よかった。(笑)
食べ続けた先が何処なのか気になります。何処へ向かう、きゅうり。実家で育てたきゅうりも、それくらい長くなってくれると色んな意味で面白いかもしれません。あれは大体太くなる一方ですから……。
「奇」祭り、楽しませて貰っております。
「食べ競べ」
お題消化ありがとうございます。まさかのきゅうりの展開。さすが「奇」。一本漬けという味のついたもので本当よかった。(笑)
食べ続けた先が何処なのか気になります。何処へ向かう、きゅうり。実家で育てたきゅうりも、それくらい長くなってくれると色んな意味で面白いかもしれません。あれは大体太くなる一方ですから……。
感想と企画へのご参加、ありがとうございました。
お楽しみいただけているなら、感謝も益々というものです。
「食べ競べ」
原案から、なんだかとても一生懸命きゅうりを食べるイメージが湧いて、それがそのままナンセンスでシュールな情景に繋がりました。
理由も何も置き去ったまま、珍妙具合をご賞味いただければと存じます。
食べきった先は多分、語り手にとっての浄土なのでしょう。それが自己満足だとしても、一等賞には価値があるものですから。
お楽しみいただけているなら、感謝も益々というものです。
「食べ競べ」
原案から、なんだかとても一生懸命きゅうりを食べるイメージが湧いて、それがそのままナンセンスでシュールな情景に繋がりました。
理由も何も置き去ったまま、珍妙具合をご賞味いただければと存じます。
食べきった先は多分、語り手にとっての浄土なのでしょう。それが自己満足だとしても、一等賞には価値があるものですから。
- 鵜狩三善
- 2019年 04月12日 22時52分
[一言]
「奇」祭り、楽しませて頂いております。
毎日『奇』を読めるなんて、何て贅沢!
「その場逃れ」
これ、私が小さい頃に起きた実話なんです。(母はいまだにこの件についてぶちぶち言っています笑)そうか、奴は逃げ出したのか! 残念ながら我が家のハンバーグは戻ってきませんでした。くそう〜、奴は食べられる覚悟を決めることができなかった根性なしハンバーグやったんですね。あるいは、方向音痴ゆえに逃げ出した場所を思い出せず、違うお宅の夕食になったのかも……。いや、やはり逃走中ににゃんこたちに喰われたのが有力か……((((;゜Д゜))))))) とっても楽しいお話でした。
「舌借り」
か、かわいいいいいい〜。わんこも好きです。でも、やっぱりにゃんこが好きなのです。くううう、動物ネタに絡められると無条件でニヤニヤしてしまう。鵜狩さんめ、鵜狩さんめ……ありがとうございます(五体投地)家族全員ではなく、対象が絞られているのがたまらないですね。いつも美味しそうなものを食べていたのかしらん。それにしても、チューブで突っ込むとか、主人公はよほど腹が立っていた様子。みかんではなく、蒙古タンメンでも試してみて欲しかったりします。(怪しんで食べてくれなかったかな?)
「奇」祭り、楽しませて頂いております。
毎日『奇』を読めるなんて、何て贅沢!
「その場逃れ」
これ、私が小さい頃に起きた実話なんです。(母はいまだにこの件についてぶちぶち言っています笑)そうか、奴は逃げ出したのか! 残念ながら我が家のハンバーグは戻ってきませんでした。くそう〜、奴は食べられる覚悟を決めることができなかった根性なしハンバーグやったんですね。あるいは、方向音痴ゆえに逃げ出した場所を思い出せず、違うお宅の夕食になったのかも……。いや、やはり逃走中ににゃんこたちに喰われたのが有力か……((((;゜Д゜))))))) とっても楽しいお話でした。
「舌借り」
か、かわいいいいいい〜。わんこも好きです。でも、やっぱりにゃんこが好きなのです。くううう、動物ネタに絡められると無条件でニヤニヤしてしまう。鵜狩さんめ、鵜狩さんめ……ありがとうございます(五体投地)家族全員ではなく、対象が絞られているのがたまらないですね。いつも美味しそうなものを食べていたのかしらん。それにしても、チューブで突っ込むとか、主人公はよほど腹が立っていた様子。みかんではなく、蒙古タンメンでも試してみて欲しかったりします。(怪しんで食べてくれなかったかな?)
- 投稿者: 石河 翠@「運命の番を嫌う訳あり娘は拒めない」配信中
- 2019年 04月08日 19時05分
感想と企画へのご参加、ありがとうございました。
楽しんでいただけているなら何よりであります。
「その場逃れ」
だからなんだって皆、そんな愉快な体験談を持っているのかと問い質したくなります。ネタにしてやろうと待ち構えているから、奇妙に相手にされないのであろうか。
石河さんのお宅のハンバーグは、ちゃんと帰ってこない駄目なメロスであったのですな。
同じくハンバーグが献立だった他所の家に間違えて入って、そのまま気づかれずに焼き上げられていた説を俺は提唱しておきましょう。
まあハンバーグの自発的脱走であったとしても、どこからどう逃げたのかの謎と、綺麗になってたボウルの謎は解明されないままなのですけれど。
「舌借り」
困った時は動物ネタです。いや真面目な話、犬猫は古くから身近であっただけに、色々と化かしたり恩返ししたりのパターンが豊富でシチュエーションを作りやすかったり。
借りる先をひとりのみにしたのは、お母さんを怒らせるとご飯に差しさわりが出るし、お父さんは怖いし……みたいな消去法の果てだったのかもしれません。語り手は多分、猫にとっては一番気軽かつ親しい対象だったので、「こいつならまあ、許してくれるだろう」みたいな具合で。実際怒って復讐はしましたけれど、それで水に流しておりますしね。
そして辛いのとか熱いのとかは、やっぱり見てから回避してたような気がします。だけどチョコミントだとか梅だとか、思わぬフレーバーにはまったりすると面白かったかもしれません。
楽しんでいただけているなら何よりであります。
「その場逃れ」
だからなんだって皆、そんな愉快な体験談を持っているのかと問い質したくなります。ネタにしてやろうと待ち構えているから、奇妙に相手にされないのであろうか。
石河さんのお宅のハンバーグは、ちゃんと帰ってこない駄目なメロスであったのですな。
同じくハンバーグが献立だった他所の家に間違えて入って、そのまま気づかれずに焼き上げられていた説を俺は提唱しておきましょう。
まあハンバーグの自発的脱走であったとしても、どこからどう逃げたのかの謎と、綺麗になってたボウルの謎は解明されないままなのですけれど。
「舌借り」
困った時は動物ネタです。いや真面目な話、犬猫は古くから身近であっただけに、色々と化かしたり恩返ししたりのパターンが豊富でシチュエーションを作りやすかったり。
借りる先をひとりのみにしたのは、お母さんを怒らせるとご飯に差しさわりが出るし、お父さんは怖いし……みたいな消去法の果てだったのかもしれません。語り手は多分、猫にとっては一番気軽かつ親しい対象だったので、「こいつならまあ、許してくれるだろう」みたいな具合で。実際怒って復讐はしましたけれど、それで水に流しておりますしね。
そして辛いのとか熱いのとかは、やっぱり見てから回避してたような気がします。だけどチョコミントだとか梅だとか、思わぬフレーバーにはまったりすると面白かったかもしれません。
- 鵜狩三善
- 2019年 04月08日 23時18分
[一言]
「足し前」
彼氏さん、実はキカイダー01だったんじゃないですかね……
「足し前」
彼氏さん、実はキカイダー01だったんじゃないですかね……
検索してみたら阿修羅男爵みたいなヒーローが出てきたのだけれども、この方仏壇で充電するのかしらん……?
- 鵜狩三善
- 2019年 04月04日 23時48分
[良い点]
「お守り雲」「芸達者」「旅梅」、
優しいお話しに仕上げていただきありがとうございます。
周囲には「空耳・空目・幻臭の○○」と
心温まる評価をいただいておりますワタクシでございますが、
お題の体験をした際には本気(マジ)でうろたえておりました。
このたび鵜狩様のおかげで、
コワイお話しになりませんでしたので、
記憶を上書きして今夜からよく眠れそうです、ハイ。
「お守り雲」「芸達者」「旅梅」、
優しいお話しに仕上げていただきありがとうございます。
周囲には「空耳・空目・幻臭の○○」と
心温まる評価をいただいておりますワタクシでございますが、
お題の体験をした際には本気(マジ)でうろたえておりました。
このたび鵜狩様のおかげで、
コワイお話しになりませんでしたので、
記憶を上書きして今夜からよく眠れそうです、ハイ。
- 投稿者: Garam Masala
- 2019年 04月03日 21時21分
感想と企画へのご参加、どうもありがとうございました。
特に意図したわけではなかったのですが、ガラムマサラさんから頂戴した御題はどれもほんわか系になっておりました。
いずれにせよ、話の仕立てをお気に召していただけたなら何よりというものです。
しかしご本人は大変でありましょうけれど、そんなに不思議体験が多いとネタに困らなそうだなあと、少し羨ましくもなる俺なのでありました。
特に意図したわけではなかったのですが、ガラムマサラさんから頂戴した御題はどれもほんわか系になっておりました。
いずれにせよ、話の仕立てをお気に召していただけたなら何よりというものです。
しかしご本人は大変でありましょうけれど、そんなに不思議体験が多いとネタに困らなそうだなあと、少し羨ましくもなる俺なのでありました。
- 鵜狩三善
- 2019年 04月04日 23時45分
[一言]
お題で書いていただき、ありがとうございました!
二篇とも大変素敵で、うはうはと喜びがわきあがってまいりました。
756話『豚の餌』
なんて不気味! 凄くスキです。なんとかちゃんというのが、良いです。ななしになった彼女を飲み込んだ丸々と太った豚くんは、どこのどいつで、どういう謂れで、主人公にまとわりついているのか。
考えれば考えるだけ、のんのんのんのん、不吉な絵柄ばかりが浮かんできます。ふふふ、たのしい。
757話『今日の献立』
あら、素敵! まさかのロマンスのきっかけになるとは思いもしませんでした。斜め上いく裏切られ方が爽快に感じます。
のたくった様な。ひっかきキズの様な字が、皮膚のうえに浮かぶさまは何ともいえません。いちいち読んで、さらに料理してくれるなんて、優しい女性ではないですか! もしや恋の魔法をかけられたのか!? とロマンチックな想像を巡らせました。
ありがとうございました。来年もありましたら、ぜひ参加したいです!!
お題で書いていただき、ありがとうございました!
二篇とも大変素敵で、うはうはと喜びがわきあがってまいりました。
756話『豚の餌』
なんて不気味! 凄くスキです。なんとかちゃんというのが、良いです。ななしになった彼女を飲み込んだ丸々と太った豚くんは、どこのどいつで、どういう謂れで、主人公にまとわりついているのか。
考えれば考えるだけ、のんのんのんのん、不吉な絵柄ばかりが浮かんできます。ふふふ、たのしい。
757話『今日の献立』
あら、素敵! まさかのロマンスのきっかけになるとは思いもしませんでした。斜め上いく裏切られ方が爽快に感じます。
のたくった様な。ひっかきキズの様な字が、皮膚のうえに浮かぶさまは何ともいえません。いちいち読んで、さらに料理してくれるなんて、優しい女性ではないですか! もしや恋の魔法をかけられたのか!? とロマンチックな想像を巡らせました。
ありがとうございました。来年もありましたら、ぜひ参加したいです!!
感想ありがとうございます。
原案のカラスウリさんにお喜びいただけましたなら、何よりというものでございます。
「豚の餌」
二題頂戴しましたので、こちらは不気味系で仕上げてみました。
なんとかちゃんは、名前ごと食べられてしまったのか。語り手がそもそも興味なぞ持っていなかったのか。豚はどこから来て、語り手のどこに目をつけたのか。
そこらは全て語らずで、不穏な気配だけ散りばめておきましたので、不吉なイメージを思い描いていただけましたら幸いです。
「今日の献立」
食べる、食べさせるという行為はそのままに、こちらは前話とはくるりと方向性を変えてみました。
文字が浮き出た理由はこれまた明かされませんが、縁結びの神様の仕業か、あるいは彼女の方からの特殊なアプローチだったのかもしれません。がっつり胃袋をつかんでおりますし。
ちなみに他の方に指摘されて気づいたのですが、語り手にだけしか見えない文字を理由に女の子に手料理を頼むとか、口説きの作戦にしか見えませんよね……。
こちらこそ、今回の企画へのご参加ありがとうございました。
来年も開催したいと考えてはおりますので、その時はどうぞよろしくお願いいたします。
原案のカラスウリさんにお喜びいただけましたなら、何よりというものでございます。
「豚の餌」
二題頂戴しましたので、こちらは不気味系で仕上げてみました。
なんとかちゃんは、名前ごと食べられてしまったのか。語り手がそもそも興味なぞ持っていなかったのか。豚はどこから来て、語り手のどこに目をつけたのか。
そこらは全て語らずで、不穏な気配だけ散りばめておきましたので、不吉なイメージを思い描いていただけましたら幸いです。
「今日の献立」
食べる、食べさせるという行為はそのままに、こちらは前話とはくるりと方向性を変えてみました。
文字が浮き出た理由はこれまた明かされませんが、縁結びの神様の仕業か、あるいは彼女の方からの特殊なアプローチだったのかもしれません。がっつり胃袋をつかんでおりますし。
ちなみに他の方に指摘されて気づいたのですが、語り手にだけしか見えない文字を理由に女の子に手料理を頼むとか、口説きの作戦にしか見えませんよね……。
こちらこそ、今回の企画へのご参加ありがとうございました。
来年も開催したいと考えてはおりますので、その時はどうぞよろしくお願いいたします。
- 鵜狩三善
- 2019年 04月02日 20時03分
感想を書く場合はログインしてください。