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[一言]
「奇」のスタイルでは珍しい長めの描写が続くと思ったら、そう来たかぁ……
 語り手の常識、固定観念の表れとして、嫌悪感を眺めに敷いておいてみました。
 この細工が、気づきに対する衝撃として上手く機能していたならよいのですが。
[良い点]
なにやらおぞましい生き物をカエルと呼び続けている一族が、どこかにいるのでしょうなぁ。
今後は家の外で、いや一人暮らしの家の中でも、会うことがないと良いのですが……。
 それが「カエル」を知られないための隠語なのか、はたまたどこかの何か(誰かとは言わない)の影響で認識自体を歪められているのか。
 真相は定か鳴りませんけれども気がついてしまった以上、一人暮らしの部屋に帰るとそこには大きな「カエル」が居て……みたいなことになる可能性もありそうです。
[一言]
年始めなので、感想欄へ参りました!
今年も更新楽しみにしております(´∀`*)

『袖中虎』
これじゃあ猫だねw トラだけに酒に弱いと…こういうのは弱点がわかりやすい方が可愛いと思うのだ。食われた鶏は災難すぎるけどw
十二支で揃えたら、そういう少年漫画になりそう。
何故だか「うしおととら」を思い出したよ。あの作品もトラが可愛かったよねぇ。

『鯉女房』
恋ならぬ…そっちかぁ。魚が人に化ける話って、ままあるけど、日本人は本当に擬人化が好きな民族だと感心する。最近じゃ推しが神社に奉ってあったり博物館に展示されてたり、どうなってるんだ我が国は(とうらぶ沼から抜けられないオタクの悦び)!
日本人てやつは、美しいものは種族を超えて愛してしまうのかもしれないね。異類婚姻譚は悲恋と相場が決まっているが、さて…彼等はどうなったのか。


  • 投稿者: 雪麻呂
  • 2022年 01月04日 23時05分
 あけましておめでとうございます。
 本年も拙作にお付き合いいただけましたら幸甚の極み。何卒よろしくお願いいたします。


「袖中虎」
 マタタビ嗅いだ虎を見たことがありますが、もう完全にでっかい猫でした。
 そして袖に獰猛な生き物を飼うというのは中国系仙人のやり口だったりします。『封神演義』はジャンプ漫画にもなってますので、まだまだいける素材です。
 あと『うしおととら』はバディものの最高峰のひとつであると、俺は信じて疑いません。
 あいつは実に可愛いですよな。


「鯉女房」
 恋女房ならぬ魚類でした。
 悲劇に終わる異類婚姻譚は、一方が正体を隠すことによって別離が生じるのが大半です。このふたりはおそらくその辺オープンなので、きっと大丈夫ではないでしょうか。
 日本人の擬人化好きには、やはりアニミズム的感覚が関わるのだろうと思います。
 八百万の神様といえば信仰めきますが、様々なものに感情とあり方を見出して畏れ慈しむ心が共通項としてあればこそ、多様な変化が受け入れられるのだろうな、と。
[良い点]
ちゃーんとライバルを妨害してるとこ、鯉女房さんなかなかのヤリ手……!
 種族差というビハインドを背負っておりますからな。
 対抗勢力を導入してきそうな不穏因子には、きっちり目を光らせておかないとなのです。
[良い点]
小さくなってれば、猫さながらでカワイイかもしれない!
あけましておめでとうございます。
本年もどうぞよろしくお願いします。
 あけましておめでとうございます。
 こちらこそ本年もよろしくお願いいたします。

 袖の中に納まることもできる虎なので、実際可愛らしい小ささになることも可能なのですが、でかい図体のまま身を小さく竦めて叱られている方が愛らしいと思うのが俺の性癖です。
[良い点]
いやあ、ほら。もしかしたら人魂の方でも人違いに気付いていづらくなったのかも。
 ああ、なんか人違いでやって来たてたってのも面白いですね。
 あと「ここは〇〇の家だったはずなんだけど?」みたいなのも。
 きっと以前にそこ住んでいた家族と人魂とのハートフルストーリーがあったに違いないんだ……。
[一言]
まさに彷徨える亡霊w
 いやいや実はただ見えなくなっただけで、まだそこにいるのかもしれませんぜ?
[良い点]
これがほんとの竜頭荼毘……ではないのですが。
苦労の分の甲斐というものを考えると、なんとはなくもの悲しくなりますねぇ。
 荼毘とは上手い変換ですな。
 旅客は食われ水運は滞り、当の鰻は命を奪われて鰻屋は銭失い。
 三方一両損どころではない赤字ですが、まあ退治しなかったその後の害を考えれば、収支は辛うじてプラスによるといったところでありましょうか。
[良い点]
鬼畜の所業という言葉がありますれば、鬼になる母もおりましょうな。
しかし、隣で手伝ってくれている彼(?)もまた、鬼ではないと限らない訳で……。
 誰の心にも獣や鬼が住まうもの。
 それを発露しないのが人としての在りようですが、人として積み重ねた皮を本性が凌駕してしまう事態もままあるもので、何とも、何とも。

 語り手は相手の心理を思うように誘導しようとしているふうもありますし、真から同情して慰めるようでもあります。
 けれど疑いの心は、それこそ暗闇に鬼を生ずもの。
 信じるか信じざるか、渡る世間はむつかしいものですなあ。
[良い点]
こののんびりしたお嬢さん、前にもどこかで見た気が……!
言葉がわからないからって、生返事しちゃいけないのだぞ!!うーん、今回はせーふせーふ!
 お気づきいただいた通り、こののん気者は「まじない石」「尻尾を出す」などに登場している語り手です。
 そして生返事がよろしからぬのもまた仰る通り。
 でもわざわざ抜けない指輪なぞ嵌めて縛るやり口からして遠距離には手の届かない相手のようですし、きっとセーフでありましょう。
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