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[一言]
どもです。

狐:
本文でも触れられていますが、賢い動物です。
さて、賢いということを現す言葉で似ているものに、「クレバー」と「スマート」という2つがあります。どちらも「うまいことやる」的な賢さではありますが。
スマートはスマートフォンとかでご存知の感覚かと思います。
対して、狐には基本的に「クレバー」しか使いません。
というのも、クレバーには上のに加えて「ずる賢く」という意味合いが入っているためです。
歴史的にそうとう人間が翻弄されていたであろうということが伺えます。

逆に人間に対してクレバーといったら、ズッコくとか、うまいこと立ちまわる的な意味がついてまわります。
スマートの場合、カッコつけとか、うまいこと立ちまわるとかがついてくるでしょうか。

本題からはズレますが、こういう言葉を使う時には、その言葉が連想させる背景にも気をつけないとわかりにくくなるという点も、なろう的には重要かもしれません。
  • 投稿者: 宮沢弘
  • 2016年 04月13日 14時22分
宮沢弘様 いつもコメントありがとうございます。

狐が『ずる賢い』というイメージは欧州の方がより強いように感じます。
東洋、特に日本では『神聖』なイキモノという位置づけもあるので……。

日本語だけでも難しいのに英語はもっと難しいです……。

[一言]
 おぉ、狐さんw 挙げたもので琴線触れるのあってよかったです! 狐耳巫女さんは至宝。もちろん尻尾も。
 ケモミミ娘説をみて、もし日本に山猫が生息していたら、此処でも張りあえたのだろうかとふと思う(狸の字は大陸では山猫を指す&人を惑わす権能もそちら由来だとか……)

 それだけだとアレなのでこちらからも補足入れてみる~
1)きつね の音の由来は“綺麗なおねーさんに化けて、来て眠りにくるから(来つ寝) 説がある。
2)現在良く見る木の葉被って宙返り、は簡略版(もしくは技術の進歩によるもの)古くは人の頭がい骨被って化けた。
3)九尾の狐は名君の時代の場合は太平を保証する瑞獣。(革命の方も、悪政暗君を廃し覆す~とみれるかも)つまり、品行方正にしていれば九尾の狐をもふもふできる?(名君も癒しが必要ですよね~、それに依存して堕落しちゃざまぁないですが)
4)平安時代の物語から、狐が女の子に化けて愛しい少女のために仕えるという男の娘ものが存在する。ちなみに、純愛。
5)狐の好物“油揚げ”の元は“鼠を油で揚げたもの” ダキニ系の稲荷にはこちらを奉納していた頃もあるとか(汗

あとは中世ヨーロッパのキツネ観を知りたいならルナール物語というのが興味深いでっせ、くらいでしょうか(気にしているだけでまだ読んだことがなかったり、なんですけどネ)

徒然なんか失礼しました~w
  • 投稿者: トーラ
  • 2016年 04月13日 06時26分
トーラ様いつもコメントありがとうございます。

いつもながら、詳細補足ありがとうございます(感謝です)

いや、品行方正にして狐をモフる名君……絵的にはギャグですね。気持ちはわからなくないケド。国民には見せられないわ、的な、甘いお顔になりそうです。

ネズミの油揚げは……

そのあげた油はどうするのだろうと、変な疑問を抱く私。
(注目するのはそこじゃないって気もしますが)

ヨーロッパ狐感は、結局、突っ込みませんでした。すみません。
イソップとか童話系でも日本と違うところがあって面白いのですけどね。
[一言]
こんばんは。
拝読させていただきました。

記録媒体という意味では粘土板という選択肢もありますね。
重いうえにかさばりますから、中世の文明水準で実用するのは無理があるとは思いますが。
あとは、記録を残さない人達、無文字文化も存在しますよね。
ファンタジー世界では、現実以上に多種多様な知的生命体(亜人とか)が共存しているわけですから、ちょっとした所で文化的差異なんかを描写できると、世界観が広がるのではないでしょうか。

そして、狐
ジブリの『平成狸合戦ぽんぽこ』で変化が出来るのは狸と狐、そして一部の猫だけだという台詞があったのを思い出しました。

試しに辞書をひいてみたところ、
狐=「人をだます、ずるがしこい人。」
狸=「人のよさそうなふりをしていて、実際にはずるがしこい者」
上記の意味が出てました。
動物が何かを象徴することに世界共通ですが、欧州でライオンやクマが動物的な力強さや勇気の象徴なのに対して、日本の狐や狸って知性を象徴しているのだと思います。

ある意味、人間と同じ土俵で勝負して、人間を負かすことが出来ると考えられている訳ですから、大したものだと思います。
人間(少なくとも日本人)は、狐や狸に痛い目にあわされた経験でもあるのかもしれませんね。


ちなみに、私は狐派でしたが現在は両方いける口です。
  • 投稿者: H20/Light
  • 23歳~29歳 男性
  • 2016年 04月13日 00時58分
H20/Lightさま いつもコメントありがとうございます。

>文化的差異なんかを描写できると、世界観が広がるのではないでしょうか

 そうですよねえ。ただ、ライトノベルでそこまで突っ込んだファンタジーは残念ながら、少ないですね。
 異種文化コミュニケーションというのは、ファンタジーの醍醐味のひとつではありますが、説明が多すぎると(ライトノベルの場合は特に)読者が逃げるわけで……うまくストーリーで引っ張れるかたにぜひ書いてほしいですね。

 ちなみに。狐に妖怪系イメージが強いのは、九尾狐の影響と、農耕的な信仰が薄くなったというのが原因らしいです。
 
 あとは、餌が少なくなると家畜を襲ったり、残飯漁りをするのが原因かな。


 もっとも、狸というのは極東アジアにしか生息しない意外と超珍しい生物なので、ヨーロッパの昔話には全く登場しません。そう考えると狸って狐より数倍レアです。

 神道の影響もあって、日本人は割と動物に『知性』や『神性』を感じることが多い民族だと思います。
 
[一言]
 うろ覚えのマメ知識。
 キツネが人を化かす時、眉毛の毛の数を数えて全て数え終わると化かされる。
 それを防ぐには、眉に唾を付けベッタリと寝かせると数えられなくなり化かされない。
 眉唾、はここから来たとの事です。

 ええ女のキツネさんならば化かされてもいいと考えるのは、男のサガか・・・
 
 爺ちゃんはなぁ、昔、キツネ様に化かされてなぁー
そりゃ、もぅ、本当にいい女でなぁ。
 まぁ婆様には負けるけどもなぁ、ふぉっふぉっふぉっ。
 その爺さんの話を笑って聞いている婆様の影には、三角耳とシッポが有ったとさ。
 さて、話を聞いている孫の影には?
ケイオスさま いつもコメントありがとうございます。

そういえば、狐との異類婚姻は、それほど悲劇っぽくないというか。
 
やっぱり稲作のカミサマのお使いだからでしょうかねえ。

夜、眠りながら知らない間に婆様のしっぽにモフモフする爺様とかの図が(やべえ、R指定はいったらどうしよう)


[一言]
どもです。返信ありがとうございます。

ついでに筆記具について。
筆記具について考えると、あまり気にされることはないのですが、書き方の違いがあります。
筆と羽ペンを両極端としてみます。

筆は筆先で書く感じ。とくに日本語だとその傾向が強いかと思います。ひらがながあるためなのか命毛がある、あるいは重要というとこが大陸系の筆とは作りがすこし違います。
ボールペンもその構造上、こっちに近いかと思います。
筆ペンも基本こっちです。最近は穂先(?)が固いものが好まれているようですが、固いと多少寝かせても書けます。これは筆記具の主流が変わったことによるのかもしれません。

対して羽ペンですが、これは人差し指の先で書く感覚。
万年筆はこっちに近い感覚です。ペン先ではなく、あくまで人差し指の先で書く感じ。

単純にはペンなどを立てて書くか寝かせて書くかなのですが、感覚としては筆先で書くか指先で書くかを意識すると、それぞれのペンなどにあった書き方ができるかと思います。

おもしろいのはガラスペンで、日本で作られたことも関係しているのか、つけペンにもかかわらず筆に近い書き方をします。

鉛筆とボールペンはやはり特殊で、ガシガシ書くことができます。筆でも羽ペンでも筆圧をかけるのは構造上無理です。鉄ペンになっても、基本的には羽ペンの流れですから筆圧はかけません。
最近、鉛筆の主流がHBから2Bとかに移っていることが話題になったりしましたが、歴史的に見ればガシガシ書く方が特殊なわけです。(ちなみに私は昔から2B(あるいはもっと軟いの)派ですが。)

  • 投稿者: 宮沢弘
  • 2016年 04月12日 18時15分
宮沢弘様 いつもコメントありがとうございます。

>筆でも羽ペンでも筆圧をかけるのは構造上無理

 ですよねー。いや、わかっておりますですよ(笑)
 
 筆圧が高くて得をすることって少ないわけですが、実は、筆圧高い系が唯一誇れるのが、『複写書類に強い』ってことですね。

 勤めていたころ、四枚複写伝票なんかをしょっちゅう書いてたわけですが、4枚目までくっきりはっきり書けるというのは、便利でございました(笑)
 
 ちなみに。鉛筆ですが、私はHB、2Hあたりが好きでした。
 シャーペンだとあまり、硬くなくてもいいので2Bも平気ですが、柔らかいと線が太くなりすぎるのであります(笑)
[一言]
秋月様、リクエストに応えて下さって本当にありがとうございます!
(しかも両方とも! 嬉しくて昼休憩の時おもわず踊りました(笑))

ファンタジー小説の世界だと、当たり前のように「紙」が出てくる作品と、紙を出さずに「羊皮紙」にこだわる作品とに別れるような気がします。
実際の西洋世界でも、近代まで紙は「布」から作るものでしたので高価でしたし、羊皮紙も作り出す手間が半端ないので紙同様に高価なものなんですが、結構ファンタジー世界の羊皮紙は安価な気軽すぎる気がします。

延ばして削って延ばして削って……を繰り返してようやく薄く滑らかになる「羊皮紙」。
最短でも半月はかかり、一頭の皮から生産できる量は、山羊や羊で大体新聞紙1枚程度の大きさ。
でもその技術力は大したもので、12~13世紀の最高級羊皮紙は、厚さの平均は0.2mm程度、薄いものだと0.07~0.1mm程度です。(現代のお札が0.1mm、普通のコピー用紙が大体0.09mmです)
よって、以外と単体ではゴワゴワしないんです。当時流通し始めていた「紙」の方が厚いくらいでした。ただ、皮なので「折る」と嵩張るというか、折りにくいというか。

羊皮紙が優れている点として見逃せないのが「両面性」だったりします。東洋の紙や巻物文化圏では基本的に「片面利用」ですが、「羊皮紙」はその性質から両面使える!でも再利用できないから高い!

そんな高価なものを、庶民階級(であろう)冒険者とかが、結構平気で使う。これこそファンタジーかも知れません(笑)

【書く方】にも関連しますが、そんな性質の羊皮紙で使うインクは「顔料インク」。タンニンと酸化鉄なので、最初に書いた時は結構薄い黒茶色、そのうちに酸化して黒くなります。ですが何十年も経つとまた薄れて茶色くなっていきます。なので、古文書とかの文字色は黒くありません。
あと濡れると羊皮紙は伸びてぷよぷよになります。コラーゲンですので。その割には、濡れて文字が消えてしまった羊皮紙も、現代の技術(UVライト)を使うと浮かび上がって見えてきます。インクの不思議ですね。

秋月様が「修正液で消すことへの抵抗感」について触れられていましたが、羊皮紙の世界でも「修正」は線で消すことだったりします。(さすがに訂正印はありませんが) 古写本を見ていると、よく赤線で消された部分を目にしますよ。全部書き直せない場合や、削って修正できない場合は、普通に取り消し線で消してたみたいです。削る以外にも、オレンジの果汁でこする、という技もあったと以前学びました。

なお、修正について面白いのは、西洋(羊皮紙文化)は「削って」直しますが、東洋(紙文化)だと「重ねて」直すんですよね。
日本の古文書などでは、間違えた部分を切り取って、新しい紙を重ねて一体化させる修正が多く行われてきています。(雑だと紙を重ねるだけですが) これは繊維を重ねて作る「紙」ならではの修正方法ですよね。
(以前、書陵部の人がやっている修復作業を目にすることがありましたが、つなぎ目が分からないくらい、見事に穴埋めされた一枚の紙になっていました。あれも職人技だなあ。)

つい真剣に語ってしまいました……すみません。
「アマテ」紙の話、自分も初めて知ったので、とてもワクワクしました。時々、「魔法の紙」として書かれたことを実現させるファンタジー小道具が出てくる場合がありますが、そんな感じなんでしょうか。契約書として使いたいですね!

100話まであと少しとなり寂しさが募りますが、季節の変わり目気温の変化が大きいこの頃、無理をなさらないでくださいませ。残り7話、楽しみにしています!


片平 久さま いつもコメントありがとうございます。

 羊皮紙は本当に付け焼刃知識で薄くってすみませんでした。
 一応、作業工程とか確認したのですが、とにかくめんどくさそうという印象でした(笑)いや、紙もそこそこ面倒だとは思うのですけどね。
 ヨーロッパで識字率が低かった理由は、やっぱり羊皮紙のお値段の『高さ』なのかなあと思います。『手習い』でお習字するの、もったいないですもの(笑)

 訂正とはちょっと違いますが、紙の修復は、表具師さんなんかはもう、芸術の域ですよね。最近はあまり需要がなくなってきて、技術が失われてしまうのかなあと思うともったいない気がします。

 アマテ紙は、現在、精霊の絵を描いたものがお土産品で売っているそうです。
 よくよく調べると、呪術の道具としては、切り絵に使ったりとかしたそうですよ。スペイン帝国に禁止されてほとんど失われていたそうですが、山奥の村で細々とシャーマンが作り続けていたらしいです。
 20世紀になって、メキシコ政府の保護で大復活をとげたとか。

 アメリカ大陸発見以前のアメリカ先住民史って、一度ゆっくり勉強したいなあと思っています。失われた歴史が結構多そうですが(^^;


[一言]
私も中学入学の時に万年筆をもらいました。
私は万年筆の仕組みが不思議でバラバラにしてしまって、もとに戻せなくなり、その後、どこかになくしてしまいました。
そのことを大人になってから、思い出して、なつかしくなって、もらったものと同じパーカーの万年筆をヤフオクで捜して出し、現在は万年筆を常用しています……打ち合わせ以外に使う機会はありません……

万年筆も使ってみると、悪くはないのですが、裏移りという万年筆独特の現象が起こってしまって、ノートや手帳は万年筆に適した紙を使用したものに限定してしまいます。
ですが、万年筆を打ち合わせに持っていくと、それだけで顧客に興味を持ってもらえるので、わりといいのかと思っています。

万年筆好きが高じて、つけペンを自宅で遊びで用意したのですが、万年筆以上に紙を選びます。
ヨーロッパで羊皮紙が長く使われた理由が、つけペンを使うとよくわかりますね。つけペンは、インクや紙にかなり左右されます。

また、思いつきで、つけペンを使って、インクではなく、墨汁でかいたところ、思った以上に書きやすく、裏移りもしませんでした。
驚きました。
  • 投稿者: Pero Perić
  • 2016年 04月12日 16時50分
橘高 湶さま いつもコメントありがとうございます。

>万年筆の仕組みが不思議

本当、不思議ですよねえ。偉大な発明だったと思います。

>万年筆を打ち合わせに持っていくと、それだけで顧客に興味を持ってもらえる

 なんとなくわかる気がします。万年筆をすっと出されたら、『うわっ、カッコイイゼ』と思ってしまいます。さらに文具に興味のある人だったら、『どこの万年筆を使っているの?』ってなりそうですしね。
 ボールペンじゃ、そうはいかないですもの。

>つけペン

 私の場合、つけペンのペン先寿命が非常に短いのですが(苦笑)、潰れる一歩手前の丸ペンの書き心地、素敵ですよねえ。
 墨汁で書くという発想はあまりなかったですが……そういえば友人はインクじゃなくて墨で漫画を描いていたかもしれません(理由は、たぶん金銭的な問題だったと思うけど)
 
[一言]
どもです。
追加ですが。

羊皮紙は「高い」ので、全部消して再利用もありました。

あと羽ペンは削れだけでなくヘタレもありました。
  • 投稿者: 宮沢弘
  • 2016年 04月12日 16時36分
宮沢弘様 いつもコメントありがとうございます。

羊皮紙、作る工程を調べましたが、コストが高そうですねえ。
手間暇かかるし、臭いらしいし(苦笑)

羽ペン、絵的にはカッコイイですけどね。
文具は、改良されたものの方がやっぱり使いやすそうです。
[一言]
どもです。

パピルス羊皮紙、そして紙:
これについてですが、短編で微妙に触れてます(笑。
ヨーロッパで羊皮紙の後に現れた「紙」は、今でいう「コットンペーパー」です。
名前どおり、古布とかを叩いて叩いて、それからすいたもの。
単純には、見た目が厚いです。

>羊皮紙も文字を削って、再利用
書いたり筆写ですので、誤字があります。その場合、表面を削ってならして書きなおしてました。

書くということ:
>トメ、ハネ、ハラウという

日本の文具メーカー、とくに万年筆の場合はそのあたりをできないかと結構頑張ってます。需要とか要望はやっぱりあるみたいです。

>羽ペン
羽の軸ですから、羊皮紙にも紙にも負けて削れていきます。
ペン先の形にして切れ目を入れるというのは手入れとして必要だったようです。
逆に今のペン先も、これの形状を受け継いでいたりという面もあります。ペン先のいわゆるハートは、鉄のペン先になってからかもしれませんが。
また、鉄のペン先になってからも手入れはやはり必要だったようです。これはインクとの関係がありますが。

>修正液
これは基本的には見栄えの問題で、記録として残すものは、それがただのノートだとしても「使ってはいけない」物です。
消せるボールペンとかありますが、論外です(笑。温度によって復活するようですが。ヨーロッパでも受け入れられていますが、日本で普及しているのとは理由がすこしちがい、あちらだと「鉛筆は基本子供が使うもの」という認識がベースにあるようです。
なお、修正液ではありませんが、「ガンジー」とかむちゃくちゃ強力なので、記録は顔料インクが基本です。譲って酸化鉄のブルーブラック(いわゆる古典ブルーブラック)。これは色味の変化が楽しいインクです。
古典ブルーブラックも、最初は実は透明なインク(?)でした。時間がたつと酸化鉄の変化で書いた字が出てくるのですが。それでは不便ということで、当時色素をいろいろ試したそうです。ですが酸化鉄の液に、これが結構負ける。それでどうにか行き着いたのがインディゴ・ブルーの青い液だそうで。

なお、顔料インクのボールペンは比較的最近になって(安定して?)出てきたものです。というのもボールペンに使えるほどの安定した小ささの顔料を作るのが難しかったからだそうです。
出てきたというか、昔もあることはあったのですが、これが詰まる詰まる。役所とかがとりあえず使っていた感じらしいです。

またボールペンの油性インクですが、この油がまたやっかいで。最近はむちゃくちゃ改善されていますが、昔のだと経年変化で油が紙に染みてしまって、とかあります。

あと、つけペンの一種で「ガラスペン」というのがあります。軸もペン先もガラスでできたものです。一応結構むかしに日本で発明(?)されたペンです。

ペンを使う楽しさの一つに、ペンの「慣らし」もあるかと思います。馴染んで思うように書けるようになると、もう手の一部ですね。こればっかりはボールペンではなかなか味わえないかと思います。

蛇足:
祖父の話ですが、二次大戦中にオニオンペーパーらしきもので出来た手帳に、懐中の筆で書いていたそうです。
その当時でも、それくらいいわゆる「ペン」は信頼できなかったらしいです。

  • 投稿者: 宮沢弘
  • 2016年 04月12日 14時52分
宮沢弘様いつもコメントありがとうございます。

>短編で微妙に触れてます

宮沢様の短編は数が多くて(^^; 時々のぞかせていただいているのですがなかなか網羅することができません(すみません)

>消せるボールペン

 最悪です。でも、売れたそうですねえ。使用禁止の動きもあるそうですが。
 ちなみに、金融にいた時は、ボールペンは支給品でございました。理由は、経年劣化によってインクが消えにくい製品という理由でした。(ちなみに消せるボールペンの発売前の話でございます)

 ボールペンは随分進歩したように思います。
 昔はインクが途中で溜ったりして、温めたり逆さにしたり(年がバレル)。

>ガラスペン

 昔、漫画家志望の子が、滅茶苦茶欲しがっていました。

>懐中の筆

 出ました。頑固な日本男児という感じです。

 俳句とか和歌とかはやっぱり、袂から筆を出してサラサラというイメージがあります。

[一言]
こんばんは。
「信仰」という非常に範囲の広いリクエストに応えていただき、ありがとうございます。

「祭り」も信仰の表れでしたね。
もともとの「祀り」、「祭り」、そして「政」、信仰の現れ方も色々です。

そう言えば、神権政治を導入している小説ってあまり見かけない気がします。
神の奇蹟が信じられている世界でも、信仰と政治を完全に切り離してしまうのは、やはり現代日本人的な考え方なんでしょうね。
  • 投稿者: H20/Light
  • 23歳~29歳 男性
  • 2016年 04月03日 00時20分
H20/Lightさま、いつもコメントありがとうございます。

 すみません。ぬるくって。
 
 書いた後に、思い出しました作品がありまして、漫画ですけど、信仰テーマっぽいのであげておきますね(敬称略)

『青青の時代』山岸涼子 
『ヤマタイカ』星野 之宣
『ノリメタンゲレ』道原かつみ:絵/麻城ゆう:作

『青青の時代』は卑弥呼の時代の話です。もろ、神権政治の話になります。

 他の方も仰っておられますが、なろうのカミサマは基本、宗教的な信仰の対象とは思えない『おかるい』カミサマですので、神権政治に結び付いたりしたら、それこそギャグにしかならないでしょうねえ。

 ひょっとしたら、時代小説なんかは、ちょっとしたファンタジーより、信仰を大切にしている民衆の参考になるかもしれません。
 ただ、マジメに信仰していた時代のお話でも、そういう『信仰』テーマじゃない限り、わかりやすい信仰の場面は『祭り』と『病気』のシーンかなあと思います。


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