感想一覧
▽感想を書く感想絞り込み
[一言]
普通なら次の停留所で降りてしまいそうな状況ですが、良くあることによる慣れなのか乗り換えるのが面倒なくらい皆さんお疲れなのか
何にせよ恐怖体験のはずなのに思わずクスッと笑ってしまいました
普通なら次の停留所で降りてしまいそうな状況ですが、良くあることによる慣れなのか乗り換えるのが面倒なくらい皆さんお疲れなのか
何にせよ恐怖体験のはずなのに思わずクスッと笑ってしまいました
エピソード990
確かに早めの降車を選択しそうな状況ですが、それをしないのは仰る通り頻発事例なのか皆お疲れなのか、はたまた、「誰も騒いでないし何も起きないだろう」という日本人的安心感からなのか。
でも明らかに異常が起きているのに可笑しみが先立つ、こうした日本妖怪的雰囲気、俺は好きだったりするのです。
でも明らかに異常が起きているのに可笑しみが先立つ、こうした日本妖怪的雰囲気、俺は好きだったりするのです。
- 鵜狩三善
- 2024年 09月07日 23時33分
[一言]
夏ホラーも良いけど「奇」も良いよ!
『二階土産』
己の幼少期を思い出して懐かしかったり反省したり…季節感ありますなぁ。
雰囲気が凄く好き。外は蝉がうるさいのに、ひっそり静まり返った二階、時間の止まった道具達が物言わず語る空間。一夏の大冒険が始まりそうじゃないか。
彼女は選ばれたんでしょうね。おそらく害のないもの、記念品の扱いだとは思うのですが…でもこれ、二通りの解釈ができてちょっと怖いかも。与えられたのは加護か印、どっちなんだろう。そうなると祖父母のリアクションが意味変わってくるのだけども!
私事ですが、私の祖母の家は、私たち姉弟が「階段の上から飛び降りる遊び」を繰り返した結果、今はその部分の床が抜けております。もう誰も住んでないけど、なんちゅうことをしとるんじゃ幼少の自分たち…。
『編む』
あぁこれ好きだ! 山怪談の不気味さが詰まってて凄く良い!
人間がやってるにしても嫌だし、怪異でも怖いし、山の意思だとしても意味不明。完成したらどうなっちゃうの? 草人間の集落でも作るの? なんで? なんのために?
あっち側の輩にはそれなりの思惑があるんだろうけど、まるで理解できないのが怖い。そりゃ近所の人はビビるよねぇ。
案外良いモノだったり…しないよなぁ、うん。
『睨め返す』
強いw いや絵面はだいぶ怖いんだけど、カチ合ってるとこ想像すると笑えるw
マンションの謂れとか経緯とかだいぶヤバい気配がするのに、物ともせず勝ち上がっていく勇者よ。
やっぱボスは管理人なんだろうか。倒したらショートカット開通したりしない?
『寄ってくる』
うわぁ憑いてきてる…これ、人間じゃなくて獣っぽいね。いやどっちでも迷惑なんだけど。
山の謎ルールは守った方がいいよね。あっちの理屈が理解できないように、こっちの理屈も通じない。「編む」でも似たようなこと書いたけど、個人的に怪異譚の醍醐味は、この辺の齟齬だと思う。ギリギリわかるようなわからんラインが堪らんね。せっかく先輩が詳しかったのに、言うこと聞かないのも様式美よ。
『選べない』
いや詰んでないか。子供はなぁ、そう思ってくれるのも嬉しいのだけれど、大人ってのはころころ事情が変わるものでな…。
別の何かが娘のフリをしているパターンが一番救いがある、と思ったが、それはそれでマズい状況だよなぁ。本物の娘なら悲しすぎる。
なんとなく「仄暗い水の底から」を思い出した。子供の霊はこういうところが厄介だ。因業ってやつなのかねぇ…。
夏ホラーも良いけど「奇」も良いよ!
『二階土産』
己の幼少期を思い出して懐かしかったり反省したり…季節感ありますなぁ。
雰囲気が凄く好き。外は蝉がうるさいのに、ひっそり静まり返った二階、時間の止まった道具達が物言わず語る空間。一夏の大冒険が始まりそうじゃないか。
彼女は選ばれたんでしょうね。おそらく害のないもの、記念品の扱いだとは思うのですが…でもこれ、二通りの解釈ができてちょっと怖いかも。与えられたのは加護か印、どっちなんだろう。そうなると祖父母のリアクションが意味変わってくるのだけども!
私事ですが、私の祖母の家は、私たち姉弟が「階段の上から飛び降りる遊び」を繰り返した結果、今はその部分の床が抜けております。もう誰も住んでないけど、なんちゅうことをしとるんじゃ幼少の自分たち…。
『編む』
あぁこれ好きだ! 山怪談の不気味さが詰まってて凄く良い!
人間がやってるにしても嫌だし、怪異でも怖いし、山の意思だとしても意味不明。完成したらどうなっちゃうの? 草人間の集落でも作るの? なんで? なんのために?
あっち側の輩にはそれなりの思惑があるんだろうけど、まるで理解できないのが怖い。そりゃ近所の人はビビるよねぇ。
案外良いモノだったり…しないよなぁ、うん。
『睨め返す』
強いw いや絵面はだいぶ怖いんだけど、カチ合ってるとこ想像すると笑えるw
マンションの謂れとか経緯とかだいぶヤバい気配がするのに、物ともせず勝ち上がっていく勇者よ。
やっぱボスは管理人なんだろうか。倒したらショートカット開通したりしない?
『寄ってくる』
うわぁ憑いてきてる…これ、人間じゃなくて獣っぽいね。いやどっちでも迷惑なんだけど。
山の謎ルールは守った方がいいよね。あっちの理屈が理解できないように、こっちの理屈も通じない。「編む」でも似たようなこと書いたけど、個人的に怪異譚の醍醐味は、この辺の齟齬だと思う。ギリギリわかるようなわからんラインが堪らんね。せっかく先輩が詳しかったのに、言うこと聞かないのも様式美よ。
『選べない』
いや詰んでないか。子供はなぁ、そう思ってくれるのも嬉しいのだけれど、大人ってのはころころ事情が変わるものでな…。
別の何かが娘のフリをしているパターンが一番救いがある、と思ったが、それはそれでマズい状況だよなぁ。本物の娘なら悲しすぎる。
なんとなく「仄暗い水の底から」を思い出した。子供の霊はこういうところが厄介だ。因業ってやつなのかねぇ…。
「二階土産」
ノスタルジックな空気も醸したい話でしたので、そう仰っていただけて何よりでございます。
私的にはマヨイガ的な雰囲気を考えていましたので、渡されたのはおそらく加護の方でありましょう。
ちなみに常識的なツッコミしかできないパパは、とうとう二階には上がれませんでした。
床を抜くまでそんなデンジャラスな遊びをし倒すとか、どんだけロックな姉弟なの……?
「編む」
これは気に入りの一編ですので、ご高評いただけて嬉しい限り。
誰がどういう目的でやってるかわからないけれど、何かが確実に進行している。そのどうしようもなく不可逆な、侵略される感じを描けていたらよいのですが。
まあ実はただのコミュニケーションツールで、全身出来上がるなり、「ハロー、ジャパニーズピーポー」とか甲高い声で言い出すのかもしれません。
「睨め返す」
メンタル強者な語り手でした。なんか猫の喧嘩的雰囲気もあります。
きっと調べたら謂れは出てくるんでしょうけどね。でも生じてる現象の方を何とかしちゃえば問題なくなりますしね。
管理人がボスかはわかりませんが、全勝したら多分、高難易度の裏面がスタートします。
「寄ってくる」
気づけば続けて山の怪。
獣っぽいムーブではありますが、粗忽をやらかした語り手を「こいつは仕留めやすいそうだから」と後回しにしている辺り、知恵が回るタイプであるとも思われます。
そして仰る通り、異界の怖いところは異界のルールですからね。こちらの当たり前は向こうの異常、こちらの異常は向こうの当たり前。
落語の「一眼国」は、その辺りを使って上手く落として見事なのです。
「選べない」
ご高察通り、詰んでます。強い愛情とは即ち執着でもあり、呪縛でもあり……。
そして確かに別の何かが娘を演じているのが一番救われますよね。危機的状況は変わりませんが、娘の仕業ではないという、ただその一事だけで。
- 鵜狩三善
- 2024年 08月20日 22時18分
[一言]
逆転の発想だ
なんとかもう一人作ろう
逆転の発想だ
なんとかもう一人作ろう
エピソード987
それは確かに逆転の発想。
でも生まれてくるのが「この娘」な場合、娘に先立てばまた母にされてしまい、娘が先立てば自分の母になられてしまうという悪循環からは抜けられない感じです。
でも生まれてくるのが「この娘」な場合、娘に先立てばまた母にされてしまい、娘が先立てば自分の母になられてしまうという悪循環からは抜けられない感じです。
- 鵜狩三善
- 2024年 08月18日 20時49分
[良い点]
この暑い夏に正統派怪談、とても良いですね
禁忌を破った張本人だけが生き残って終わらない地獄を味わう…いずれ彼も折れてしまう時が来るのでしょうか
この暑い夏に正統派怪談、とても良いですね
禁忌を破った張本人だけが生き残って終わらない地獄を味わう…いずれ彼も折れてしまう時が来るのでしょうか
エピソード986
今回は怖いの寄りでいこうと仕立てた話ですので、正統派怪談と評していただけたことを嬉しく思います。
おそらくやらかしてしまった張本人だからこそ、順番を後にされたのでしょうね。「どうせこいつはいずれまたやらかす」と、負の信頼をされて。
そして短い眠りだけではやがて無理が出るでしょうし、彼の番が来る日もそう遠くはなさそうです。
おそらくやらかしてしまった張本人だからこそ、順番を後にされたのでしょうね。「どうせこいつはいずれまたやらかす」と、負の信頼をされて。
そして短い眠りだけではやがて無理が出るでしょうし、彼の番が来る日もそう遠くはなさそうです。
- 鵜狩三善
- 2024年 08月10日 23時33分
[一言]
連投失礼します(;´Д`) 迷惑じゃないかしら大丈夫かしら。
手空きの際にでもちらっとお目通し頂ければ幸甚。
『粗相する』
やめたれw おばか犬もう可愛い! あいつら馬鹿でも賢くても可愛くてズルい!
このワンちゃんがどっちだったのかは定かでないが、お祓い大成功の結果オーライでしたな。奴らは不浄を嫌うというから、それで効果があったのかしら。
というか、犬におしっこされたら誰でもビックリするわなw なんだか高貴な方々のようだから、あまりのショックに還ってしまった可能性も。
『手のひらの上』
一枚上手というよりは、これは主人公達が迂闊だよね。昔話なんかじゃ此処で機転を利かせた奴が窮地を脱したりしてくれるものだけど、今やその手の話は知る者も少なくなった。露骨に笑って奴ザマァである。そりゃかつての逞しい山人や旅のお坊さんを相手にしてきた怪異だもの。現代の無警戒な若者を騙すくらいはお手の物よ。
しかしどんだけ「手」って書くんだ自分。
『被る』
幽霊が風評を被ったというわけですな。シーツ被ってるのと掛けてるんだねぇ。落語みたいだw
それはそれで、この時間にこの量と脂質糖質の飲食は、女子にとってそれだけで充分恐怖なのでございます。体重計? 何年前に乗ったかな…。
『嘘を吐く』
最初から決めつけてかかったくせに、いざ自分に被害が及ぶと掌を返す。こういう人間は嫌よねぇ。
お婆ちゃん、茶飲み友達から墓友まで、知ってる限りに声掛けたんだろうなw ウッキウキで取り憑きに来る幽霊の団体さんを想像すると、怖いような面白いようなw
主人公は処世に長けてそう。長じたらそっち関係で財を築くのかもね。
『重い思い』
これすべての怪談に言えることなんだけど、なんで幽霊(生霊)だと怖くて猫だと可愛いんだろうね…堪らんやないか…! 試しに知ってる怪談の「霊」を「猫」に置き換えてみてください。それだけで萌え萌えかわちぃ心暖まるお話になります。
声で喋るんじゃなくて、こいつ脳内に直接…ってとこがミソね。心霊あるあるを使った巧い伏線で、最後まで騙されちゃった。
『山口』
そんなもの食べて大丈夫かしら…おなか壊さない? 山口さん大丈夫?
山の怪異は大好物。中でもこう、何かオバケが出るというのよりも、こういった山そのものが奇妙な生態(?)を持つ話は特に興味を引かれます。そもそもが海も山も異界で、呑まれるって言うもんね。踏み入ったら二度と帰って来られなそうな感覚があるけど、これはまさにそうなっちゃったお話ですね。こわや。
そして安定の地元民スルー。まぁ都会の人間に言っても信じないし…。
『謀られる』
タチが悪いな! ホームレスの人も、本当はナメクジか何かが化けてるんじゃないか。
カタツムリの怪異、良いねぇ。珍しい怪異大好き! 有名なのは「うずまき」のヒトマイマイだろうけど、こういう得体の知れない輩も乙なものよ。
不覚にも、食べたら意外と美味しいのでは、と思ってしまいました。あ、でも餌が人間なのか…。
連投失礼します(;´Д`) 迷惑じゃないかしら大丈夫かしら。
手空きの際にでもちらっとお目通し頂ければ幸甚。
『粗相する』
やめたれw おばか犬もう可愛い! あいつら馬鹿でも賢くても可愛くてズルい!
このワンちゃんがどっちだったのかは定かでないが、お祓い大成功の結果オーライでしたな。奴らは不浄を嫌うというから、それで効果があったのかしら。
というか、犬におしっこされたら誰でもビックリするわなw なんだか高貴な方々のようだから、あまりのショックに還ってしまった可能性も。
『手のひらの上』
一枚上手というよりは、これは主人公達が迂闊だよね。昔話なんかじゃ此処で機転を利かせた奴が窮地を脱したりしてくれるものだけど、今やその手の話は知る者も少なくなった。露骨に笑って奴ザマァである。そりゃかつての逞しい山人や旅のお坊さんを相手にしてきた怪異だもの。現代の無警戒な若者を騙すくらいはお手の物よ。
しかしどんだけ「手」って書くんだ自分。
『被る』
幽霊が風評を被ったというわけですな。シーツ被ってるのと掛けてるんだねぇ。落語みたいだw
それはそれで、この時間にこの量と脂質糖質の飲食は、女子にとってそれだけで充分恐怖なのでございます。体重計? 何年前に乗ったかな…。
『嘘を吐く』
最初から決めつけてかかったくせに、いざ自分に被害が及ぶと掌を返す。こういう人間は嫌よねぇ。
お婆ちゃん、茶飲み友達から墓友まで、知ってる限りに声掛けたんだろうなw ウッキウキで取り憑きに来る幽霊の団体さんを想像すると、怖いような面白いようなw
主人公は処世に長けてそう。長じたらそっち関係で財を築くのかもね。
『重い思い』
これすべての怪談に言えることなんだけど、なんで幽霊(生霊)だと怖くて猫だと可愛いんだろうね…堪らんやないか…! 試しに知ってる怪談の「霊」を「猫」に置き換えてみてください。それだけで萌え萌えかわちぃ心暖まるお話になります。
声で喋るんじゃなくて、こいつ脳内に直接…ってとこがミソね。心霊あるあるを使った巧い伏線で、最後まで騙されちゃった。
『山口』
そんなもの食べて大丈夫かしら…おなか壊さない? 山口さん大丈夫?
山の怪異は大好物。中でもこう、何かオバケが出るというのよりも、こういった山そのものが奇妙な生態(?)を持つ話は特に興味を引かれます。そもそもが海も山も異界で、呑まれるって言うもんね。踏み入ったら二度と帰って来られなそうな感覚があるけど、これはまさにそうなっちゃったお話ですね。こわや。
そして安定の地元民スルー。まぁ都会の人間に言っても信じないし…。
『謀られる』
タチが悪いな! ホームレスの人も、本当はナメクジか何かが化けてるんじゃないか。
カタツムリの怪異、良いねぇ。珍しい怪異大好き! 有名なのは「うずまき」のヒトマイマイだろうけど、こういう得体の知れない輩も乙なものよ。
不覚にも、食べたら意外と美味しいのでは、と思ってしまいました。あ、でも餌が人間なのか…。
感想に迷惑なんてあるものか!
ということで、以下つらつらと返信まで。
「粗相する」
馬鹿犬愛で書きました。ズルい可愛さが醸せていたなら何よりなのです。
というか犬ってのは本当に純粋に人のこと案じてくれたりするので、その一点でもう人類の友感が凄いと思います。
ちなみに語り手である飼い主が断言してるので、この犬は馬鹿犬寄りかと思われます。でも馬鹿な子ほど可愛い。
「手のひらの上」
禁足地とわかって踏み込んだり、警告を言葉としてしか聞いていなかったり、もう迂闊としか言いようのない感じだと思います。
だからこそ妖魅の側も、わかりやすく状況をおしらせしてきたのでしょう。
騙す側としても、まあ張り合いがなかったかもしれませんね。
「被る」
幽霊が悪評を被ったり、シーツを被ったり、語り手が被害を受けたりな話でした。
実はタイトルに「被る」と入れてから、「これ、どっちでも読めるな」となって、シーツ被りのシーンを追加しました。
「嘘を吐く」
他者に対するスタンスは一貫してほしいですよねぇ。嘘と決めつけたなら、何が起きてもその態度でいなさいと。逆に詫びるなら詫びるできちんと一からお詫びしなさいと。
背後の老人会は、語り手からしてみれば全然怖くない、むしろ愉快な部類であったのでしょう。
結構あっちの方に好かれるタイプっぽいので、将来的はそういうことになってるかもしれません。
「重い思い」
昔、ジェイソンの殺害シーンのBGMを、必殺仕事人のそれと差し替えた動画を見たことがあります。まったく怖くなくなってました。というかジェイソンが正義の味方に見えました。
霊と猫の置き換えも、まず間違いなくこれと同じ効果を発揮することでしょう。
しかもこの猫、彼女よりよっぽど重い感じだけれど許されてますし。やはり人は、人よりも猫に重きを置くのだ。
「山口」
食べた車とその中身が消化されないまま出土するので、つまり食べれてないのだと思われます。まるでプラスチックゴミを飲み込んでしまう海鳥のよう。
そして自分もなんかでっかいものが生きてる感に惹かれます。遭遇したくはないけど憧れます。なんだろうこの気持ち。
あと地元民は被害受けないですからねぇ。うるさいよそ者が消えてくれるならラッキー、みたいな感覚もあるのかもしれません。
「謀られる」
手口からしてまず初犯ではない様子ですから、仰る通り大変に質が悪い。
そしてナメクジが化けてるってのは面白いですな。協力してたらそのうち殻をもらえるんだ。
カタツムリはねぇ、パトリシア・ハイスミスを読んで以降、やべぇってなってるイキモノでして。
べとべとぬめぬめしたのが大丈夫であれば、「かたつむり観察者」「クレイヴァリング教授の新発見」辺りをオススメしておきたく思います。
ということで、以下つらつらと返信まで。
「粗相する」
馬鹿犬愛で書きました。ズルい可愛さが醸せていたなら何よりなのです。
というか犬ってのは本当に純粋に人のこと案じてくれたりするので、その一点でもう人類の友感が凄いと思います。
ちなみに語り手である飼い主が断言してるので、この犬は馬鹿犬寄りかと思われます。でも馬鹿な子ほど可愛い。
「手のひらの上」
禁足地とわかって踏み込んだり、警告を言葉としてしか聞いていなかったり、もう迂闊としか言いようのない感じだと思います。
だからこそ妖魅の側も、わかりやすく状況をおしらせしてきたのでしょう。
騙す側としても、まあ張り合いがなかったかもしれませんね。
「被る」
幽霊が悪評を被ったり、シーツを被ったり、語り手が被害を受けたりな話でした。
実はタイトルに「被る」と入れてから、「これ、どっちでも読めるな」となって、シーツ被りのシーンを追加しました。
「嘘を吐く」
他者に対するスタンスは一貫してほしいですよねぇ。嘘と決めつけたなら、何が起きてもその態度でいなさいと。逆に詫びるなら詫びるできちんと一からお詫びしなさいと。
背後の老人会は、語り手からしてみれば全然怖くない、むしろ愉快な部類であったのでしょう。
結構あっちの方に好かれるタイプっぽいので、将来的はそういうことになってるかもしれません。
「重い思い」
昔、ジェイソンの殺害シーンのBGMを、必殺仕事人のそれと差し替えた動画を見たことがあります。まったく怖くなくなってました。というかジェイソンが正義の味方に見えました。
霊と猫の置き換えも、まず間違いなくこれと同じ効果を発揮することでしょう。
しかもこの猫、彼女よりよっぽど重い感じだけれど許されてますし。やはり人は、人よりも猫に重きを置くのだ。
「山口」
食べた車とその中身が消化されないまま出土するので、つまり食べれてないのだと思われます。まるでプラスチックゴミを飲み込んでしまう海鳥のよう。
そして自分もなんかでっかいものが生きてる感に惹かれます。遭遇したくはないけど憧れます。なんだろうこの気持ち。
あと地元民は被害受けないですからねぇ。うるさいよそ者が消えてくれるならラッキー、みたいな感覚もあるのかもしれません。
「謀られる」
手口からしてまず初犯ではない様子ですから、仰る通り大変に質が悪い。
そしてナメクジが化けてるってのは面白いですな。協力してたらそのうち殻をもらえるんだ。
カタツムリはねぇ、パトリシア・ハイスミスを読んで以降、やべぇってなってるイキモノでして。
べとべとぬめぬめしたのが大丈夫であれば、「かたつむり観察者」「クレイヴァリング教授の新発見」辺りをオススメしておきたく思います。
- 鵜狩三善
- 2024年 07月19日 22時37分
[一言]
菊地秀行作品のハッタリきいた冒頭を思わせて好きです。
しかし、出土した車はそのまま廃棄しないといけませんね。
やはり掘り出したものと拾ったものは使ってはいけませんから。
菊地秀行作品のハッタリきいた冒頭を思わせて好きです。
しかし、出土した車はそのまま廃棄しないといけませんね。
やはり掘り出したものと拾ったものは使ってはいけませんから。
エピソード981
菊地先生のような、ああした外連味が醸せていたなら何よりなのです。
ただあの、車の方ばっかじゃなくて、一緒に出てきた中身の方も気にしてあげてください。
これでは陸先生サイコパス説が界隈で再燃してしまいますよ!
- 鵜狩三善
- 2024年 07月07日 19時03分
[一言]
先生も可哀そうといえば可哀想ですが、吐いた唾は呑めぬものですからね。
……そうそう、私は嘘がつけぬタイプでして、周囲の人にいつも「そんな人とは思いませんでした」と初対面の第一印象を否定されてしまうのです。
どうすればよいでしょうか?
先生も可哀そうといえば可哀想ですが、吐いた唾は呑めぬものですからね。
……そうそう、私は嘘がつけぬタイプでして、周囲の人にいつも「そんな人とは思いませんでした」と初対面の第一印象を否定されてしまうのです。
どうすればよいでしょうか?
エピソード979
先生については、まさに自業自得というところでしょうか。己の見識にないものとはいえ、話も聞かず真っ向正面から大否定はよろしくありませんでしたね。
そしてお悩みの件についてですが、まず「嘘がつけぬタイプ」という嘘を取り払えばよいかと存じます!
そしてお悩みの件についてですが、まず「嘘がつけぬタイプ」という嘘を取り払えばよいかと存じます!
- 鵜狩三善
- 2024年 06月24日 20時36分
[良い点]
被る!
各々被ってしまったものの多彩さに思わずニッコリ
被る!
各々被ってしまったものの多彩さに思わずニッコリ
エピソード978
シーツをかぶったり、被害をこうむったりするお話でした。
いや、後者については語り手が自業自得を認めないだけなのですけども。
いや、後者については語り手が自業自得を認めないだけなのですけども。
- 鵜狩三善
- 2024年 06月17日 23時59分
[一言]
まあ、たぶん狐狸(こり)の仕業ですね。
ちなみに太ったのはカロリーの仕業です。
まあ、たぶん狐狸(こり)の仕業ですね。
ちなみに太ったのはカロリーの仕業です。
エピソード978
脚韻を踏んで上手いこと言った感を出さないで欲しいと思いました。
カロリーの仕業なのは、語り手以外全員わかってらい!
カロリーの仕業なのは、語り手以外全員わかってらい!
- 鵜狩三善
- 2024年 06月17日 23時56分
[一言]
「自分が一番」
申し訳ない、私の読解力がナメクジ並みのせいで、解釈に自信が持てない(;´д`)
娘と引き換えに自分の幸せを手に入れた…で良いのかな?
最近、なんということもない文章が理解できなくて焦る事案が時々あるのです…。
解説オナシャス鵜狩先生!
「小鳥居」
可愛いなw 仏壇に鳥居って妙な組み合わせだね。巫女さん何者かわからんがとにかく可愛い。
なんとなく異文化を理解しきれてない初々しさもあるし、うっかり転移してきた場所が此処だっただけの異世界人かもね。
なんか巨人おるけど食い物くれるし祀っとこw ぐらいのノリかもしれん。
いきなり排除ではなく、まず緩い共存を選ぶのが日本人らしいですなぁ。
「塗りなおす」
ひえッ…ガチの呪物やないか。これはあれかな、動機はユダ様的な欲求なのかしら。化粧ってか化生だけど…。
像が笑顔なのが凄く好み。こういのは笑ってる方が絶対怖い。主人公は勘が良いよね。普通に塗り直してたら助かったのかどうか、気になるところ。
あと「使い切ったペンキの缶」という表現が素晴らしい! 惨状が目に浮かぶようだ。ホラーはこうじゃなくっちゃ。
そして読了するとタイトルの殺意の高さに気付くのであった。
「自分が一番」
申し訳ない、私の読解力がナメクジ並みのせいで、解釈に自信が持てない(;´д`)
娘と引き換えに自分の幸せを手に入れた…で良いのかな?
最近、なんということもない文章が理解できなくて焦る事案が時々あるのです…。
解説オナシャス鵜狩先生!
「小鳥居」
可愛いなw 仏壇に鳥居って妙な組み合わせだね。巫女さん何者かわからんがとにかく可愛い。
なんとなく異文化を理解しきれてない初々しさもあるし、うっかり転移してきた場所が此処だっただけの異世界人かもね。
なんか巨人おるけど食い物くれるし祀っとこw ぐらいのノリかもしれん。
いきなり排除ではなく、まず緩い共存を選ぶのが日本人らしいですなぁ。
「塗りなおす」
ひえッ…ガチの呪物やないか。これはあれかな、動機はユダ様的な欲求なのかしら。化粧ってか化生だけど…。
像が笑顔なのが凄く好み。こういのは笑ってる方が絶対怖い。主人公は勘が良いよね。普通に塗り直してたら助かったのかどうか、気になるところ。
あと「使い切ったペンキの缶」という表現が素晴らしい! 惨状が目に浮かぶようだ。ホラーはこうじゃなくっちゃ。
そして読了するとタイトルの殺意の高さに気付くのであった。
「自分が一番」
では蛇足的解説!
語り手は、語り出しの通り「自分は自分が一番かわいい」と思っていました。
ある時、「これ以上生きていても自分の輝きは目減りするばかりだな」と自覚しました。
なので愛する自分のために、綺麗に美しく死ぬ方法を探しました。
そこへ現れた推定悪魔が申します。
「お前の一番大事なものと引き換えに、ひとつ願いを叶えてやろう」
語り手にとって一番大事なものとは、当然ながら自分です。引き換えになるのは自分なのだから、自分は消えてしまうのだから、親の責任として我が子に一生暮らせるくらいのお金を残しておいてやろうと思い立ち、そのように願いました。
そうして結果、彼女が一番大切にしていた我が子は消えてしまいました。
自分には自分より大切なものがあったのだと、気づいた時にはもう手遅れでした。
残ったのは、我が子が一生遊んで暮らせるだけのお金ばかりでした。
大体こんな筋書きでございます。
「小鳥居」
タイトルは「小さい鳥居」と「小鳥(みたいなの)が居る」の双方からつけました。可愛いと仰っていただけて何より。
仏壇に鳥居ってのも、日本人のいい加減宗教観っぽくていいかなあとセッティングしてみました。これも神仏混交さ。
よくわからない初対面の相手にはまず礼を尽くして、ってのはコミュニケーションの基本と思うのです。
「塗りなおす」
所有者が果たさないとならない責任なのか、人知れず何か恩恵をもたらしてくれたことへの代償なのか。像の存念は不明ですが、まあヤバイ系グッズですなあ。
そしてこれに関しては、語り手が勘が良いというよりも、友人氏の鈍感力がヤバかったのだと思います。
いやたまにしか見ない語り手が気になるくらいの気配を発してるのに、所有者が無頓着ってのは、相当アンテナが錆びてますぜ。
あとペンキの缶。
この表現は自分でも気に入っているものだったので、お褒めにあずかれてにんまりです。
では蛇足的解説!
語り手は、語り出しの通り「自分は自分が一番かわいい」と思っていました。
ある時、「これ以上生きていても自分の輝きは目減りするばかりだな」と自覚しました。
なので愛する自分のために、綺麗に美しく死ぬ方法を探しました。
そこへ現れた推定悪魔が申します。
「お前の一番大事なものと引き換えに、ひとつ願いを叶えてやろう」
語り手にとって一番大事なものとは、当然ながら自分です。引き換えになるのは自分なのだから、自分は消えてしまうのだから、親の責任として我が子に一生暮らせるくらいのお金を残しておいてやろうと思い立ち、そのように願いました。
そうして結果、彼女が一番大切にしていた我が子は消えてしまいました。
自分には自分より大切なものがあったのだと、気づいた時にはもう手遅れでした。
残ったのは、我が子が一生遊んで暮らせるだけのお金ばかりでした。
大体こんな筋書きでございます。
「小鳥居」
タイトルは「小さい鳥居」と「小鳥(みたいなの)が居る」の双方からつけました。可愛いと仰っていただけて何より。
仏壇に鳥居ってのも、日本人のいい加減宗教観っぽくていいかなあとセッティングしてみました。これも神仏混交さ。
よくわからない初対面の相手にはまず礼を尽くして、ってのはコミュニケーションの基本と思うのです。
「塗りなおす」
所有者が果たさないとならない責任なのか、人知れず何か恩恵をもたらしてくれたことへの代償なのか。像の存念は不明ですが、まあヤバイ系グッズですなあ。
そしてこれに関しては、語り手が勘が良いというよりも、友人氏の鈍感力がヤバかったのだと思います。
いやたまにしか見ない語り手が気になるくらいの気配を発してるのに、所有者が無頓着ってのは、相当アンテナが錆びてますぜ。
あとペンキの缶。
この表現は自分でも気に入っているものだったので、お褒めにあずかれてにんまりです。
- 鵜狩三善
- 2024年 05月28日 20時07分
感想を書く場合はログインしてください。