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[良い点]
こう如何にもなモノを公務員の方が事務的に処理をされると、なんとも言えない気持ちになりますね。
知らない方が良いこともあるっていう…
  • 投稿者: 佐斗
  • 2020年 10月18日 01時03分
 実を言うとこの処理に当たった人物、語り手に「役所の者です」って名乗っただけなのです。所謂、「役所の方から来ました」というヤツで、警察からどう連絡が巡ったのかも語り手は知らないという。
 強く言われると、「あ、はい」とつい頷いてしまうその気質を見越しての仕業であろうかと思われます。
[良い点]
わからない、なにもわからないよ……!
なんかわからないけど特になんもやなことはなかった……けど「今度」はないにこしたことない気がしてきます。
 知らない方が幸せ、ってこともありますから……。
 役所(の方から来た)人の説明が不足なのも、きっと気遣いの一部なのです。
 そして確かに、「今度」なんてのはないにつきますね。
[良い点]
タイトルと喋れないなら噛み付けば良い、そんな内容で笑っちゃいけないけどちょっとフフッてなりました。

娘の行動や男の最期が分かりやすくも簡素な文章の事件の記録のようで、古い書物にそのまま書かれていてもおかしくないように思えました。
  • 投稿者: 佐斗
  • 2020年 10月11日 01時27分
 内容と組み合わせてのタイトルなので、ご笑覧いただけて何よりです。
 そして実は、「〇州でのことである」から始まる話はいつもの一人称語りではなく、『聊斎志異』や『耳袋』のような、聞き書きをまとめたものっぽい雰囲気をイメージして書いていたりなのです。起きたことだけを簡素に記して、関わった人の感情は想像していただくスタイル。
 ひとつのやり口として、お楽しみいただけましたら幸いです。
[一言]
播州の女は気が強いらしいのですが、だったら死ぬ前にやっとけよと思ってはいけないのでしょうねw
まあ、刑部姫とかお菊さんとか、あの辺の女の人は恨みつらみを忘れないタイプのようです。
 まあ生前だと、筋力や状況的問題で太刀打ちできなかったのでありましょう。
 時に長壁さんって、何か恨み深いエピソードありましたっけか。
 人間側が調子に乗ると蹴飛ばしに来る(蹴られた阿闍梨は死ぬ)くらいの印象しかなかったり。
[良い点]
珍しく勧善懲悪な昔話。
バンギャに手を出すボーカルは最低だと、私の辞書にも書いてありますし……!
しかし一抹の悲しみが残るのは、やはりどんな手ひどい復讐を遂げたところで、娘は帰ってこないからでしょうか……。
 大抵口のなしの死人が、自分の手(というか口)で報復を遂げた話でした。
 仰る通り彼女が蘇るわけではなく、縁者の悲しみは尽きぬ模様です。
 ちなみに喪失に関する周囲の感情については本文中で触れようかと思ったのですが、怪からピントがぼけるなとオミットした部分でしたました。
 汲んでくださってありがとうございます。
[良い点]
ひゃん! 単に気持ち悪いだけかなって思ってたら、確かに確かに……!
そう考えると悲鳴の辺りから、いやもしかしたらここに住んだところから何者かのたくらみだったりとかとかどんどん疑心暗鬼になっちゃうので、やっぱり引っ越すのがいいのかもしれません。
「気持ち悪いけど、実害ないしまあいいか」で済ましていたら、後々大変なことになっていた感があります。
 仰る通りでどこからが仕込みだったのか知れませんし、疑い出せば限がない。すっぱり引っ越して逃げてしまうのが一番でありましょう。
 ……実は語り手を追い払うことこそが、悲鳴の目論みであったやもしれませんけれど。
[良い点]
その音は本当に狸が太鼓をぽんぽこ叩いているのか…それとも物理的な腹太鼓なのか…
気になって夜しか眠れそうにありません。
  • 投稿者: 佐斗
  • 2020年 09月27日 01時18分
 昼食後の昼寝ができないのは大変な事態なので調査を敢行したところ、打ち込み音源であると判明しました。
 最近の狸はハイテクだなぁと感心しつつ帰ってきたのですが、思い返せば、俺は化かされたのかもしれません……。
[良い点]
私、狸には詳しいんです。
犯人は狸に間違いないですね。
 これはきっと、楝アキナちゃんからの感想に違いない。
[良い点]
爺様の若い頃に何があったのか、色々想像しちゃいますね。
恩を施したという噂は本当か、いえもしかして爺様は実は狸だったのでは……?
いやいや、そもそも「変装術の達人」という噂は、なにがどうなって村の人々に知れることになったのやら。なにやら活躍した逸話もありそうです。
 こうも厚く弔意を示されるとなると、ただの貸借関係だけでない仲であったのでしょうなあ。
 芝右衛門狸は死後ひと月ほど人のままだったとも申しますし、爺様が狸説もないことではないかもしれません。
 変装術の達人エピソードは、百のうちひとつふたつ格好いい話があるかもしれませんが、残りの九十くらいは全部、「誰誰さんに化けて誰誰さんを驚かした」くらいのくだらない仕業かと思われます。
 なんせ狸と仲よくなれる爺様ですから、気質的に悪事や大事はやらかさない気がするのです。
[良い点]
権六が逆境にめげず運命を覆したってことになるのなら、凄くカッコいいですね。最期の掌返しの判断は難しいです…。もしかしたらあの産まれでなければ、全く違う人生を辿っていたかもしれませんし。

全然関係ないですけど、火の鳥を思い出しました。似たような畜生に振り回された人々みたいな。
  • 投稿者: 佐斗
  • 2020年 09月19日 23時27分
 逆境あってこそ運命を覆して大成したのか、別に苦境を経ずともできる男であったのか。
 もしもの帰結が知れない以上、彼奴らの是非について言及するのは難しいのですよね。
 この辺り、畜生どもの狡猾なところだと思います。

 あと火の鳥。
 超常の存在だと思うと畜生ぶりが際立つあいつですが、人間の振る舞いとしてみるとわりと妥当な気がするのです。
 そして火の鳥から罰を受けた人々は、自分の罪が裁かれたことでちょっぴり救いを得ているように見えるところが手塚先生の人間描写の凄いところであるなあと思うのでした。
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