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[一言]
落ちぶれと再起。

カルロス・ゴーン。GONE IN THE BOXで華麗にコメディアンに転職してしまいましたが昔、彼の自叙伝を読んだときはまさかこのような愉快なことをする人物とは思っていませんでした。自叙伝を読む限り、彼は現場とに意思疎通を重視しトップに不都合な情報を隠蔽する特別扱いの廃止。そして部品の共通化を始めとした生産効率の向上といった旧日本軍が第二次世界大戦で敗北した組織的な弊害を日産社内から一人で一掃した一級の経営者、指揮官とはかくあるべきという人物でした。特に感銘を受けた記述は彼のような世界を股にかけるビジネスマンは内戦中の国の女性を嫁にすべきだというものです。
アメリカで近所で銃撃戦が発生しても不安がることなく「ミサイルや大砲の弾が飛んで来ないだけまし」、日本で物価の高さに驚くも「銃弾が飛んで来ないだけまし」と一蹴し右往左往することなく家庭を支えてくれるから安心して仕事に集中できるのだそうです。

偉人は「糟糠の妻」を意識的に探すことができるのだと感心したものです。

しかし、2010年、そこまで信頼していた奥さんと離婚したことには驚かされました。しかも理由は彼自身の浮気を彼女に責められたことで逆上し奥さんに対してDVを働くようになった事だそうです。

正直がっかりしましたね。これで彼のキャリアも終了かと。

此れさえなければ、彼はフランス政府の日産のキャッシュ・ディスペンサー化の陰謀に巻き込まれずに周囲から惜しまれながら引退できたでしょう。

実際、彼のような立場の人間は「ラプター」一機も買えないはした金のトラブルで立件されるわけがありません。

検察の前で堂々と「督促状もって来い。幾ら払えば満足するのか。」と恫喝しますからね。

偉人の凋落は西洋人は長年、連れ添った妻にないがしろにする事から始まるようです。よく知られる例としてはナポレオンですね。彼女自身、あまり褒められた行動をとってませんので離婚はやむを得ないと思われますが、それ以降、彼の運気に陰りが見え始めたのは間違いありません。

アジアでは他人の嫁を嫁を奪う事で凋落が始まるようです。代表例は唐の玄宗でしょうか?

凋落後、スルーライフするのは構いませんがスローライフモノは小説の構成が本当にスローライフにしてしまえば、間違いなくエタりますから注意する必要がありますね。


ナポレオンはワーテルローで敗北した後、セントヘレナ島で死ぬまでスローライフやってた様ですが誰もネタにはしていませんし。

攻略と生存。ラスボス攻略は確かに事前準備でしっかり対策してから挑むのが王道です。そしてラスボスはその対策でかなり際どいレベルで追いつめられるも非公開の切り札で立場を逆転しなければなりません。しかし最後は主人公が今まで積み上げた努力と機転、仲間たちの献身或いは犠牲により止めを刺してというのが一連の流れとなります。

そこからどのように個性、読了後の余韻を持たせ、何よりも読者を飽きさせない事を目的として作家さんは念入りに準備する必要があるのでしょうか。
 くろの介様、ご感想ありがとうございます。

 ナポレオン・ボナパルト氏はセントヘレナ島で『孫子』のフランス語訳を読んで「もっと前にこれを読んでいたら今とは違う人生だっただろう」と述べていたとされますね。おそらくアミオ訳だと思いますが。
 軍事の天才も政略は疎かったですからね。あくまで武人でしかなかった。もし『孫子』で政略も身につけていれば黄帝の地位を失うようなことはなかったかもしれません。
 たしか島流しなのに一度抜け出しているんですよね。それで捕まって今度はさらに遠方のセントヘレナ島へ島流し。これで諦めてスローライフに精を出したそうですが。

「攻略と生存」ではラスボス攻略がクライマックスになりますので、主人公側も準備万端万事OKで臨むのですが、ラスボスはそれよりもわずかに強いんですよね。その足りない部分を犠牲なり機転なりで乗り越えて倒すのが王道です。まぁゲーム系「剣と魔法のファンタジー」ですから、ギリギリの状態で攻略できないと、実際のゲームでも盛り上がりませんからね。ゲーム系だけにより派手な展開が求められますからね。主人公側が回復アイテムを使い切り、仲間も何人か倒されている。そんな状態で逆転するからドラマチックなんですよね。スクウェア・エニックスのRPGでは定番とも言える展開です。
 クライマックスが終わったらエンディングに向かいますが、どんなエンディングを迎えるべきかは作品によりますね。勇者が主人公の場合なら、勇者のその後を書くか書かないかで読後感もかわってきます。群像劇であれば魔王を倒した人々がその後どうなったのかはやはり欲しいところですね。ひとりひとりを掘り下げられなかったぶん、後日談で差をつけるしかないですからね。初登場から延々と経歴を語る作品もありますが、物語が先に進まないのでできれば禁じ手にしたいところです。それこそ魔王を倒したあと、勇者のそれぞれがどのような出身で、どのような結末を見せ、どのような日常へと戻っていくのか。読み手が知りたいのはそこです。
 群像劇と勇者の一人称視点とでは、求められるエンディングは変わってきます。
 群像劇でも延々と語らないでスパッと終わる書き手もいますからね。
[一言]
挫折と立ち直り。確かにコラムに述べられている通り10万字の制限が付けば冒頭部で挫折、佳境で立ち直り、最後に復仇しエピローグを迎えるという流れの一択になりますね。

現実レベルでも負け続けて最後に逆転というケースは非常に少ないですね。日本では足利尊氏、お隣では劉邦が有名です。

欧州では七年戦争時のフレデリック大王、北方戦争時のピョートル大帝が有名でしょうか。

何れも戦場では負け続けでも戦略的には勝って相手を勝てば勝つほど味方が減って追いつめられるという現象を発生させています。そして最後に一つ勝てば良いという状況に最終的に持ち込こんで勝っていますね。

正直、小説ではあまり人気の出そうにない展開です。特に劉邦は日本人にはあまり好かれていないようですし。

欧州の方も私自身、負けたマリア・テレジアや戦死したカール12世の方に魅力を感じます。

勇者と魔王の物語も勇者は勝ち続けても勇者以外はフルボッコという状況で最後は勇者の本陣特攻、丁度、大阪夏の陣のような展開にしないと受けは良くないでしょう。

甲子園でも時を超えて名勝負とされる試合は大体、こんな感じの展開ですし。

あと長編では主人公のライバルとして必ず登場する中間管理職のエリートさんを何処まで魅力的に描けるかも重要ですね。

主人公が挫折して立ち直る過程で登場し最初に受けた汚名を返上しようと果敢に挑むもその都度、汚名を挽回し続ける可哀想な役柄。ガンダムでは赤い彗星とあだ名される人物が該当しますね。彼の存在しなければきっと人気は半減したでしょう。
 くろの介様、ご感想ありがとうございます。

 本当に「挫折と立ち直り」の物語は原稿用紙三百枚・十万字という制限がつけられると同じ展開にしかならないんですよね。
 昔とある小説賞に応募しようと同じ「挫折と立ち直り」物語を二作作りましたが、構造がどちらも同じになってしまいました。結局「よりよいほう」だけを応募しましたけど、見事に玉砕しましたね。いい思い出です。

 劉邦が恵まれていたのは、戦場で負けながらもそれほど兵を損ねなかった張良の手腕と、後方支援の蕭何が絶えず前線へ兵と食糧と資金を贈り続けたことに尽きます。韓信の「背水の陣」も有名ですが、劉邦の中華統一が成ったときに、後顧の憂いを断つために殺されてしまいましたからね。張良は中華統一したらすぐに隠遁して姿をくらましましたが、あのくらい潔く権力から遠ざかれば政略に巻き込まれずに済みますね。
 残った幕臣の陳平は、劉邦の妻・呂后が光帝が即位するまで横暴を極めたときに追従して難を逃れ、呂后が死んだら呂一族を皆殺しにして劉一族による支配を取り戻すという手間のかかることをやっています。
 まぁ曲がりなりにも皇帝一族ではあるので、たとえ暴虐を尽くしても征伐するわけにはいかなかったんでしょうね。

 赤い彗星さんはなにが3倍だったのだろうと常々思っておりました。
 負け込み方が他者の3倍早かった印象が……。
 ともに戦った部下は皆一話で死んでしまいますから、3倍は命を永らえていたような気はします。部下のジーンとデニムも、かつての部下のドレンもザンジバルとの挟撃戦を挑むもガンダムとホワイトベースに一瞬で負けているし。
 そういえばたとえが古いですが「タイムボカン」シリーズのドロンジョ一味なんかも、汚名を挽回し続けていますよね。それでもドクロベエ様は毎回任務を授けているのですから、ドクロベエ様は意外と部下思いの好い人なのかもしれませんね。
[良い点]
1234回到達おめでとうございます!

[一言]
 迷い、恐れ、ためらいこそが、人生だと思います。
 その上で、後で後悔しないように、その時に出来る自分の考える最善の手を打つだけなんでしょうけどね。
 
 悟りの境地、
 ――「損したって関係ないね」と意に介さない姿勢は、ある意味、インテリ系ボスに多い危険な思想ですよね。
 一般大衆の正義と、悟りを開いた神の目で見た正義は随分ずれている筈ですから。

 例えば、人間を種として考えた場合、障害者などの社会的弱者を保護する人道主義は一般大衆の正義でしょうけど、神の視点に立った正義では……。
 
 くろねこ様、ご感想ありがとうございます。

 やはり「迷い」「ためらい」「恐れ」があるから人間味があるのだと思います。
 物語を通じて主人公がそれらを乗り越えていく姿を読ませるのが「迷いと悟り」の物語ですね。
 でもすべてを悟るわけではなく、あくまでもひとつの事柄についてのみ「悟る」のです。
 おっしゃるとおり、もしすべてを悟った存在なんて小説に出したら、おそらく一次選考も通らないでしょうね。あまりにも人間味がなさすぎて、物語がつまらなくなってしまいますから。
 どんなに優秀な人物でも、なにか「迷い」「ためらい」「恐れ」を抱いているから人間臭くなる。そこに読み手は共感覚を得て主人公に入り込めるのではないでしょうか。
 神の視点から正義を語るのは、そういった人間臭さを感じさせない、冷徹なまでの客観性に基づくもの。
 つまりコンピュータのような存在が、人々の上に立つという超管理社会となりかねませんね。
[一言]
対立と共存。
そもそもお互い共存できるのであれば最初から対立は起こりません。口論は発生しても根本的に共通の価値観を有しているためにお互いに妥協点を見出しやすくなるのですね。

長年、対立を続けていた関係が共存するパターンは一つしかありません。お互いに過去の因縁を捨て手を組まないと対抗できない勢力が現実的な脅威として目の前に出現するというケースのみです。

大抵は手を組み損ねて共倒れになるケースが殆どです。唯一の成功例がイギリスとフランスの関係です。ノルマン・コンクエスト以前から何かと対決、ナポレオンの時代にはピークに達していたのですがドイツ帝国の台頭で見事に掌を返して共存しました。

そして驚くことにフランスは第二次世界大戦の時、ドイツに早々と降伏したにも関わらず戦勝国面しているr連合国ですらなかった中共と並んで世界で最も厚顔無恥な国のツートップを張っています。

くろの介様、ご感想ありがとうございます。

 確かに対立している物同士を最短で組ませるなら、共通の敵が現れるに越したことはありません。
 基本的な価値観が近いのなら、共通の敵に立ち向かうために手を組むのは自然な話です。
 今なら中国の台頭により、アメリカが各国に対して「アメリカか中国か」を選ばせる踏み絵を強いていますね。

 第二次世界大戦では、フランスが早々にドイツの軍門に降ったから、ドイツのアフリカ侵攻まで発展したんですよね。もしフランスが徹底抗戦に打って出たら、ヨーロッパ各国が支援していたかもしれません。まぁイタリアが「日独伊三国軍事同盟」を組んでいましたので、まったく頼れませんが。スペインやポルトガル、オーストリアあたりは支援可能だったはず。まぁそれを見越してドイツは三国同盟でフランスの後背に敵を作ったのでしょうけど。
 ドイツがユーラシア大陸の反対に位置する日本と同盟を組んだのは、おそらくイギリスを牽制するためですね。第一次世界大戦ではイギリスと日本が組んで軍事プレゼンスをきかせていました。ヨーロッパから世界を支配しようとするドイツとしては、島国イギリスがどうしても邪魔だったんですよね。ドイツの強みは機動旅団でしたから、陸軍は強くても、空軍が頼りにならない。島国イギリスは陸軍が弱くても海軍・空軍が強かった。だから、ドイツを封じ込めようと思えばできた位置にイギリスがあったため、それを牽制しておきたかったのでしょう。

 第二次世界大戦では、なぜか反抗しなかった国々が「戦勝国」面をしていますよね。ソビエト連邦はドイツとだけ戦って、日ソ不可侵条約を締結して日本とは戦わなかったのに、戦後なぜか北方領土を侵略しましたからね。ソビエト連邦はドイツにすら勝っておらず、まさに火事場泥棒です。
 国際連合の常任理事国のうち、秦に「戦勝国」なのは、ドイツを破ったイギリスと、日本を破ったアメリカくらいなものです。イタリアは兵站が伸びきって自滅しただけ。中国も韓国も日本と戦って勝ったわけではない。中国なんて毛沢東がゲリラ戦術で日本軍を惑わせていたくらいです。しかも当時の中国政府は国民党でしたからね。たとえ戦勝国を名乗ったとしても、それは国民党であるべき。なのに戦後の権力争いに勝った共産党が戦勝国を僭称する始末。しかもなぜか台湾島の領有権まで主張する。呆れてものが言えません。(ここでおおっぴらに言っていますが)。
 世界の平均寿命を考えれば、もう第二次世界大戦の枠組み自体が古すぎて意味がないんですよね。戦後七十五年経って、まだ第二次世界大戦のいわゆる「戦勝国」が幅を利かせるのもおかしな話です。
 だからソ連を牽制する「G7」が生まれたのでしょうけどね。
[一言]
バトル・ロイヤル、物語の題材としては面白いのですけどね。繰り返していくと次第にパターンが決まってきてネタ切れになるか読者に飽きられるかの2つに絞られます。

昔、ジャンプで連載されていた「魁男塾」という作品が正にそれでしたね。

秦始皇帝による天下統一は連衡策という戦略が優れていた事もありますが統一に用いた戦略ドクトリンが秦始皇帝一代のものではなく数世代前から準備され彼まで順当に引き継がれて来たことが統一に繋がったと考えています。蘇秦は結局、一代限りでライバル連中に足を引っ張られています。そして彼の死後、秦始皇帝が秦王として登極する頃には右を向いても左を向いてもボンクラしかいない状況でした。後は熟した果実が落ちて来るのを待つが如く統一しましたね。地理的にも比較的平坦な地域が多かった事も幸いたようです。中国では彼の死後も天下統一を果たす英雄が幾人も登場したにも関わらず、欧州やインドでは1人も登場しなかった事からも地理的な影響を無視する事はできなかったと考えられます。欧州の場合はローマ法王庁という陰謀組織の存在も無視する事が出来ないでしょうが。
なんせローマ教皇の唱える「ハモン」という呪文は一時期、「バルス」並みの破壊力がありましたから。

しかし古代中国人の世界平和実現の為の天下統一という秦始皇帝によって果たされた大事業によって彼らの深層心理に「中華思想=世界平和実現の為の天下統一の実現を邁進しなければならない」という呪いに感染しました。そしてこの呪いに感染している事が中国人であるか否かを決定する要素となります。この呪いの恐ろしいところは住んでいる地域、所属する国、お肌の色が白や黒でも遺伝子レベルで民族が違いなど無関係に感染する事です。この呪いの特徴は国籍が住所の一部、記号になってしまうことです。地域のコミュニティーの一員に帰属する事が決してないという特徴を持ちます。更に言葉ではどれほど立派に民主主義、人権を唱えたとしても国家主席の地位に就任すれば現在の国家主席と同じ事を行う事でしょう。その行為は中国の統一を維持するためには必須でありますから当然です。
香港で有名な活動家も中国の地域毎の主権の分離独立を主張していない点からこの呪いから逃れられていない事が伺いしれます。尤も今後どうなるかはわかりませんが。

ただ一つ謂えることは現時点の世界の意識が継続するなら今後、世界を本気で政治的に統一する事業は中国人主導で推進されるでしょう。

アメリカをはじめとした先進国は統一事業をビジネスと考えるためリスクばかりで儲からない事が約束されている天下統一事業には見向きもしません。中国人にとっての世界平和実現の為の天下統一は呪いにも似た本能です。彼らは損得度外視で幾度失敗しても諦めず何度でも繰り返すでしょう。そして総ての国々にコロナウィルスのように潜りこみ機が熟せばその国の社会で尤も脆弱な部分が吹き飛ばします。

これは秦始皇帝の統一以降、中華帝国の中央集権化に向けてのドクトリンであり周辺の遊牧民族の弱体化へのドクトリンでもあります。

そして少し早いような気がしますがアメリカで現在進行形で弾けてますね。
くろの介様、ご感想ありがとうございます。

中国は一度モンゴルのチンギス・ハンが打ち立てた元に屈服しますが、そのときの版図が東ヨーロッパまで及んでいました。そのことから、中華統一思想はモンゴル人が成した偉業を、漢民族で達成しようと躍起になっているように見えますね。
良い意味では「歴史に学ぶ」ですが、悪く言えば「歴史に縛られている」んですよね。
韓国なども「歴史に縛られている」国ですね。しかも国際条約で解決されたものを蒸し返してばかり。これで韓国と国際条約を結ぼうとする国があるのでしょうか。

アメリカはどうなるかわかりませんよね。基本的にアメリカ大陸から広げた版図はアラスカ、ハワイ、グアムくらいですし。ドイツも朝鮮半島もソビエト連邦と二分していますからね。
「GREAT AMERICA MAKE AGAIN」をスローガンに、版図を拡大しようとしていますね。
中国にとられる前に奪ってしまえ、という意味でしょうか。
でも民主党のジョセフ・バイデン候補も似たような思想なんですよね。
今年11月以降は国際政治から目が離せなくなりそうです。
[一言]
変身と二面。夢と現実。どちらも小説において人間の深層心理に踏み込んだ哲学的な命題ですね。

生の自分では解決できない問題を何か特別な能力を突然発揮して解決したい。或いは何処からともなく現れた正体不明の親切な人にに無料で解決してもらいたい。という夢のような願望を具体的な形にしたものが変身ヒーローや魔法少女なのでしょう。現在は時勢的にコロナ問題を解決してくれるスーパーヒーローが待ち望まれているようですね。しかも開発したワクチンをイスカンダルのスターシャのように無償提供してくれればなお良しというところでしょうか。
懇意にして陣営に取り込めれば如何なる不利な選挙も確実に勝てますから望まれて当然ですよね。

夢は結局の所、自身の持つ承認要求に具体性を持たせたものが夢です。その承認要求を満たすだけの何かが得られなければ客観的に見て夢を叶えた用に見えたとしても満足できない、或いはその逆、夢が破れたように見えて満足するといった現象が発生するのでしょう。

くろの介様、ご感想ありがとうございます。

変身願望は誰にでもあって、今はそれこそ「新型コロナウイルスをやっつけるスーパードクター」が求められていますね。
日本では創薬ベンチャーのアンジェスだけが開発をしていますが、塩野義製薬が大株主なので、成功したらきっと「ヒーロー」になれるでしょう。まぁひとつのウイルスに効くワクチンは百の取り組みでようやくひとつ見つかればよいほうだとも言われていますけどね。物語で「変身ヒーロー」になる確率くらいには少ないような気がいます。

夢はひとつの目標ですね。これができたら失敗してもかまわない。たとえば「小説賞・新人賞」に応募できたら一次選考落ちしてもかまわない人もいます。逆に佳作に残っても満足できず、「なぜこれが大賞じゃないんだ」と食ってかかる人もいるでしょう。京都アニメーション放火殺人事件の犯人も「作品をパクられた」という理由だと供述しているようですし。
夢にどこまで重みを持たせるかは、結局その人自身にしかできないんですよね。周りがいくら「今のままでは及んでいない」と言っても、「これなら必ず大賞が獲れる」と信じて疑わない。頑固な人は大成しないと思っています。やはり周りの声にじゅうぶん耳を貸せる人でなけば、夢はつかめないはずです。
[一言]
歴史と改変。
一昔前は第二次世界大戦を舞台とし日本が戦勝国となるストーリーの仮想戦記が溢れかえっていましたね。結末はアメリカが戦勝国になった時よりも素晴らしい世界が誕生する単純なモノから新たな大戦を予感させるモノまでありました。

一部では現実の歴史と小説の世界の区別のつかなくなる子供まで出てきて単純に笑えない現象も発生しましたけど。

面白いことに歴史の改変の物語は戦勝国よりも敗戦国である日本でよく見られるようですね。日本では織田信長が天下を取るという歴史の改変はよく見かけますが、アメリカでは南部が北部を打ち破って伝統的アメリカの価値観を守護していくというお話は聞いたことがありません。後、ナポレオンがロシア遠征を成功させボナパルト朝を盤石のモノにするお話なんかも聞いたことがありません。冗談でも天下を統一させて貰った劉備はある意味幸せかもしれません。

まぁ現在の中国は秦が天下統一に用いたドクトリンを修正して世界平和実現の為の世界統一に邁進しているため小説には興味がないようです。ネットで紹介されたドクトリンによると現職の国家主席が80歳に到達する2030年代半ばまでにアメリカ軍を太平洋のハワイより東側までに封じ込めるというかなりタイトなスケジュールですから。最低でも本年度中に台湾に侵攻しないと間に合いませんから仕方ありませんね。
くろの介様、ご感想ありがとうございます。

日本は「判官びいき」の気質があって、敗者に肩入れしようとする人が一定数いますからね。
アメリカは実力第一主義ですから、敗者には厳しいところもあるのでしょう。
まぁ最近のアメリカの若者は、日本に原爆を落とさなくても戦争には勝てたはず、とやや判官びいきな面が出てきているようなので、これから歴史改変ものが流行るかもしれませんね。

中国は第一列島線からしてすでに諸外国から「意味不明」と思われていますから、正当性がないんですよね。
中国自身が世界の歴史を作るとでも言わんばかりです。
それにしても中国は新型コロナウイルス感染症をよく封じ込められましたね。というか7月の段階で医療従事者にワクチンを接種していたとか。武漢発祥ウイルスと呼ばれても不思議ではないスピードでのワクチン開発です。なぜでしょうかねぇ。
[一言]
地上の楽園・・・
冷静に考えれば詐欺の常套句。心が弱ってる人間にとっては福音に聞こえるでしょう。実際に天国への近道には間違いないですから。

私は理想郷を目指す物語と聞けば大体、「青い鳥」の童話を思い出します。最終的に身近にある幸せを自覚し大事にしなさいというある種の戒めの物語ですね。

苦労して追い求めて実際に手に入れてみると思っていたものとは違う。よくあることです。苦労して合格した学校や会社に実際に通ってみると理想とは違っていたなんて普通です。

親兄弟を皆殺しにしてまで手に入れた玉座は針の筵でしかなかったなんて事は歴史上良くあることです。

だからこその戒めなのでしょう。あなたが今狂おしく求めているものは其処までして手に入れる価値のあるものでしょうか?
大事なモノを何か見落としてはいませんか?という警鐘なのでしょう。

なろうの作家さんでは実際に書籍化してみて、プロの作家になって思っていたものとは違うというところでしょうか。

主人公無双モノをよく書く作家さんなんかは本当は作家になりたいのではなく物語の主人公になって活躍したいのだろうなと感じる事がありますので。
くろの介様、ご感想ありがとうございます。

私も『青い鳥』を例に引くか迷いました。
幸せは身近なところにある、というのは真理ですね。ですがそれに来づける人がどれだけいるか。なかなかいないのが実情です。

なろう作家さんは、いざプロとなったら面食らっているかもしれませんね。
プロがこんなにたいへんだとは思わなかった、という意味で。
プロに要求されるのは「売れる小説」ですからね。
「主人公最強」「無双」ものは書き手の理想だと思います。一度でいいからこんな爽快な活躍がしたかった。でもできないから小説にして昇華されたというところでしょうか。
[一言]
まぁ確かに語源を考えれば異世界ファンタジーに皇帝が登場するのはおかしいですね。尤も、皇帝をEmperorと翻訳するのも実はおかしくて、性質はDominusです。しかし、皇帝は天帝と同義であることからより正確を期するならGodと翻訳すべきなんですね。

政治的には欧州で皇帝と称するには西ローマ帝国の後継としてローマ法王に認められか、ビザンチン帝国の後継とギリシャ聖教の指導者の地位を引き継いでいる血統書が必要ですし。

イスラム教の場合は宗教的指導者としてのカリフと世俗的指導者としてのスルタンの両方を引き継いで始めて皇帝と呼べる存在となります。

しかし欧州では正式な形式に則って皇帝となったのはナポレオン1世が最後です。以降はドイツもフランスもお互いの対抗心で勝手に称しています。

大英帝国の場合は国同士の話し合いでお互いの君主Emperor、皇帝と公文書に記載する事を取り決めたようです。だから、天皇はEmperorと翻訳されるわけですね。


世界史的としての学術定義では東アジア世界、イスラム世界、地中海世界といったローカル世界の覇権国家を帝国と呼びその国の指導者を皇帝と称するようです。


辞書的な意味でも複数の国を征服支配する多民族国家の王の中の王を皇帝とするようです。

現在は宗教的権威が弱くなっていますから特に細かい取り決めはなく国家元首個人の趣味に依存するようです。

結局のところは、諸外国に名実共に覇者として認められる必要がありますね。でなければ過去の栄光に縋った可哀想な人物か自意識過剰の馬鹿と見なされ格好悪くなりますから。
くろの介様、ご感想ありがとうございます。

どうも「皇帝」という言葉に引っかかりを覚えてしまうんですよね。
英訳としては、大英帝国とも言われるグレートブリテン王国だって「帝国」なのですから厳守は「皇帝」になってしまいますしね。
覇権国家が、自身から「播種」と主張するのは古代中国でもなかったことですね。
周辺諸国がその覇権国家を「秀でている」と認めて、下風に立つのを是としていて、ようやく「覇者」と庶民が認識して初めて「覇者」なのだと思います。
斉の桓公も管仲の経済政策が当たって経済峡谷となって「覇者」と認められたくらいですしね。
なんの実績も実力もないのに「覇者」を名乗ると、たいていは周辺諸国からタコ殴りにされます。
[一言]
超古代文明、それだけでロマンですね。小説のバックボーンに据えれば作中の事件は大体、超古代文明が悪いで片付けることができて便利ですし。尤も超古代文明の滅亡原因はよくこんな性質でこんなに高度な文明を築けたなと感心する程軽率なモノが多いのですけどね。でないと滅びずに現存して物語にならないから仕方ありませんけど。後、超古代文明を扱うパターンとして文明を復元する過程においてその文明を、滅ぼした元凶となるヤバい存在も同時に呼び寄せたり復活させたり物語もありますね。ラヴクラフト系のコズミック・ホラーによくこのパターンを見かけます。

主人公を完璧超人を据える場合は物語の進行役となる語り部は普通の人を持ってくるべきでしょうね。完璧超人という人種は普通人とは思考形態が根本的に違いますから。
普通の人はあの人は何故、出来るのだろう?と考える所が完璧超人はあの人はなぜ自分と同じ様に出来ないのだろう?という思考が先に来ます。普通人フィルターを通さないと完璧超人の思考はただムカつくだけになるでしょうね。
くろの介様、ご感想ありがとうございます。

「超古代文明」という設定は、それだけでロマンを感じさせますね。ちょっとズルいですが、手っ取り早く物語のスケールを広げたいときに持ち出すとかなりのラクができます。まぁ滅亡した理由をそれなりに考えていないと、読み手に「これだけの文明がなぜ滅びたのか」がわからなくなりますけど。
疫病とか気候変動とかは現代文明が滅ぶ理由としてはありかもしれませんね。行き過ぎた科学が文明を滅ぼすのはよくある話です。

主人公を完璧超人にしてしまうと、弊害が大きいですね。一人称視点だとくろの介様のおっしゃるとおり感情移入できませんから。
難しいけど二人称視点にするか、感情はわからない三人称視点にするかで、多くの方は三人称視点を選びます。面白い話のはずなのに三人称視点で損をするパターンが多いのも「完璧超人」の悪いところですね。
二人称視点は『シャーロック・ホームズの冒険』で多用されているので、そちらで読み慣れれば書けはするはずなんですよね。まぁ連載小説は向きませんけどね。
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