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[良い点]
■第十九夜:怨みの原理
セルテの時と違うのは、彼女たちの《ねがい》が違うゆえですか。征服されたい、誰かに君臨してほしい、率いてほしいという《ねがい》。まさにsideA『騎士の戴冠』のお話でしたね……。
[一言]
エルマメイムさんが語ると説得力がありますねえ。奈落を知り、一度狂った巫女だからこそいえるヒトの業。善意の裏側に潜む、無意識の《ねがい》。

ぐわあああ、まさにソウルスピナ世界だなあ、と。
高潔なる戦乙女と姫巫女。イズマガルムを追う彼女たちは一体なにを成すのか。
次話もゆっくりとお待ちしております。
  • 投稿者: 退会済み
  • 男性
  • 2016年 08月07日 16時45分
管理
虚月さん、いつもありがとうございます。

そうですね。
ソウルスピナは一面的なヒューマニズムに対してかなり懐疑的なスタンスを採ってます。

己の責任や立場、境遇ゆえに大勢の輪から出ざるをえなかった、あるいは最初から入れてもらえなかった。
そういう登場人物たちからのカメラが非常に多いと思います。

そこが、たぶん、ボクの起点なんだなって思ってます。

でわ、また、お気軽に。
[良い点]
■第十八夜:〈ヘイトレッド・クロウラ〉
円環の魔女に挑むイズマガルム王。
そして、参謀である彼のサポートに回る姫巫女と戦乙女。
果たして、歪な《ねがい》から『彼女】たちを救えるのか。

[一言]
なんというかウィザードリィですねえ(この迷宮内での緊迫感が)
セルテの時よりもパーティとしての役割分担がはっきりして、互いの持ち味を補強しているといいますか(彼ら自身の手札がわかってきたからなのでしょうが)

しかし、真騎士は強いですねえ。《スパークルライト・ウィングス》。聖槍〈スヴェンニール〉が必要なのかもしれませんが、こんなのを連発できるのか……。

姫巫女の〈カラン・カラクビ〉も強力ですし、このパーティ隙がありませんねえ。

次話の更新も待たせていただきます。


  • 投稿者: 退会済み
  • 男性
  • 2016年 08月06日 17時17分
管理
虚月さん、いつもありがとうございます!

そうですね。
このsideB:不帰王の帰還、はダンジョンアタック&エンターテイメント成分マシマシで描いていっていますので、このような感じになってるみたいです。

《スパークルライト・ウィングス》は小弾体の集まりで、さらにそれが自動追尾式のミサイルのように振る舞うので、画面にとどまる時間が長く、連射されているようにも見えるのかもしれません。

あ、ちょっと脱線ですが、アシュレの竜槍:〈シヴニール〉ももとは真騎士のものなんですよ。

でわ、またまた、お気軽に!
[良い点]
■第十七夜:蘭華の秘密
かつて王であった男が、女にその秘を明かすか。
夜魔のフィティウマのように、やはり種族の気質が愛でる華に反映されているのですね……なるほど、蘭という華のシステムに読者も驚きますね。まさに機能美の美しさといいますか。

[一言]
〈イビサス〉も旧世界の超越者:《御方》に挑んだのですか……龍殺しを重ねた英雄ですら、彼らには勝てないのか。なるほど、これはかなり重要な話といいますか。

〈グリード・ゲート〉。強烈な対価を払うことにより、得る《ちから》。こんなものを老博士に刻まれてしまったのですか。なんとも酷いというか、恐ろしいですね。疑似的な《神》に至るための実験の産物なのでしょうが。

最初から彼女たちの異変に気付いていたイズマさん。どうか、歪められてしまった彼女たちと、その《ねがい》に救済を。
  • 投稿者: 退会済み
  • 男性
  • 2016年 08月05日 19時37分
管理
虚月さん、いつもありがとうございます。

はい。
王侯貴族たちが文化面でも中心を担っていた時代ですから、このような「園芸」に関する部分も当然秘中の秘、とされたはずです。

チューリップの歴史なども、調べはじめると唸るものがありますね。

別のものと掛け合わせると変異する──品種改良された種を当たり前のように享受している現代日本とは、そこに対する驚き、感動は比べることのできないほど大きなものだと思います。

さらに、最新の研究では、強く焼き付いた記憶は「遺伝する(DNAには拠らずに)」というような説もあるようで、これはなかなか面白いな、という感じです。

〈イビサス〉のくだりは、はい、とても重要ですね。

イズマに出来ることは「承る」ことなんですが、さて、ちゃんと果たしきれるのかな(笑)。

では、またまた、お気軽に。
[良い点]
絹糸の庵。
おおおお、濃厚な飯テロ&土蜘蛛の文化描写が……。
イワバミ葛しかり暗密の酒しかり、改めて設定の細密さに背筋が凍るようです(アガンティリス統一王朝の文化は、それぞれの魔の十一氏族に分散化されて、継承されているようですね)
[一言]
イズマガルム王。かの古代王は荒神を御すためにどれほどの苦痛を耐えてきたのか。

イオ嬢の真の思惑はいかに……。


  • 投稿者: 退会済み
  • 男性
  • 2016年 07月30日 20時50分
管理
虚月さん、いつもありがとうございます。

生体素材系の材料はいろいろ面白いですよね。かき渋と組み合わされた和紙なども、水に対してはかなり持つようで、江戸時代の日本の雨合羽は和紙製だったようです(というか、傘もそうか)。

そして、いまこれ書いててわかったんですが……ボク、イワバミ葛(くず)ってルビってますね……カズラだ、これ(あはあは)。

なおします。

お酒の醸しとかは、すこし掘り下げるとぐっと深みが増すので面白いですね。糖分をどうやって確保しているのか、とかそういうところが明らかになるので。

さてはて、どうなることやら。

では、またまた。
[良い点]
祝詞返しの崖……そして、神の成りそこないである蛭子ですか、なるほど(これは日本神話の参照ですね)

ぐわあああ、《カラーレス・サイコアシッド》厄介ですね(土蜘蛛の異能は正攻法で闘うものたち:真騎士等には致命的なのが多いような)
[一言]
玩具箱。冷厳な姫巫女モードのエルマメイムさんはとりあえず最高!として、この言葉の響きが嫌な予感がしますね。
巨乳侍従長の歓待はありがたいのですが、ダジュラの件もありますし……。

ううむ、はたして彼らに待ち受けるものとは。
  • 投稿者: 退会済み
  • 男性
  • 2016年 07月29日 21時34分
管理
虚月さん、いつもありがとうございます!

そうですね。
土蜘蛛たちの使う技は搦め手が多く、直接的火力よりもこのように状況を変えてしまうモノの方が多いようです。
このあたりは、やはり種族的特徴でしょう。

“狂える老博士”たちは知的好奇心が過度に肥大した、人類の戯画とも呼ぶべき存在です。
 玩具箱、という言葉に感じる生理的嫌悪感は〈ジャグリ・ジャグラ〉(ジーンジャグラー、という言葉が元です)とうまいこと関連性があるように機能しているのかな、とも思います。

では、またまた、お気軽に。
[良い点]
菫の騎士、だから彼女の《スピンドル》励起の匂いは……。

そして、アスカ姫に対する事実を知ってしまったイズマさん、はたして彼らとの『再会』はどうなることか。
[一言]
聖柩:〈アーク〉。書き換える《ちから》。
認識災害“ブルーム・タイド”の代価・代償により、存在を書き換えられた、アガンティリスの民が、真騎士の一族の祖であるなら、やはり原型であるヒトでしか、真騎士にはなれないのでしょうね。

既に存在を《ねがい》により歪められた魔の十一氏族は、既に聖棺の及ぶ《ちから》の範囲外ということかもしれませんが。

ぐわあああ、そして外道すぎる狂える老博士。
アスカ姫の父親の真の正体は考えないことに……。

ただ、ラッテガルトが語る堕落した戦乙女の存在を忘却する・させようとする力学(もしくは背後にひそむ《ねがい》)は非常に興味深くはありますが。
  • 投稿者: 退会済み
  • 男性
  • 2016年 07月26日 22時03分
管理
虚月さん、いつもありがとうございます!

はい。《スピンドル》の薫り、についてはつまりこういう伏線回収のためのものでもある、ということです。

ちょっと今回のエピソードでは解決できないような不穏因子も出てきましたね。

アークとアガンティリス、《ブルーム・タイド》、異種族の成り立ちに関する考察、鋭いですね。可塑領域、という言葉、憶えておいてもらえるといいかもです。

では、また、お気軽に。
[良い点]
歪んだ恋慕と慕情。
なるほど……ダジュラ殿の心情が明かされたかたちですね。
土蜘蛛の教団の過去と、凶手たちの内情が見えてきます。
[一言]
第二位。実質最強に近い男が始動するのか。
果たしてムカデ隊とは……。

私的、『いままで、それでも同族の手で弄ばれてきた──それがどれほど幸運なことか』が一番キマスね(ダジュラさんも底が知れないといいますか)

果たして、真騎士たちはどう立ち向かうのか。
  • 投稿者: 退会済み
  • 男性
  • 2016年 07月23日 21時42分
管理
虚月さん、いつもありがとうございます。

もしかするとですが、こういう悪役側の心情というのは描かなくてよい、という攻略法もあるかもなんですが、ボク的にはネームドキャラクターたちは全員「《そうするちから》と戦う側」と定義しているので、このような描写になります。

そうですね。
ソウルスピナの場合は「ボスと幹部は後ろに控え、低レベル駒に襲わせる」というような戦術は、あまり採りません。

充分な情報収集と戦力分析を行ったなら、最強クラスの駒が投入される、という方式がメインです。

ですので、現在、シビリ・シュメリの実動部隊を取り仕切るダジュラ(実質戦闘能力第一位)が直接出向く、ということです。

手下を差し向けて「吸収される」よりも、いま、叩くべきだという判断ですね。

ああ、ダジュラは歪んでいますが、エレとエルマに向ける恋慕は本物なのでしょう。だからといって、その所業を正当化できるものではないのですけれど。

では、またまた、お気軽に。
[良い点]
脚長羊(ムームー)さんの生態がまさにユニークですね。
王時代のイズマガルムからの盟友のようですが、果たしてどんな因縁があるのか。アシュレとシオンのヴィトライオンより、なんというか底が知れないですね。

さて、暗殺教団に潜入した真騎士の美少女様の思惑とは。
[一言]
〈イビサス〉から自分の肉体に戻れない以上は、やはり油断はできない、と。なるほど、やはり幾多の龍殺しを成して神上がりした〈荒神〉の力は侮れませんね。巫女たちとの生まれる子は《スピンドル》能力者になるというのは、土蜘蛛の神としての特性・権能なのか。

ふむ、暗殺教団に入り、姫巫女たちと初めて接触した時のイズマガルムさんは痴愚ではなく真の謀略王の口調だった、と(『不帰王の帰還』の冒頭でも明かされていましたが)。興味深いですね。

私的、《御方》たちとの闘いへ――地獄のそこまで巫女たちを連れていく、と宣言したイズマさんが好きですね。軽いように思える言動でも、根底に凄まじい深慮と苛烈な覚悟があるので胸をうつといいますか。

次話もゆっくりと待たせていただきます。
  • 投稿者: 退会済み
  • 男性
  • 2016年 07月21日 21時53分
管理
虚月さん、いつもありがとうございます。

ムームーは動物というより、神獣と呼んだほうがよいような存在です。ので、あんまり考えても無駄、というかなんというか……(笑)。

《スピンドル》能力が必ず継承される、というのにはちゃんとからくりがあります。

ヒントとしては……《閉鎖回廊》にいたことのある一般人が、まれに《スピンドル》に覚醒する、という法則性を思い出してみてください。

イズマは、自分で「人格改造」しちゃうタイプなんで。
つまり、自分で自分を「お洗濯する」ことまで出来ちゃうんです。
自分で自分を騙せちゃう。

だから、最強(の痴愚)。

そして、イズマのあのセリフに感じ入ってもらえたなら、ちゃんと届いているんだな、って思います。

では、またまた、次回もお気軽に。
[良い点]
話の内容は面白いと思います。
[気になる点]
ヒロイン達がアシュレと土蜘蛛さんにシェアされてる感がだいぶあります。
ダークファンタジーというより、変な官能小説みたいです。もう少し恋愛観、男女観を見直した方がいいと思いました。ハーレムというのではなく、ヒロインがただのビッチという印象です。ヒロインの意味をもう少し考えて欲しいと思いました。
土蜘蛛さんが主人公で、アシュレが脇役なら別にいいですが、物語の観点が違うのでそれは厳しいでしょうが。
[一言]
ストーリー、世界観は面白いと思いましたが、ヒロイン達がヒロインではなくただのビッチという印象があるので、個人的には受け容れない内容だったのが残念でした。

次の作品を期待しています。
  • 投稿者: 魚探し
  • 2016年 07月21日 03時16分
魚探しさん、はじめまして。

読了ありがとうございました。

興味深いご意見で、もうすこし深く、詳しく、特に恋愛観や男女観について、現実の体験を交えまして、お伺いしたいと思ったのですが、ユーザー登録されてはいらっしゃらないご様子。

私としましても、たいへん残念です。

ソウルスピナはまだまだ続きますし、このペースだと完結にあと数年を要するでしょう。

次回作にご期待ください。
[良い点]
巫女と舞姫の神楽舞。
汝が、荒ぶる御霊を鎮めるための。

うおおおお、文章というか静かな熱情がほとばしりますね・・・!
[一言]
祝(はふり)であり葬礼(ほふり)。
美しい幕引きというか、まさに《ねがい》を解き放つ儀式といいますか。

情景の妙に奇しくも『机上庭園:アルカディア』を思いだしました。
  • 投稿者: 退会済み
  • 男性
  • 2016年 07月17日 21時09分
管理
虚月さん、いつもありがとうございます!

今回の「神楽舞い」だけ(だけ?)、おおきくこれまでの文体を逸脱しております。

全編これでやると、たぶん誰にもわからんゾーンに突入するのですが、この三千字ちょっと分だけ、わがまま全開でやりました。

そして、そうですね。
もう、日本語という言葉に、ボクはとても助けられているんだなあ、と感じた場面でもありました。

ああ、楽園を地上に〜の下りは、あとで増補した部分で、まさに机上庭園:アルカディアからのフィードバックなんです。

おもしろいものですね。

でわ、また、お気軽に。
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