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完結お疲れ様でした。
  • 投稿者: 京谷
  • 男性
  • 2025年 02月01日 12時32分
 こちらこそここまでのお付き合い、どうもありがとうございました。
あぁ…完結済みになってる…!
感無量といえばそうだけれど、寂しい気持ちの方が強いなぁ。


『困った子たち』
そっちかーw 向こうは向こうで釣りだもんね。獲物は馬鹿な方がいいわけで。
確かに事故る状況って、そうだよね。明らかに無理だったら諦めるもん。泳げない人ほど空気ベスト着てて溺死しないのと同じ。
工場での事故は終業一時間前に七割が集中してるんだって。これは私自身、身に覚えがある。交通事故も六割が自宅の近所だとかで、人間は「あとちょっと」に非常に弱いのだ。
子供への教育は、その辺の情報も強調するべきだと思うおばちゃんでした。

『記される』
不気味! こういう意味わからん呪われ方がいちばん怖い。
家を絶やすんじゃなくて、赤子だけを残すとは。いったいどういう魂胆だ理由はなんだ? 出産と縁の下が関係する怪異といえば「鬼児」が思い浮かぶけど、あれは亀だしなぁ。なんか解決したようでスッキリしない後味、リアル怪談っぽくて大好きである。

『語り継ぐ』
これは素晴らしい! 最後になんて私好みの話を持ってきてくれたのか! わかっとるやんけ!
それぞれのエピソード、どれも好きだなぁなんて思っていたら、まさかの欲張りセット。からの、どれでもなかったという二段オチ。物語としてのフックや構成がお見事です。
謎が残ったにも関わらず、妙に爽やかというか、ニヤニヤする読後感にやられました。
タイトルも良いよね。こうして語り継がれた話は、いつかどんな結末を迎えるんだろう。
投稿サイトでの千話達成、タイトルどおり語り継がれる偉業だけど、終わり方がこうも美しいと、伝説として語り甲斐があるな。まさに『奇』という作品を締めるに相応しい、エッセンスの凝縮された、象徴のような最終話でした。なんというか、この一話にぎゅっと『奇』が詰まってる気がする。


終わってしまったなぁ…。
長い間、本当にお疲れ様でした!
まとめて読むのが好きなので、毎週感想は上げられなかったけど、楽しんだし、怖がったし、学ばせてもらいました。
かれこれ十年追ってた作品になるのか。千話だよ凄いよ。青行灯×10だよ。もう青行灯の会だよ! 怪じゃなくて会だよ!
よく考えたら、これ千話読んだ方も凄くね?w
これからもファンでいますからね。商業でもなろうでも、新作お待ちしておりまっせ! 
  • 投稿者: 雪麻呂
  • 2024年 11月18日 00時31分
「困った子たち」
 そっちの視点でした。水中に魚影は見えるのに、一向に釣り上げられない釣り人の気分といったところでしょうか。
 そして人間が「あとちょっと」に弱いのは仰る通りだと思います。
「木登りの名人が弟子を高い木に登らせた際、高い場所にいる時は何も言わなかったのに、軒先の高さまで降りてきた段になってはじめて、『気をつけて降りろ』と声をかけた。『なんでこんなタイミングで』と尋ねたら、『ミスってのは簡単に思えるところに来てから出るんだ』との答えだった」なんて話が、『徒然草』にもあったりしますしね。


「記される」
 不気味な呪いの感じを出しつつ、鳥獣戯画っぽく筆と帳面を持った可愛らしさをアピールしてみた話だったり。
 赤子が記されていなかったのは、実は生まれたばっかりで記入が漏れてたという説があったりします。萌えポイントです。


「語り継ぐ」
 千話目のタイトルを何にしようかなとまず考えて、つけた名前から逆算で仕立てた話になります。俺にしては珍しい書き口でした。
 巷説はどれも真実を掠めていて、それでいてどれも間違っている。そんなことの象徴のような、にしてもそれこそ法螺話のような真相譚。この話自体が、また口づてに膨らんで吹聴されていくのでしょうけれど、ま、人の楽しみになるならそれでよしといった感じです。
 一種小狡いトリックめいた展開ではありますが、お気に召していただけて何よりなのです。


 末尾となりましたが、感想と完結までのお付き合い、誠にありがとうございました。
 十年、青行灯パーティと言われると、ああ随分書いたなあという実感が湧くような湧かないような。そんな数多い話をお読みくださり、またそれぞれについて心を動かしてくださったことを、とても嬉しく思います。そうだよ、まったくだよ、千話読んでくれた君は凄いよ!
 そして寂しがっていただけるのも、書き手としてはありがたく、嬉しいこと。
 そう感じていただける物語を世に送り出せるよう、励んでいきたく存じます。今後とも、どうぞよろしゅうに!
どんな物語も、いずれ変化し源とは違う姿になっていく……流浪流転の不思議の話、千話到達おめでとうございます&お疲れ様でした。
人知の及ばぬ神仙の存在から、情けは人の為ならぬ恩返し、情に棹させば流される間抜けた怪異も、多種多様。
もしかしたらどこかで起こりそうで、どこぞの名刹の曰くに書かれていそうで、振り返れば背中から声がかかりそうに思う……でもどこにもない、ここだけの千編の物語。毎話、本当に好きでした。
長い間、ありがとうございました。鵜狩さんの行く先にたくさんの不思議とたくさんの幸せがありますように!
 巷説の真相やら何やらってのは大抵こんなものですし、正体が知れてもそこからまた尾ひれ背びれが生えて泳ぎ出すもの。
 なので人の楽しみになったればそれでよいのだと思います。
 そんな心地で、本作もあれこれと書き綴ってまいりました。ありそうでなさそうな、近そうで遠そうな怪談奇譚の全千話たちを、好きと仰っていただけて大変に嬉しく存じます。
 そしてこちらこそ、長きに渡るお付き合い、どうもありがとうございました。
 拙作お楽しみいただけましたらこれに勝る喜びはありません。そして新作公開の折にはまたご高覧願えましたら、とても幸せなのです。
完結お疲れ様でした。
連載開始からかれこれ10年以上になるんですね。終わってしまうのは寂しいですが1000話分ゆっくりと楽しませていただきました。
ありがとうございました。
  • 投稿者: 千代華
  • 40歳~49歳 女性
  • 2024年 11月16日 23時12分
 ご指摘でこの掌編集との付き合いの長さに気づき、愕然としました。序盤の話は別サイトで書いていたものを移行してきているので、実際は10年を優に越える関係であったのだなあ……。
 当方の感慨はさておき、そうも話数の多い物語に完結までお付き合いいただけましたこと、深く御礼申し上げます。
完結お疲れ様でした
長い間楽しませていただきました
 長らくありがとうございました。
 掌編集ではありますが、一話それぞれの愉快を提供できていたなら、嬉しく思う次第です。
完結お疲れ様でした。
終わってしまうのは少し寂しいですが、気長に新作を待たせていただきます!
  • 投稿者: 八咫鴉
  • 2024年 11月16日 21時39分
 長のお付き合い、ありがとうございました。
 今後も興じていただけるものを提供できたらと考えてはおりますので、お暇の折にまたお運びいただけましたら幸いです。
1000話もの長きに渡り素晴らしい掌編を紡いでいただいたこと、読者として厚く御礼申し上げます。
土曜日の楽しみが一つ減るのは残念ですが、本当にお疲れさまでした。
また新しい作品を楽しみにしております。
 こちらこそ長らくのお読みいただき、感謝申し上げます。やはり読み手あっての物語ですから。
 本作はこれにて完結となりますが、また楽しみにしていただける作品を書いていけたらと思いますので、また多作もご高覧いただけましたら幸甚にございます。
 ただ一文字になんとお返ししたものか。
 とまれ本作をお読みいただけましたのなら、ありがとうございます。
『かんざし蛇』
怖さもあるけど、それより美しいと感じた。情緒たっぷりの、まさに日本の怪談ですなぁ。
ご隠居と何があったかは気になるところ。きっと蛇になる前は、さぞその簪が似合ったに違いない。
なんでかな。日本昔ばなしの「十六人谷」を思い出したのよね。あれは絶対に大人向け。

『覗き窓』
あぁこれ、見えるのと見えないの、どっちが不味いんだろう。見えたら駄目なパターンが主流ではあるけど、逆に加護を貰ってるかも? 見えなかった奴の方が事故に遭った、とかの方が後日談としては好みである。
まぁ、実際遭遇したら、どっちも怖いw
  • 投稿者: 雪麻呂
  • 2024年 10月27日 18時51分
「かんざし蛇」
 ひとつの怪談、或いは恋愛譚のその後……みたいな雰囲気で書いてみました。美しいとご高評いただけて何よりに存じます。
 詳細は不明ですが、隠居の大事な思い出であったことに間違いありますまい。
 ところでアニメの「十六人谷」は思い出を語る元木こりの爺さん+木こり仲間15人ですが、元々の富山の民話だと飯炊きの爺さん+木こり16人のメンバーで、爺さんは死なずに生き残っていたりします。
 更に大元となる「十三人の炭焼き」という話もあるらしく、物語の変遷って面白いなあと思う次第にございます。
 

「覗き窓」
 向こうが興味を持って覗いてきているので、おそらく見えない方が安心なのではないかと思われます。
 ただ見ていて気に入って加護をくれるとかあるかもなので、見えない方が事故に遭いやすいとかもありうると考えられます。
 どちらにしろ語り手は、まああんまりよくないものに好かれちゃったね、みたいな感じですな。 
なんか感想フォームすっきりしたな?
あと少しだけど、応援してるからね!


『夏吹雪』
夏の20度と冬の20度が全然違うの、納得いかない。
季節だけワープして冬に繋がったのかな。夏は冬の寒さが恋しく、冬は夏の暑さが恋しく…繰り返してたら、確かにそのうちバグりそうかも。
余談だけど、同じ状況の夢を見たことがある。初めての家族旅行に行くことになって、はしゃいだ私が玄関の戸を開けると、夏なのに雪が降ってた。蝉の声をバックにしんしんと積もる雪、頬を打つ冷気。慌てて振り返ると、忽然と家族が消え失せていた…という夢。めちゃ怖かった。


『蜂屋さんの靴』
この理不尽さが、まさに学校の怪談って感じ。目的不明なところとか、謎ルールを守らなきゃいけないとか、いいよね。こういうの大好き。
実際に先生が対応してるっていうのが、また「っぽい」。真相はどうあれ、無視できないということは、それなりの事情があるわけで。
二度目は助からない、はゾッとしたね。
ていうか蜂屋さんて誰やねん。

『仲間意識』
生きてる人間の方が連帯感強めちゃうパターン、新しいかも。こういうのって、一人しか感じなくても全員で感じても、どっちでも嫌だ。
しかしこの手の霊って、当たり前のように座るな。たまには立ってろと言いたい。こっちは生きてて大変なの。骨盤が痛いの!

『蛇骨』
これは弟、やっちまってるんじゃ…いや兄が己を呪物とした可能性もあるか?
争いって拗れると、自分の利益すらどうでも良くなることがあるからねぇ。なんとしてでも相手を滅ぼすのが目的になっちゃって。
蛇は神の使いだったり、邪に通じるから不吉だったり、正反対の性質を持つのが魅力よね。
いずれにせよ、どっちも後継者に向いてなかった件。

『百薬の長』
ひえっ! 精の付くもの食べたから治ったと…? まぁ生命力ありそうな男だもんな…。
いやそもそも、この娘って人間だったの? そこから怪しい気がする。
四谷怪談しかり、清姫しかり、女の恨みを買うのは代償が大きいねぇ。

『猫囃子』
あら可愛い! 絶対見たいやつ! なんで邪魔しちゃうんだよ~婆ちゃんよ~!
普通に慣れてて、当たり前のように対処してるのが面白いね。江戸怪談っぽくて好きな空気感。
何か不吉なことが起こるのか? とも思ったけど、単に「うるせえ散れ!」って感じなんよなぁ。猫たちは後で悪口大会してるんだろなw

『かえりみる』
ちょっと良い話だと思いかけた。やっぱり途中で「いやいやいや」てなった。気付いてないのが逆にヤバいよ!
魅入られてるという状態なのか、それとも本当に山の一部として取り込まれようとしてるのか。素質があるんだろうな。
山の方に何の悪気もないというか、それこそ自然現象っぽいのが怖い。なんというか、山って、あっちの領域な気がする。

『塗られる』
普通に嫌! 怪異でも人間でも怖いんだわ!
風水なのか目印なのか、はたまた別に意味はないのか…どれでも迷惑すぎる。チェーンはたぶん、役に立たないと思うよ…。
引っ越せや! とも思ったが、付いてきたらもっと嫌だから動けないなこれ。
  • 投稿者: 雪麻呂
  • 2024年 10月15日 01時47分
 もうあと5話となりますが、引き続きよろしくお願いいたします。
 以下感想返信など。


「夏吹雪」
 温度の差は、それだけ地球が宇宙を泳いだのだと考えれば致し方なしと思えるはず!
 ベースイメージはハインラインの『夏への扉』だったりします。冬になると主人公の飼い猫がね、いくつもある猫用扉を覗いて回るのです。そのうちのどれかひとつが、夏へ通じているのではないかと考えでもするかのように。
 そして余談。
 結構ぞっとする夢ですな。雪は遮断とか閉じ込めとかそういうイメージがあるので、突然関係を断ち切られてしまったような不気味さがあります。それで一本書けそう。


「蜂屋さんの靴」
 学校の怪談風味に上手く仕立てられたのではないかと、我ながら悦に入る一編でした。
 存在が謎で、しかも謎ルール押しつけてくるのっていいですよね。親切に対応してくれる学校側ってのも、裏事情を感じさせる要素として好きなヤツです。
 蜂屋さんが何者であるかは、二回目に遭遇した人間だけが知っているのかもしれません。


「仲間意識」
 被害者の会的な連帯感であり、仲間意識のお話でした。こういう、口にはしない統一見解ってな空気、あると思います。
 あと座るなとのことですが、こいつらの場合居場所が大変冷たくなるので、立ってられる方が迷惑かもしれません。通路移動してたらいきなり冷気の塊にぶつかるわけですし。


「蛇骨」
 やっちゃってますねぇ、弟。
 争いは目的を見失って、相手に損させることが主眼になったりすることがままあります。戦争を始めるのは簡単だが、終わらせるのはとても難しい。
 そして、「どっちも後継者に向いてなかった」は、この件についての至言でありましょう。
 

「猫囃子」
 猫どもにしてみれば、一夜のロックフェスティバルだったのかもしれません。
 だが婆ちゃんからすると、聞き慣れた騒音なのです。はよ寝ろ!
 多分猫たちと婆ちゃんは永遠のライバルで、婆ちゃんの葬式には猫ロックが夜通し奏でられるのだ思います。


「百薬の長」
 食べ物がよかったのか、それとも溜め込んだストレスを解消したのがよかったのか。完治の理由は娘のみぞ知る、っといったところでしょうか。
 性別問わず、そもそも恨みを買わぬのが一番でありましょう。


「かえりみる」
 爺ちゃんもそうだったということで、そういう素質があったり、向こうに好かれやすかったりするのでしょうねぇ。
 仰る通り山というのは基本異界で、なればこそそこから戻るアリアドネの糸として、親子の情や縁が機能したのだと思います。
 顧みて、省みたからこそ、語り手はこちら側に今も居られるのでしょう。


「塗られる」
 住居ってのはボディゾーンみたいなところがありますから、勝手に塗り替えられるのは嫌ですね。意図が不明なまま続くのも尚更嫌です。
 あと俺もおそらく、チェーンは何の役に立ってないとも思います。
 そして引っ越して、塗られなくなって安心して、それから月日が大分経ってから不意にドアを塗られたりすると、「見つけられた」「追いつかれた」の感があって絶妙ですな。
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