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○アエネアスの感想

アエネアスと言えば暴言と暴力ですが、宮廷道化師的な役目だと思うことで読み切れた感じです。
宮廷道化師なら、王や高官に対しても自由な振る舞いが認められていた時代もあったし
その権利を生かして、主君に助言や苦言を言う人物だったみたいな話もある(リア王)

四師の乱の一因が奏上のカットにあると考えた主人公が、そういう存在を求めたと脳内解釈してました。
批判されなれてないと、奏上なんて冷静に聞いてられないですよね。
諫言して処罰されたって名声欲しさに、王を侮辱することが主目的で奏上する官吏もいるらしいし。

あと主人公がアエネアスに惚れた理由を、色々と考えながら読んでたんですけど
SM調教されたと言うのは冗談で、ストックハイム症候群の亜種かとも考えましたが
ホームシックの一種ではないかという結論に達しました。

アエネアスって登場人物の中では、言動が日本の女子高生に近いですよね。
まるで学校の教室にいるような気分になれて、郷愁を満足させていたのではないかと。
主人公が深刻なホームシックに掛からなかったのは彼女のお蔭、と言えばヒロインっぽいですね!

○ラヴィーニアの感想

ラヴィーニアは四師の乱が起こる前に、二回奏上しようとしてますよね。
最初のは普通に新法の問題点を指摘しようとしてたんでしょうが
二回目って既に謀議が始まってた時期なわけで、あそこで話を聞いてたら
新法派と旧法派を共倒れにする献策を聞けたんですかね?

あと気になるのは、本当に教団の計画に気が付いてなかったのかです。
ガルバと南部が怪しいとまで辿り着いていたわりには
どうも対応が後手後手でらしくないなぁと。

ラヴィーニアは王に権を集めるため、権を剥奪する相手として
諸侯と官吏だけではなく、商人や農民まで名指ししていることから
他の官吏と違って民の力を軽視せず、朝廷に従って当然の存在とも思ってないことが窺えます。

そう考えると教団の蜂起って、農民と商人を屈服させるには都合がいいですよね。
農民が組織的な一揆を起こしても、王師にかかれば鎧袖一触だと天下に示せたし
教団幹部に大商人がいたのは、商人を適度に締め付ける口実になるかと。

さすがに王の命を危険にさらすことはないだろうから
アリスディアの関与は察知できてなかったんでしょうけど
教団の蜂起計画は、嬉々として見逃したんじゃないかなぁ。

準備不足で蜂起させるために、南部での一村虐殺を仕組んだとまでは言いませんが
後世の人に「だいたいラヴィーニアのせい」みたいな考察をされてそうな予感w

○アリスディアの感想
どうにも、主人公が召喚される前の教団穏健派の方針が謎です。
権力者の教化とか、穏健な手段として基本だと思うのですが、
大戦略不在というか、だから多数派なのに主導権を握れなかったと言えばそれまでですし
教国思想が生まれた時代には、既に関東には王がいなかったから
王の教化って発想が生まれ難かったんですかね。

初期主人公は強制的に故郷から引き離されて、王という名の奴隷にされたとも言えるから
自分の境遇に重ねて同情したアリスディアが、煩悶する主人公への救いとして信仰を説く
そんなアリスディアルートを妄想してる今日この頃です。
  • 投稿者: shika
  • 2014年 01月30日 20時19分
感想有難うございます!

>アエネアスって登場人物の中では、言動が日本の女子高生に近いですよね。
>まるで学校の教室にいるような気分になれて、郷愁を満足させていたのではないかと。
>主人公が深刻なホームシックに掛からなかったのは彼女のお蔭、と言えばヒロインっぽいですね!

あ~そういう考えも出来なくもないですね。
私としては王として迂闊に他人に文句や愚痴も言えない有斗が唯一、遠慮なくそれらが言える相手であるということが大きいのではないかと思います。
アリスディアにそれらを言うと、ただひたすらに頭を下げて謝られてしまうので、愚痴を言っている有斗が王という立場を利用しパワハラしている気分になり嫌気がさしますし、ラヴィーニアに言おうものならば理路整然と反論されて口を噤むしかなくなりますしね。
その点、アエネアスなら反論しても、その反論は例によって理不尽だから、正しいのは自分と思い込むことができる分だけ心理的に自分が上に立てるんだと思うんですよ。
傍にいて情が移ったってのが一番大きいんだと思うんですけれどもね。

>二回目って既に謀議が始まってた時期なわけで、あそこで話を聞いてたら
>新法派と旧法派を共倒れにする献策を聞けたんですかね?

ラヴィーニアはあの時点では有斗の実力と器量を把握していませんでしたから、次にどの手を取るかは有斗次第でしたね。
おっしゃるとおり両者を一掃する策、旧法派を一掃した後に、新法派を一掃する策、反乱を未然に防ぎ旧法派に借りを作って朝廷を握り、新法を厳格なものにして朝廷あげて施行する策を示していたでしょう。

>あと気になるのは、本当に教団の計画に気が付いてなかったのかです。
>ガルバと南部が怪しいとまで辿り着いていたわりにはどうも対応が後手後手でらしくないなぁと。

ガルバの動きに気付いた時はカヒの旧臣下やオーギューガなどの動きの方を注視していましたから、そことの関係性が薄れた瞬間に、ラヴィーニアの頭の中でそのことに関する優先順位が物凄く低下してしまったのです。
ことさら南部であると強調した理由はどちらかというと読者方に対する伏線といった意味合いが強かったのです。

>どうにも、主人公が召喚される前の教団穏健派の方針が謎です。
>権力者の教化とか、穏健な手段として基本だと思うのですが、

穏健派は本当に普通の宗教の信者です。布教にすらそれほど積極的でなく、自分の中の信仰としてソラリア教を持っているけれどもそれ以上でもそれ以下でもないのです。
権力者の教化という段階でその考えはもうソラリア教内では強硬派に入ってしまうんですw

>初期主人公は強制的に故郷から引き離されて、王という名の奴隷にされたとも言えるから
>自分の境遇に重ねて同情したアリスディアが、煩悶する主人公への救いとして信仰を説く
>そんなアリスディアルートを妄想してる今日この頃です。

ああ、そのアリスディアルートはいいですね。私に代わって書いてくださいw
私のアリスディアルートは王の地位を投げ出してアリスディアと一緒に関西の僻地に流民になっていくというENDでした。
  • 宗篤
  • 2014年 01月31日 20時43分
[良い点]
これだけの長さの作品をエタらず質を落とさずに完結させたところ。
本当に凄い。
[一言]
お疲れ様でした。
長い間楽しませていただきありがとうございました。
気が向いたら外伝やおまけの話をお願いしますw
  • 投稿者: 無記名
  • 2014年 01月30日 19時29分
感想有難うございます!

>これだけの長さの作品をエタらず質を落とさずに完結させたところ。

お褒め下さって有難うございます! 最後まで挫けずに書いてきた甲斐がありました( ´;д;)

>長い間楽しませていただきありがとうございました。
>気が向いたら外伝やおまけの話をお願いしますw

こちらこそ長い間、お付き合いくださいまして有難うございます!
外伝っぽい何かは書く・・・予定です。
  • 宗篤
  • 2014年 01月31日 20時08分
[良い点]
主人公が良い意味で普通の人的に描かれてるところ
[気になる点]
位置関係がいまいち分からなくなる事がある
[一言]
数日掛けて一気に最後まで読ませて頂きました。
主人公に対してたまにイラッとしましたがw、
でも、あんな彼だからこそ最後まで読ませて戴けたと思います。
最後の臣下に声をかけるシーンは「もう終わりなんだなあ…」と泣いてしまいましたw
久し振りに読み応えのある小説を読ませて戴けた作者さんに感謝です。
長い事お疲れ様でした。
感想有難うございます!

>位置関係がいまいち分からなくなる事がある

それは地理状況でしょうか? それとも部隊の配置位置でしょうか? それともキャラの立ち位置でしょうか?

>主人公に対してたまにイラッとしましたがw、

スミマセン・・・

>最後の臣下に声をかけるシーンは「もう終わりなんだなあ…」と泣いてしまいましたw

あのシーンは何故か好評を博しており、作者としては嬉しい限りです。
瓜の話やセルウィリアの告白を有斗が拒否った前後の話に比べて、それほど力を入れて書いたのではなかったんですが・・・

>長い事お疲れ様でした。

こちらこそ長い間お付き合いくださいまして有難うございました!
  • 宗篤
  • 2014年 01月31日 20時03分
[一言]
ちなみにアメイジアのような「別次元の世界」ってもしかすると実在するかもしれないとか思うんですよね。

我々の三次元宇宙は「膜」に囲まれているらしいのですが、この膜を突き抜けると他の次元が存在すると提唱してる教授もいたりします。

我々の宇宙と物理方程式が違ってる次元とか行ってみたいですよね。

例えば歳をとる事のない次元とかww
  • 投稿者: 下杉家
  • 2014年 01月29日 22時43分
違う世界、新たなフロンティアがあるのならば行くことが叶わずとも色々と知りたい気はします。
新たな発見で毎日が楽しいでしょうねぇ・・・
大人になり知識が増え、ネットに触れてしまって、どうやら幽霊もUFOに乗った宇宙人も怪獣もUMAもいないということを知ってしまった今となってはそんなことを考えてしまいます。
子供のころの世界はなんて広かったんだろう・・・
  • 宗篤
  • 2014年 01月31日 19時59分
[一言]
そういえば、ラヴィーニアが従えていた暗殺者さんって何者だったんですか?
最後まで特に何の話題にも出なかったので、気がかりが残りました。
たびたび、質問すいません。
ポイントも入れてないのに。
  • 投稿者: 未登録
  • 2014年 01月29日 18時22分
感想有難うございます!

>そういえば、ラヴィーニアが従えていた暗殺者さんって何者だったんですか?
>最後まで特に何の話題にも出なかったので、気がかりが残りました。

ラヴィーニアが私的に抱えていた情報員です。忍者のような存在と考えてもらってかまいません。彼女は情報を握ることこそが何よりも大切であるということを知る人物でした。自分の俸禄の過半を彼女のような特殊なスキルを持つ人物を抱えることに使っていました。

>たびたび、質問すいません。
>ポイントも入れてないのに。

読者がどういうところに疑問を抱いたかを知ることも作者にとって重要なことですから、別にかまいませんよ~ これからも質問があるようでしたら、気にせずにお聞き下さい。
  • 宗篤
  • 2014年 01月29日 20時19分
[良い点]
エタらずに完結出来たことはすごいと思う。
[一言]
外伝を書くならば、影の薄い将軍に関して、一人当たり2~3話作っていただければ、誰だっけこいつにはならなくなるかもしれません。
影が薄そうな人は個人的には、アクトール・サビニアス・ステロベ・フュベル・プロイティデス他にもいるかもしれませんね。

それぞれの人物の後の世の評価を聞いてみたいです。
三傑四姫十一神将以外に、カトレウス・バアル・テイレシア・エロスも後の世でどういわれてるのか気になります。

最後のほうは放置されて、ウェスタさんはお怒りのようです。酒宴の席に忍び込んで無理やり参列するかと期待していたのに、結局最後は空気になってしまったような気がします。

有斗はアエネアスがいる理由を、家族にうまく説明できるのでしょうか?

私が考えたいいわけ
①外を歩いていたら、空から美少女が降ってきた。
②神様に彼女くださいと願ったら、地面から生えてきた。
③街で黒服に追いかけられていたので逃亡の手助けをした。
④けがをした子犬を助けたら、恩返しに来た。

①と②は厨二病重症者ですな。
③はスパイ映画か何か?
④は日本昔話風味?

う~んどれも説得力がない。
  • 投稿者: 凸凹
  • 2014年 01月28日 23時15分
感想有難うございます!

>エタらずに完結出来たことはすごいと思う。

自分の好きなものを好きなように書いたからですかね? その分、ライブ感が少なくなってしまったようなきもします。

>影が薄そうな人は個人的には、アクトール・サビニアス・ステロベ・フュベル・プロイティデス他にもいるかもしれませんね。

さすがにそんなに書く気力は・・・(´・ω・`)
それにしても序盤の三対一の闘いなど数々の見せ場があったはずのヒュベルさんの名前が間違えられるとは・・・作者の思惑と違って影が薄かったのかなぁ・・・

>それぞれの人物の後の世の評価を聞いてみたいです。
>三傑四姫十一神将以外に、カトレウス・バアル・テイレシア・エロスも後の世でどういわれてるのか気になります。

カトレウスはアリト王に唯一の黒星をつけた相手として(有斗が負けたという不名誉を覆い隠す目的の為にも)武人として高く評価されています。
テイレシアもそのカトレウスと五分に戦ったということで人気は高いでしょう。
バアルは初期のころの評価は散々ですが、後世になるにつれて、王女に対する悲恋や権力と戦った男といった庶民受けする要素があることで軍記物語の主人公となり、評価は上がっていきます。
エロスは徹頭徹尾評判は悪いままです。これはアリスディアが教団に加担していたということを少しでも塗布するために朝廷が意図的に悪人にしたてあげたということがあります。

>最後のほうは放置されて、ウェスタさんはお怒りのようです。酒宴の席に忍び込んで無理やり参列するかと期待していたのに、結局最後は空気になってしまったような気がします。

いろいろと考えた結果、ウェスタさんは三傑四姫十一神将内に入るだけの活躍をしてないと判断し、除外しました。
それにマシニッサに続いてウェスタまでもが勝手に王都に来るという展開も芸がないですし・・・
ウェスタさんの役割は有斗を河東へと攻め込ますことで終わってましたし。

有斗はアエネアスがいる理由を、家族にうまく説明できるのでしょうか?

有斗のことだから①に近い言い訳をして、「そんなことあるわけないでしょ!」と怒られ、いろんな事情があって行く所がないので許してくださいって土下座して許してもらうパターンかなぁ・・・
  • 宗篤
  • 2014年 01月29日 20時11分
[一言]
>あと最終話の後書きにセルウィリア描いて載せときましたよ。

おおお~~~~~!!
セルって書いてるのでもしかしたらと思ったら・・・

どうもありがとうございます(^^)

そして超絶美少女!!

有斗最後やっときゃよかったのにwww

ちなみに来てる服着物みたいな感じですが、服もサキノーフ様がもたらしたんでしたっけ?
  • 投稿者: 下杉家
  • 2014年 01月28日 22時48分
>有斗最後やっときゃよかったのにwww

ね~一回くらいしとけばいいのにw

>ちなみに来てる服着物みたいな感じですが、服もサキノーフ様がもたらしたんでしたっけ?

もちろんサキノーフが来る前から着物はありました。トーガみたいな服が主です。ただサキノーフが来たことで着物が導入され現地の衣装と混濁してちょっと変わった着物ができあがったというわけです。
  • 宗篤
  • 2014年 01月29日 07時12分
[一言]
あらすじの
「※この作品において初期状態の主人公は〜」
から下は消した方が読む人が増えると思う。
ネガティブな事を表紙に書いたらそれだけで読む気をなくしてしまう人が多いよ。
そう言われてみると、確かにそういうものなのかもしれませんね。
お言葉に従って消してみることにします!
有難うございました!
  • 宗篤
  • 2014年 01月29日 01時17分
[一言]
本当にお疲れ様でした
とても良い小説だったと思います

外伝を書いてもいいんですよ(笑)
  • 投稿者: 月奏
  • 男性
  • 2014年 01月28日 13時09分
感想有難うございます!

>とても良い小説だったと思います

そう言っていただけるのは実に作者冥利につきる一言です。有難うございます!

>外伝を書いてもいいんですよ(笑)

紅旭の虹徒然草という解説だとか設定だとかつらつら書く私の私による私だけの随筆っぽい何かにちょっとした後日談なんかを書くつもりではあります。そこでひょっとしたら外伝も書く・・・かも・・・
  • 宗篤
  • 2014年 01月28日 19時52分
[一言]
完結おめでとうございます。

ラヴィーニアが召喚の儀式を言い出した時はついにラヴィーニアが牙を剥いたかと心配しましたが、有斗が無事に帰ってこられてなによりでした。

  • 投稿者: 摩天楼
  • 2014年 01月28日 11時59分
感想有難うございます!

>ラヴィーニアが召喚の儀式を言い出した時はついにラヴィーニアが牙を剥いたかと心配しましたが、有斗が無事に帰ってこられてなによりでした。

ラヴィーニアさんはどんだけ信頼がないんだ・・・あれほど毎日、身を粉にして働いているのに・・・ (´・ω・`)
  • 宗篤
  • 2014年 01月28日 19時50分
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